2011-09-21 (Wed)
私が幼い頃、いろんな意味でとても人が怖かった。

人と関わる事が恐怖で
なるべく関わらないようにすることばかり
アレコレ考えていた。

街や路上で中途半端に知っている人と
出くわすことが何より嫌で、

万が一、そういう人と出会うと
気がつかないフリを一生懸命演技した。


でも、母親と歩いている時などは
無理矢理引っ張り出されて挨拶を強制される。

まあ、挨拶は人として当たり前のことなのだが
強制されてモジモジしている私の性格の弱さや
こういうとことがダメだということを、
その出会った人にまるで言い訳のように愚痴るのだ。

他人に私のダメなところを伝える必要があるのか?
と、幼心に思いつつ、
でも、「自分って人間としてダメなんだ」
と責められているようで苦しかった。





のび太、幼児期は知らない人にも
なれなれしく挨拶してついていくような
愛嬌たっぷりの子だったが、

成長とともに高学年くらいから昔の私と同じように、
誰かと突然出会うことを嫌がった。

そうだよね。お母さんも小さい頃そうだったよ。

だから、ムリに挨拶を強要しなかった。

車に乗っていて赤信号で止まっている時に
よく、歩いている同級生とかがこちらに歩いてくることがある。

そんなときは、

「のび太!○くんが来た!」というと、
慌てて頭をかがめて見えないようにする。

親子グルになって(笑)知り合いと出会わないようにしていた。





「でもね、のび太、本当はちゃんと挨拶しなきゃいけないんだよ。
 それが、人と人が関わって生きるってことなんだよ。
 もし、相手も自分も気づいたら、その時は
 ちゃんと挨拶しなきゃね。

 それに、大人になったら自分からきちんと
 挨拶できるように頑張ろうよね。」

と言う事だけはいつも言っておいた。





さて、P中学に入学した。

P中学は礼節も重んじる学校だ。


「挨拶は先手必勝」が目標だとか。

つまり、相手に挨拶される前に
こちらからガッツリ挨拶すべし!ということだ。


確かに、学校行事に行くと、

四方八方から「こんにちは」「こんにちは」と
大きい声で我先に挨拶されて、
常に挨拶を仕返す事で大変なくらいだ。


そんな環境でのび太はどうしているのか?




「ちゃんと挨拶してるよ。
 それがP中学のきまりだから」



おおお。

さすが、きまりをきちんと守りたいASならではの答え(笑)


「P中学に入学してちゃんと挨拶するように言われて
 登下校の時も知らない人にも
 ちゃんと挨拶できるようになってきたと思う」


おおお。

郷に入っては・・・というより、
朱に交われば赤くなる、ってヤツですか?





「あ、学校では100%大丈夫だけど、
 外ではちょっと『会いたくない』ってときもあるけど」



まあ、いいじゃない?

3歩進んで2歩下がるって感じの成長具合で
今までも来たんだし。


いきなり完璧に、なんてムリだからね。











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