2011-07-07 (Thu)
「ボクさ、『カミカミ王子』って
 言われてるんだよ」

「あら、カワイイネーミング♪
 どーして?」



ラブリーな名前じゃん、って思って聞くと、




「可愛くないよ。
 なんかさ、噛んじゃうんだよね、喋るとき」

「ああ~その『カミカミ』ね~
 そうかな?のび太、そんなに噛んでる、って
 感じないけどなぁ」

「ボクも今までと変わってないと思うんだけど
 そう言われると余計に気になっちゃってさ」





のび太は確かに饒舌に喋る事は出来ない。

えっと・・・とか、あの、あの・・・とか、
んっと・・・とか、あぁ~なんていったら良いかな~とか、

言葉と言葉の間で次の言葉を考えて迷う時間がある。



でも、全然、気にならない!

・・・と思うのは親だからなのかもしれないな。


幼い頃、のび太の言葉の遅れから発達障害を疑った私。

でも、この言葉の遅れがあったからこそ、
アスペルガーではなく高機能自閉症と正しい診断もつき、
適切な療育も受けられたのだ。

言葉の教室に通い、療育に通い、
着実に成長していったのび太。



でも、もちろん、定型発達の子と同じようには育たない。

だって、発達障害だもの。

これが、のび太の個性だし。



ちょっとたどたどしくちょっと幼い雰囲気の喋り方も
のび太特有の優しい感じがにじみ出てるようで、いい。



未だに自分の事を「ボク」と公言するところも
なかなかよろしい(笑)と思っている。



小学生の時はず~っと一緒に育ってきて
「のび太くんはこういう喋り方」ってことで
誰にもそのことを指摘する子はいなかった。

でも、中学校で初めてのび太に出会った子には
その個性やらが、より独特に映るのかもしれない。




「お母さんも結構、噛むんだよね」


そう。

何故か、最近、噛む、というか
喋っていて、突然、次の言葉が出ず(思いつかず)
言葉を失ってしまうことがある。

そういうのって、喋っている相手が
ちょっと苦手な人、ってことが多い。



「のび太もお母さんも、結構、早口じゃん。
 だからさ、文節ごとに一息つくくらい
 ゆっくり喋ればいいんじゃない?」

「そう?ボク、早口かな?」



自覚がないらしいが、うまく喋れないくせに(失礼)
かなりの早口である(笑)

私も(笑)




「早いよ~!お母さんも気づかなかったけど、
 ヤマハで先生してる時に研修会で注意されたんだ。
 『ゆっくり話さないと子供たちには伝わりませんよ』って。
 気をつけていても、つい、早くなっちゃうんだけど、
 ゆっくり話そうとすると噛まなくなるよ」


「そうかぁ~・・・」






大丈夫だよ、のび太。

「カミカミ王子」って、いいじゃん。

「王子」って付けてもらえるなんて(笑)



それを気にして喋らなくなったりしないでね。

今のまま、おしゃべりなのび太でいておくれよ。









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| 我が家の自閉症との関わり方 | コメント(4) |







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