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2010-10-21 (Thu)
我が家には、ビーグル犬のロックという次男がいる。

次男、と言ってしまうほど、私と旦那にとっては
なくてはならない家族の一員だ。

一人っ子ののび太にも心の支えになってくれるかも、
との思いもあって、4年前に家族として迎え入れた。

のび太、2年生の頃だ。



始めのうちは一緒にボールで遊んだり、
でも、かまわれるのがうっとうしくて嫌がったり、
そういうあれこれも、ある種の「兄弟的存在」のようで
きっと弟なんかいたらこんな感じだろう、と思う。




しかし、最近ののび太は全くロックと遊ばない。

遊ばないどころか、撫でる事も話しかけることすら
ほとんどなくなっている。

そればかりか、まるでロックが
そこにいないかのような態度や振る舞いをする。

無視、というより、全く意識の範囲にロックはいない、
というような素振りだ。



それなのにロックは毎日、3時半くらいになると、
のび太が帰ってくるのを今か今かと待ち続けている。

のび太が来る方向を窓から首をかしげて見続ける。

砂利を踏む音がすると、「ピーピー」と
甘える声をだす。

陸上をしていた時、帰りが6時近くなっても、
帰ってくるまで、まるで忠犬ハチ公のように
数時間を「待つ」ことに費やしているロック。



ロックののび太を思う気持ちと、
のび太と最近の冷たさとのギャップに
思わずのび太に言った。



「ねえ、のび太。
 ロックのこと、キライなの?」

「え?キライじゃないよ」

「好き?」

「好きだよ」

「じゃあ、どうして撫でてあげたり話しかけてあげたり
 しなくなっちゃったの?」

「え?う~ん・・・どうしてだろう?」

「ロックね、のび太が帰ってくるまで
 ずーっとそこで待ってるんだよ。
 帰ってくると嬉しそうに玄関に走っていくでしょ?
 それなのに、のび太、全然、ロックのこと、
 見ることもないでしょ?」

「え、そんなことないよ。見てるよ」

「見てるっていうか、目に映っているだけで
 撫でる事もしないし可愛がってもいないように見えるよ」

「そんなことないよ。」






そんな話をしながら、ふと、思い出したことがある。

一緒に療育に通っていた子。

弟が産まれたけど、全く関心を示さない。

それどころか畳に布団を敷いて弟を寝かせていても
そこにいないかのように振舞って、
平気で弟の上を走り抜けていく。

そのことを心配したお母さんが先生に相談したところ、
本当に関心がないのだ、
だから本当に意識の中に入り込んでいないのだ、
という事を言われていた。

それは「キライ」とか「認めたくない」とか
弟に対する嫉妬とかヤキモチとか、
そういう人間らしい感情の反動では全くなく、
意識や興味の幅が狭い発達障害特有のものである、
と言う風な事だった。



ロックに対するのび太の対応も
もしかしてそういうことなのだろうか?




「ロックのことまで考えられないって感じ?」

「う~ん・・・そうなのかも知れない」

「ロックのこと、意識してないでしょ?」

「うん。お母さんに言われて、
 『ああ、ロックだ』って思う」




確かにそうだろう。

6年生になってあれやこれやと忙しいのび太。

ひとつ何かが終わると、また新しい何かが始まる。

更に受験勉強もやりだして、家に帰っても、
やらなければいけないこと満載ののび太。

一度にたくさんのことを考えたり行動したりが
出来やしないのび太にとって、
確かにロックが眼中になくなっても、
仕方ないと言えば仕方ないだろう。





「でもね、のび太、ロックはのび太のこと、
 大好きで大好きで夕方になると何時間でも
 のび太が帰ってくるまで窓のところを
 行ったりきたりして待ち続けているんだよ。
 だから、帰ってきたときに『ただいま』って
 ロックを撫でてあげるとか、
 ロックが近寄っていった時だけで良いから
 優しく撫でてあげて欲しいんだけどな」

「うん、わかった。出来るだけやってみる」



物言わぬロックだからまだ良いけど、
これが相手が人間だったら
「私のこと、どうして無視するのよ!!!」
なんてごたごたに成りかねない。







まあ、ロックはのび太のそういうところも、
ちゃんと理解してくれているだろうけどね。










 
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