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2010-08-19 (Thu)
のび太の公立中高一貫校の受験勉強を見てきて、
親子であるひとつの結論、というか、
悟った事がある。



それは




「相手の求める答えにこちらが沿って答えること」


である。






「なあんだ、そんなの当たり前ジャン!」

と、皆さん、お思いでしょう。





しかし、公立中高一貫校の入試問題は
普通に学校で行われているテストとは全く違う。

つまり、「次の計算をしなさい」とか
「漢字を書け」とか
「次の選択肢から選びなさい」
といった、答えがひとつしかない問題ではないのだ。


「次の文章を読んであなたの考えを○字以内で書きなさい」

「お年寄りに優しい街づくりを進めるために
 具体策を考えてひとつ書きなさい」

「何故、レジ袋を使わないように呼びかけられているか、
 資料をもとにしてあなたの考えを書きなさい」

「○○に関する標語を○字以内で作り、
 その標語にこめたあなたの気持ちを書きなさい」


こんな問題が多いのだ。


要するに、正解、というものはひとつではない。

というか、正解はない、とも言えるし、
不正解はない、と言っても過言ではない。


出題する側が何を答えさせたいか、
どんな風に答えるのを望んでいるか、
それを察して答えるのがベストだと考えた。




例えば、

「高齢者福祉施設でボランティア活動をします。
 その際にシンボルマークを服につけることにしました。
 『お手伝いします』をキーワードとしたシンボルマークを
 書きなさい。またそのマークを書いた理由も
 説明しなさい」

と言う問題。

解答例として、「お年寄りが乗った車椅子を押している」
マークがあり、理由として、
「人はお互い支えあって生きているので、
 二人の人物を描き、車椅子を押している姿を
 デザインしました」
と、なっている。



これに対してのび太の解答は、シンボルマークに
両腕をガッツポーズした人をひとり、描き、
「力を振り絞ってお手伝いします!という
 意味を込めた」
と書いている。




ガッツポーズ・・・

これを見て、爆笑したワタシ。

ナイスな発想である!



しかしだ!

このガッツポーズを見て「ボランティア活動しています」
と言う風に思うだろうか?

どう見ても、引越し業者かスポーツジムのマークだ(笑)

25点満点のこの問題、一体、ガッツポーズで
何点もらえるのだろうか?




・・・と思ったときに、出題側の意図を考えるべきなのだ。

ボランティア活動。

つまり無償の奉仕活動という弱者への配慮や優しさを
どう表現するか、と言う事だろう。



つまり、社会生活でどれだけいろんなことに
関心を寄せているか、
そしてそれを表現できる力があるか、
それを求めているのだろう。

だったら、その求めに応じた答えを書かねばならない。

それは、本来、のび太の考えとは異なるとしても
求められている「正解」に近いところへ
のび太が歩み寄っていかなければいけないのだと思う。




それを、のび太も感じているようで、


「ボクはこう思うんだけど、きっと違うよね。
 こういうことを答えるんじゃないよね。
 違うっていうのはわかるけど、
 でも、どんな風に答えたら良いのかはわかんない。
 『あなたの考えを』って言われたらこれだけど、
 きっと、他の人たちはボクみたいには
 思っていないんだよね」





この「悟り」は、悲しい悟りでもある。

受験勉強で改めて、

「自分は大多数の人々とは考え方が違う」

という事を突きつけられているのだ。





しかし、いい機会だと思うし、
いい経験だとも思う。


発達障害者、特に知的な遅れのないASタイプにとっては
人生で絶対に「悟る」時が来るし、
それで己を知ることでもあるのだから。




親としてはなんというか、切なくも感じるが。




しかし、のび太は今日も受験勉強をしつつ、
自分のあり方も学ぶ日々である。












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