2010-07-06 (Tue)
アスペルガーは非凡な才能に恵まれている




という風に、あちこちの本などに書かれたり
マスコミで紹介されたりしている。





「パニック、こだわり、視線が合わない、
周囲とうまくコミュニケーションがとれない・・・

どう育てたらいいか解らずに、
困惑して大変な思いをされていることでしょう。

だけど、アインシュタインもモーツアルトも
アスペルガーじゃないか?と言われています。

お宅のお子さんも
それくらいの才能のある原石なんですよ!!!」




・・・なんてね。



つまり、アスペルガーのお子さんを持って
大変でしょう、辛いでしょう、悲しいでしょう、

だけど、お子さんは天才なんですよ!


って、希望を持たせようと言う、ある意味、
大げさすぎる慰めとリップサービスだろう。








まあ、私がわざわざここに書かなくても
皆さんお解かりだと思うが、

「アスペルガー=天才」なんてことは、ない。

もちろん、稀に、「天才」も出てくるのだろう。

だが、「稀に」だ。





確かに、抜群の記憶力や
特定の部分に対する異常なまでの敏感さは
我が子でも「天才かも?!」なんて
幻想を抱く瞬間が全くないわけではない。


だけれども、アスペルガー=天才、ではない。




のび太が小さかった時、ちょっと知り合った人に

「のび太くん、あんまり言葉が伝わらないね」

と言われたことがあったので

「のび太、発達障害があって言葉の発達が遅いんだ。
 だから、無視してるわけじゃないから。
 ごめんね」

と、言い訳した事があった。


その時、

「ああ!発達障害って天才なんでしょ?
 この前テレビでやってたもん!
 すごいじゃん!」

って、真顔で言われた事があった。



テレビなどの影響ってスゴイ。

誤った情報でも(まあ、100%嘘ではないけど)
テレビでやっていると大抵の人たちが真に受ける。







さてさて・・・


フツーのアスペルガーのび太・・・
(イヤ、正しくは高機能自閉症だった・・・笑)



中学受験をする、と記事にしたところ、


「アスペルガーは記憶力がすごいんだから
 受験は有利ですよね。
 それって、ズルイですよね。」


なんて意味合いのメッセージが来た。



まあ、いつも読んで下さっている方々で
のび太のあれこれをご存知の方は
そんな風には思われたりしないでしょうが、
世間一般の、ちょっと発達障害のことを
聞きかじった人の見識なんてこんなものなのかな、と。



もし、アスペルガー全員がスゴイ記憶力で
受験勉強をしているのだとしたら、
高偏差値有名校などは生徒全員が
アスペルガーになってしまうだろう(笑)





こういう部分で、今までと逆の目線で見られる発達障害って
どこまで行っても偏見に悩まされるのかなぁ。



「アスペルガー」とか「発達障害」とか
ネーミングだけは知られてきたけれど、

ドラマチックな部分だけがマスコミで紹介されて
おかしな認識が世間にはびこっているのも
考えものだな、と思うのだ。









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