突然決意したのび太。
決意したものの、そんな簡単なものではない。
のび太は暗記物は大得意だ。
興味のある事柄だったらAS特有の特技、
「カメラアイ」を発動して
瞬時に物事を覚えられるらしい。
はっきり言って、ズルイ(笑)
だから
「あら、のび太君だったら勉強しなくても
合格できるんじゃないの?!」
なんて思われているようだ。
しかし、「公立の」中高一貫校には
いわゆる「入学試験」はない。
「適性検査」なのだ。
「適正検査」の一例はこちら→過去問題一例
要するに、私たちが経験してきた一問一答的な
問題とは全く違う。
長文の読解力、長文での説明力、作文力、
さらに全教科をまとめた総合力を求められる。
つまり、語彙の豊富さ、言葉での表現力、
それを文字にして的確にまとめられる力がなければ
いくら計算が出来ても漢検1級の知識があっても
合格は出来ない、という事なのだ。
つまり、つまり・・・
のび太のように言葉の遅れが顕著な事から
アスペルガーではなく高機能自閉症と診断されているような
医学的にも「言葉の遅れが目立つ」とされているような子は
はっきり言って、圧倒的に不利だと思われるのだ。
今までも散々、記事にもしてきたが
のび太は本当に言葉での表現力が乏しい。
普段の会話でさえ正直言っておぼつかない(笑)
それを文字に書こうとしても書けない。
作文、感想文、日記、などといった類のものは
「○○は楽しかった」とか
「○○は○○したところが良かったです」
と書くのが精一杯なのだ(笑)
笑い事ではない。
だって、本当のことなのだ。
毎日書いている「今日の3行日記」も
「今日の○○は面白かった」といった文が
毎日続いているので、先生が
「どんなところが面白かったか、
どんな風に感じたかも教えてください」
なんて書かれているのび太。
「P中学の入試問題はのび太が学校でやっているような
テストの問題とは全然違うよ。
のび太が苦手な長文読解とか作文もあるんだよ。
そういう入試問題を家で勉強できる?
キライな勉強を頑張っていける?」
と、私としては諦めて欲しい気持ちも半分ありつつ、
のび太に諭した。
しかし、のび太の答えは
「うん、頑張るよ。
ボク、本気で頑張る。
だからどうやって勉強したらいいか
教えてください」
のび太、生まれて初めて
自分で考えて自分で決意したのだ。
それも、強い意志で。
だから、親としてもやるしかないだろう(汗)
さてさて・・・
ということで、
言葉の発達に遅れのある高機能自閉症児のび太が
公立中高一貫校を目指す、という、
無謀ともいえるチャレンジが始まったのだ。
・・・まだまだ、続く・・・
私は八年も書き方を教えましたが、ピンとこなかったようでした。
ところが!!
凛の場合、受験対策の進学塾に行きはじめてから、作文の書き方まで、理屈でしっかりと教えてくださったので、ある日突然、すっごく上手になっていました!!!書き方がわかったらしいですよ。
プロは、教え方に無駄がないんだと思います。論文や作文だけの指導などのコースも、夏休みならあると思うので、そこだけでもピンポイントで塾に行くと、のび太くんにはわかりやすく、伸びるかもしれません。
ぜひオススメします!
がんばってね~!
コメントありがとうございます。
なるほどなるほど!
やっぱりちゃんとそれなりの塾に通ったんですね。
こちらの塾はのび太が受ける公立中高一貫校対策のコースという
大きな括りではあるんですが
その中の項目に分かれたコースみたいなのはないんですよ。
なにせ、出来立ての学校だし
元々中学受験も全くなかった土地。
小学生が塾に通う事なんてありえなかった土地柄なもので・・・
通信教育の作文コースみたいなのはあるみたいで
今、物色中です。
やっぱり親だけの指導だとなかなか身につかないんですよね。
応援してくださってありがとう。
のび太なりに私たちなりにがんばってみます。
入園後、数々の問題行動を起こし、只今診断結果待ちです。。
いろいろ検索していて、こちらにたどり着きました。
とても整然としていて読みやすい日記ですね。
親の思いとか、小さい頃ののび太さんの様子に共感しながら、読まさせて頂いてます。
参考になりますので、これからもよろしくお願いします。
コメントありがとうございます。
通信教育についていろいろ教えていただいて
ありがとうございます。
息子さんが選んだA社の通信教育は
私も一番いいのかな?と思っていました。
模試とかでも志望校別の順位も出されたり、
ということはそれだけ多くの人たちが
受けていると言う事ですもんね。
そのA社で作文や文章力をつける講座もありましたよね。
それもいいのかな~なんていろいろ考えていました。
模試だけは秘密さんが教えてくださった
締め切り間近のを、一応、申し込みました。
まだ全然始めたばかりなので
いい点数が取れるとは思えませんが
これをやってみてどこが弱いのかを知ることで
今後の勉強の方向性を探せるかも?
と、旦那が言うので・・・一応ね(汗)
いろいろ細かく教えてくださってありがとうございます。
今後も何かと情報交換しながら頑張りましょうね。
コメントありがとうございます。
読んでくださってありがとうございます。
幼い頃ののび太は本当に典型的な発達障害丸出しの子でしたから
話題には事欠きませんから(笑)
kaoさんもお子さんの事でいろいろご心配されていると思います。
でも、子供の生きる力ってすごいですよね。
のび太が年少の頃なんて会話すらできなかったので
今の状態が信じられません。
あの頃の私に「小6にはこんな風に成長しているから大丈夫」
って言ってあげたいくらいですからね。
のび太の成長記録がkaoさん親子の参考になれれば
こんなに嬉しい事はありません。
これからもよろしくお願いしますね。