2010-04-12 (Mon)
先日、テレビで速読の技を持つ方のことを
特集していた。

しっかり見ていたわけではないので
詳しいことは解らないのですが
「速読法をマスターできれば文庫本も数分で読める」
という。


「いいなぁ~」


なんて言いながら、のび太と見ていた。



でもさ、のび太の「カメラアイ」は
速読と違うのかな?

と思い、のび太に聞いてみた。




「でもさ、のび太も興味のあることだったら
 本をちょっと見ただけですぐに覚えるでしょ?」


「???
 でも、小説とかをあんなに早く読めないよ」


「それは興味がないからだよね。
 興味があることって、パッと見て
 すぐに頭に入ってるように感じるけど」



今までのび太の「カメラアイ」について
のび太本人に聞いたことは無かった。

本当にいわゆる「カメラアイ」なのかも定かではない。

もしかしたら「カメラアイ」ではなく
すごい集中力の力で暗記しているだけかもしれない、
なんて、密かに思っていた。




「興味のあることは見たらすぐ、
 覚えられるジャン!」

「へえ~!それっていっぱい書いてあっても
 一気に全部、パッと頭に入るの?」

「うん。でも興味のあることだもん!」

「でも、他の人はどんなに興味があったって
 一気に全部が頭に入らないよ。
 簡単に覚えられるものじゃないでしょ?」




「え?!そうなの?」


「そうなんだよ~!
 のび太みたいに好きなことだからって
 簡単に覚えられるわけじゃないんだよ」



「ふぅ~ん・・・
 他の人も好きな事は一気に覚えられるんだと思ってた」




最近、のび太にJRの時刻表を買ってあげた。

実は私は時刻表が大好きで(笑)
と言ってもいわゆる「鉄ちゃん」ではなくて
ただ、時刻表を眺める事が好きなだけ。

路線図は面白い。

普通の地図みたいに余計なものが書いてないし
それでいてちょっとした旅行気分を
たっぷり味わえる。

勝手に目的地を決めて、
「○○まで普通列車のみで行ってみよう」
なんて、何度も乗り返しながら
妄想旅行もできるのだ(笑)

これ、絶対のび太もハマるはず!

と、その辺に置いておいたら、
案の定、ドツボにはまった(笑)


「時刻表、メチャクチャ面白い~!!!」

なんて感嘆しつつ、
全国の新幹線の駅名をものすごく丁寧に
書き出したりしている。


この時刻表を見た直後から
私たちに駅名のうんちくやらを語っているのび太。



いつものことだけど、
「一体、どうやって覚えるんだろう」
と、思っていた・・・


・・・ので、聞いてみた。




「じゃあ、例えば東北新幹線とか、
 乗ったこともない東海道新幹線とかの駅名も
 あっという間に覚えたでしょ?
 あれって例えば『東京、上野、大宮・・・』って
 覚えていくの?
 それとも東京から八戸まで一気に頭に入っていくの?」


「そう。一気に全部、覚えちゃうよ。
 山陽新幹線も新大阪から博多まで全部まとめて
 パッと覚えちゃう感じ」


「へえ~~~・・・
 普通はね、どんなに興味のあることでも
 覚える時って『博多、小倉、新下関・・・』
 って感じでひとつずつ覚えるんだよね」


・・・と言いながら、のび太の行動でもうひとつ
思い当たる事があった。


ピアノを弾くとき。


そういえばどんなに長い曲でも
まともに楽譜を見て引いているのび太を見たことがない。

発表会で演奏した10ページほどのアンサンブルの楽譜も
同じグループの他の子たちは
「暗譜が心配~」って言ってるのに
のび太は始めの1週間ぐらいしか
まともに楽譜を見ていない。

「のび太、あの曲のイ長調に転調する手前でさ・・・」

って言うと、

「36小節目の手前って言う事?」

なんて、ろくに楽譜も見てないくせに
具体的に小節数まで出てくる。


「楽譜も一度見たらすぐに覚えるんだ」

「ああ、そうそう!
 どうしてみんなそんなに楽譜を見たいのか、
 わかんない、って思ってたよ」


「でもさ、一気にパッと覚える、って
 イマイチ、わかんないんだよね」

「なんでわかんないのかな~」

「だって東北新幹線も山陽新幹線も
 駅がいっぱいあるでしょ?
 それを一気に覚えられるってさ、
 東京から八戸まで全部の駅名が一気に頭に入る、
 っていうことは、
 カメラでカシャッて映したみたいに
 頭に入る、って言う事かな?」

「ああ!そういう感じ!」

「じゃあ、思い出す時って東京から八戸まで見た
 この路線図が頭に出てくるって言う事?」

「そうそう!」

「じゃあ、楽譜は?」

「楽譜もだよ。
 1ページずつ覚えちゃうから
 弾く時はちゃんと頭の中でページをめくってる」

「ほぉ~・・・」




そういえば入学したてで6年生までの漢字を
全部覚えてしまったのび太。

だけど先生は習っている漢字しか使わない。

のび太も6年生までの漢字を知っていても
習ったものだけを使うように気を使っていた。

その時も、

「頭の中で知っている漢字の中から
 学校で習った漢字を『習った漢字の部屋』に
 移動させていって
 学校では、その『習った漢字の部屋』からだけ
 使うようにしているんだよ」

って言ってたっけ。







初めてのび太に「カメラアイ」の実態を
語ってもらった(笑)


面白かった。



でも、

「みんな興味のある事は
 ボクと同じように覚えられるんだと思ってた」

って言うところがこれまた面白かった。



それくらい、のび太にとっては
当たり前のことらしいです。









 



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