2010-03-01 (Mon)
のび太小学校には「縦割り班」というものがある。

1年生から6年生まで各学年数人ずつが
ひとつの班に入り混じって
毎週1回、班対抗で縄跳びやらゲームやらをしたり、
秋には縦割り班単位で炊事遠足というものもある。

のび太のように一人っ子で放課後誰と遊ぶと言う事もない、
そんなヤツにとっては
異年齢交流が出来る唯一の場だ。

低学年のうちは高学年に甘えて
すべてお膳立てしてもらって遊んでもらっていて
ただただ楽しいだけだったが、

5年生になって、さらに来年度は
自分達が仕切らねばならないのだ。




で、早速、「縦割り班解散式」というのがあったらしい。

今までお世話してくれた6年生ありがとう・・・

という意味も込めるらしいので
つまりは、初の5年生仕切りの場。



5年生、といってもひとつの班に3,4人しかいないので
一人一人の責任は重いらしい。



「あああ・・・ついに解散式だ・・・
 ボク、解散式の司会とか準備とか
 やらなくちゃいけなくて、緊張するぅ~」


だとか、何日も前からグズグズ言っていた。

「4年生が全然、協力してくれないし、
 低学年は話しを聞かないし、
 うるさいヤツとかいて大変なんだよ~」

ふんふん・・・

でもね、のび太たちも今までそうやって、
高学年に迷惑をかけてお世話になってきたんだ。

協力してくれない4年生や話を聞かない低学年が
高学年にならないと
この大変さはわかんないんだよ。



その日の朝もグズグズ言いつつ登校。


で、晴れやかに下校♪


「無事に終わった~」


だそうで・・・




「フルーツバスケットをやったんだ。
 でね、低学年と高学年が残った時に、
 わざと負けてあげるんだよ。」

「なんで?」

「そうすると1年生とか喜ぶし、
 丸く収まるから、だって」

「へえ~!オトナじゃん」

「あのね、6年生が『わざと負けてあげて』って。
 小さい声で5年生に教えてくれたんだ」


くぅ~・・・!!!

なんという伝統だ(爆笑)

しかし、こうやって、小さい子を思いやるとか
みんなが楽しく過ごすにはどうすればいいか、とか
そういう「気を使う」的なことを
ちゃんと言葉で教えてもらえるって
なんてありがたいのだろう。


「丸く収まるから」っていうのも
のび太の口から出ると、チョー笑えるけど。

それにしても私は同じ縦割り班の6年生の子に
「教えてくれてありがとう」って伝えたい!
と思ってしまった。


すごいね、縦割り班・・・




「でさ~ボク、思い出したんだけど」

「ん?」

「ボクも1年生の縦割り班の時に
 フルーツバスケットで優勝した事があったんだけど
 その時も、本当は高学年の人が
 わざと負けてくれたのかな?」

「ああ~そうなのかもね~」

「あの時はみんなに
 『1年生なのにすごいね』って言われたけど
 そうなるようにしてくれたのかもしれない」


ムフフ。

絶対にそうだろうとも。

だって、1年生の頃ののび太なんて
1番へのこだわりの塊で
おまけに極度のパニック野郎だったもん。

パニクらないように高学年の子たちが
きっと負けてくれたんだよ、うん、絶対。



でも、のび太が「わざと負けてあげる」ことを
美徳と感じる事が出来るようになった、
と言う事に、ヒジョーに驚いている。



成長して、自分が小さい子を世話する立場になり、
自分の「あの頃」を客観視できるようになったのも
のび太、成長じゃないか?!




しかし、すごいな、小学生って。

そういうものなのか?!


学校、って、やっぱ、すごいね。

勉強だけの場じゃない、って
改めて感動しました。








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