2009-11-04 (Wed)
人によって、物事の捉え方というのは様々で、
「どう感じるか」だから、
「その感じ方は間違いだ」とか「そんな風に捉えるのはおかしい」
ということはないと基本的には思うのだが・・・



のび太の障害のことも知っている知り合いの人が
子供の発達のことを心配していて
のび太のことも知っていたからだと思うが私に
いろいろ相談していた。

「思い切って保健センターの発達相談、受けてみるよ」

と、やっと重い腰を上げようとしていた。

保健センターの発達相談は、精神科医によるものではないので
確定的な診断はされないのだが、そういう場に行くこと自体が
息子の「非・多数派」を認めているようで躊躇する、
と、言っていた知り合い。


最悪の事態の時は、なぐさめてね~」


と冗談めかした言い方で帰っていった。





「最悪の事態」って、一体、どういう事態だ?





彼女が帰ってから、う~ん・・・と、しばらく考えた。


「子供が落ち着きなくなり、ちゃんと相談できなかった時」
とか?


いやいや、何言ってんの?違うよ!

とは、たまたま遊びに来た私の妹の意見では、

「『のび太みたいに発達障害の診断が出たらどうしよう』
 ってことに決まってるでしょ~」




ああ!そういうことなのか?!

これだから私はやはり多数派の思考は出来ないのだ。

なにせ、何度も記事にしているのでご存知の方も多いと思うが
私はのび太が正式に診断された時、
ホッとしすぎてケーキを買ってルンルンで帰った母なのだ。

こんなヤツに多数派の母親の気持ちはやはり
到底、理解できないのかもしれない。


しかし、自閉症の息子を持つ私に、

「最悪の事態(=障害を診断される)の時は、なぐさめて」

って言える多数派の人間も、
相手の気持ちを汲み取れない人と言っていいのではないですか~?





そういえば思い出した。

療育仲間のあるお母さんが言っていた。

(彼女は関東地方から旦那様の転勤で引っ越してきた。
 子供が診断されたのは関東地方の病院らしい)

「私なんか、息子が診断された時、児童精神科医に
 『お気の毒ですが、息子さんは自閉症です』
 って、言われたんだよ~!
 その時は、『ハイハイ』って聞いてたけど後から思い返して
 『え?!お気の毒ですが、って精神科医が言うか~?!
 って、頭にきっちゃったよ!」




まあ、子供が自閉症と診断されたからといって、
母親全員が、私みたいに
ルンルンでケーキを買って帰るお気楽母だ、とは言わない。

ショックで寝込んだり、自分を責めたり、思い悩んで苦しむ人が
多いのだと思う。

そして、それが多数派の母親であるのだとも思う。

子供に障害がある、ということが「最悪の事態」と思い、
「お気の毒」と思われるのが
一般的なのかもしれない。


が、「最悪の事態」で「お気の毒」という言葉を
私たちに投げかけることは失礼に当たらないのかなあ、


などと、思ったりしてしまう。



障害児が授かって「最悪の事態」ですね、と面と向かって言う人、

「お気の毒ですが障害がありますよ」という医者、



そういう気持ちこそが、「最悪」であり、
そんな風にしか表現できない人こそが「お気の毒」ですな、



と、思っちゃう私の考えはどうやら少数派なので
賛同されない意見なのかもしれないけどね。














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| 母のグチ | コメント(6) |







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