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2008-10-31 (Fri)
先日、ちょっとしたトラブルがあって、
のび太を学校まで迎えに行きました。

昇降口でのび太は先生と待っていました。

そのとき、先生から、

「今、のび太くんとお話して待っていたんですけど
 『最近、お友達から嫌なこと、されてない?』と聞いたら
 『最近はない』って話していました。
 
 最近、のび太くんは強くなりましたよ。
 何か言われても、言い返せるようになってきましたから。」

と、おっしゃいました。

「え~そうなんですか?!
 それはいいことなんでしょうかね~?」


と、思わず口からこんな質問が出てしまいました。








「もちろん、いいことですよ。」










いいこと?





先生は、さも、当たり前のようにおっしゃいました。




「男の子はそれくらいじゃないと、
 世の中、渡っていけませんからね。

 世の中、きれい事ばかりじゃないし。」






確かに、やられてもやりかえす術を持たないのび太が歯がゆくて
やられたら同じことをその場でやり返せばいいんだよ
なんて言い続けていた事もあった。



だけど、やり返さないのび太だからといって
のび太には何の非もないし、
まるで「やり返せないほうがいけない」みたいに
言われるのもおかしいのだ。

こういういざこざは、始めに手を出したり嫌なことを言った方が
100%悪いはずだ。


やり返して、そこで始めにやった方と、
同じレベルの人間に成り下がって
「おあいこ」になるのは回りにとってもめんどくさくないし、
簡単なことかもしれないけれど、

やり返すことは相手と同じレベルの低い人間になる、
ということを、
のび太に教わったような気がしている。



親バカだと思うけれども
やり返さないのび太の生き方は
とっても崇高で私は尊敬していたのだ。




幼稚園年長のとき、
同じバス停から乗るS君ににいつもいじめられて、
親もまったく注意することもなく、
明らかに誰が見てもひどいやり方で
仲間はずれにされているのび太だったので
一時期、バスに乗せないで送っていったことがあった。


私も、子供はこういうことをしたりされたりするものだと思っている。
だけど、ある程度周りの大人が
ちゃんと公正な判断をして、
注意したり叱ったりしてあげるべきだとも思っている。


だから、このS君のお母さんが見て見ぬフリであることが
腹立たしかったのも確かだったので、
バスに乗せなかったのはS君ママに対する
あてつけも正直言ってあったのだ。

周りのほかのお母さんが間に入ってくれて、
元々S君ママとは親しく話す間柄だったし、
お互いオトナだし(笑)
その後、幼稚園側の配慮もあって、
のび太もバス通園に復帰したのだが・・・



その時に、S君ママとこのことについて話したときに、
S君ママにこう言われました。

「うちは3人兄弟で(S君は一番目)
 そういうけんかとかは日常茶飯事なの。
 そういう事を経験して成長するものだと思っているから
 親としてもよほどのことがない限り
 けんかに口は出さない主義なの。

 のび太くんみたいに一人っ子で大事にされていると
 けんかの仕方も知らないまま育つことになるでしょ。

 のび太くんは汚れがなくて純粋で
 小さいうちから自分の世界がある感じだし
 うちの子たちとは違うみたいだしね。

 うちは人間の汚いところや嫌な部分も
 体感させて教えて育てたいんだ。
 嫌な経験もさせておかないと
 大人になったときつまづくと思うんだ。」







確かに当時のS君とのび太を比べれば、
のび太は明らかに幼くて、
ポケモンゲームで近所の小学生達と遊んでるS君と
カレンダーサバンで大人顔負けの難易度の折り紙やあやとりに
一心不乱になっていたのび太では
精神的な部分では、まったく異質なものだったと思う。

のび太は当時からいじめられることはあっても
いじめたり誰かに嫌なことをするなんてありえない。

というよりは、
俗世間とは違う次元に生きている自閉っ子丸出しだった。









そんなことを、先生の言葉で、ふと、思い出してしまった。


今ののび太も根本的な部分では変わっていない。




だから、「やり返すことはいいこと」と、
のび太の意識に、ムリヤリ植えつけたくはないのだ。


自分がされて嫌だったこと、
それを相手にやり返すことで気持ちが晴れる、
なんて、レベルの低い人間には
なって欲しくない、と思うようになった。



それは、私がのび太に教えられた生き方でもあるから。







何だか、釈然としない気持ちのまま、
先生に挨拶してのび太と昇降口を出た。



「あのね、先生が言ってた『言い返したこと』ってね、
 ○くんがボクに嫌なことをずーっと言ってるから、
 頭にきて、こう言ったんだよ!

 『へぇ~それで?それがどうしたの?』って」







・・・・・んっぷぷぷぷっ・・・・・



ナイスのび太




言い返す、って、その程度か・・・




のび太はやっぱりのび太。





でも、やっぱり私は、のび太に言い続けるだろう。




仕返しなんてしなくていい。

嫌なことをされたときは黙って立ち去って、
先生に言えばいい。

自分がされた嫌なことを相手にやり返すなんて、

それで気持ちがせいせいする、なんて

心のレベルが低い人でしかないんだから。





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