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2008-07-28 (Mon)
先日、車で1時間ほどの街に出かけた。

大好きな本屋Wがあるのだ。

とにかく規模の大きい本屋で探している本は
大抵見つかる。

ここに一日中いても飽きないだろう。


その本屋の隣にこれまたデッカイ雑貨屋さんがある。

そこに某有名アイスクリーム屋さん「31」がある。


のび太が幼稚園の頃までは本屋Wに行った帰りは
必ず「31」でアイスを食べる、

と言うのがこだわりになっていた。

真冬でも。

どんなにおなかがいっぱいでも。


しかし、この「31アイス」でいろんなことを学んだ。

いつも長蛇の列なので並んで待つことを覚えた。

自分でお店の人に「キッズコーンひとつください」と
注文も出来るようになった。

そして座って食べないとコーンからアイスが
落っこちることも学習したので
ちゃんと座って食べることが出来るようになった。




しかし、いつの頃からか、いつの間にか、
そのこだわりは消えていた。

本屋Wの帰りに「31アイス」を食べなくても
帰れるようになっていた。



しかし、先日はあまりにも暑くて誰からともなく、

「31アイス、食べよう」

と言うことになり、久々に長蛇の列に並んだ。


のび太は相変わらず「キッズコーンのチョコレート」

座って久々に食べた。



ふと、気が付くと、私たちが並んだときの
何倍もの子供づれの人達が列を成していた。



暑いしね~そりゃぁ、アイスだよね。





その列から飛び出して走り出した1年生くらいの男の子。

お母さんらしき人が追いかけてきた。



男の子をつかまえて、お母さんが首から下げた
小さいファイルのようなものを開いて見せていた。

ここの「31アイス」の写真だ。


「アイス屋さん、並びます。
 並ばないと アイス、食べられません。」

と、凛とした口調で話しかけた。


男の子は、

「アイス、並びます」

と、つぶやいてお母さんに手を引かれ、列の最後尾に並んだ。



見ると、どうやら列に並んだ人の多くは
さっきのお母さんのように首から小さいファイルを下げている。

そして、男の子と同じような雰囲気の
幼稚園から小学校低学年くらいの子供達が大人に連れられていた。




「自閉症っぽい子達だよね?」

小声でのびパパが言った。

「うん。絵カード見せてたよ」



どうやら自閉症の子たちのサークルのようだ。

みんな整然と並んでいる。


並ぶことが辛くなって奇声をあげた子がいたけど、
その子に対してもすぐに、
手遊びをさせて気持ちを切り替えさせていた。



「えらいね~ちゃんと並んで待てるなんてスゴイよ」



心の中で拍手を送った。







この子たちと同じくらいの頃ののび太と私。

必死だった。
必死で世の中のルールを教えていた。

今、ここで落ち着いて座ってアイスを食べてるのび太と私からは
想像も出来ないかもしれない。


そして、今、列に並んでいる自閉症らしき子達とお母さん方に
数年前ののび太と私が重なって見える。




こんなに落ち着いているのび太を
あの頃は想像できなかった。


もちろん、自閉症は治ることはないけれど、
きっと「あの頃」を笑って話せる日が来る。





明けない夜はない

止まない雨はない




並んでいる子供達とお母さん方を
ぎゅっと抱きしめたくなる衝動に駆られた、
真夏の午後の出来事でした。





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