2008-06-25(Wed)

ずっと見ていてくれる人

ひと手間かかる子育てが必要な子供の親は
いつまでたっても、迷い続ける。

ひとつ乗り越えたと安心しても、
また、あたらな問題が押し寄せる。

その迷い立ち止まっている地点で、
ずっと幼い頃からの成長を見ていてくれる
親とは違った、一歩引いた目線で
客観的に子供と親に手を差し伸べてくれる支援者の
存在が必要である。







去年の夏休みから、
市内の特別支援対象児童のための
サマースクール、ウィンタースクールが行われている。
(詳しくは→こちら

指導してくださるのは、
のび太が診断されてすぐ通ったことばの教室の先生だったK先生。

現在は教育委員会で特別支援に関するお仕事をされている。

市内の各学校を回って、その子にあった支援の方法を
学校側と考え、先生方に指導方法などを伝授したり・・・
とてもお忙しいのだ。

私とのび太はこのK先生に救われた。

今、こうして私ものび太も笑っていられるのは
K先生との出会いがあってこそだと思っている。
(K先生については→こちら


のび太はサマースクールをとても楽しみにしている。

「今年のサマースクールは何月何日からかなぁ〜」

と、カレンダーを見つめてつぶやいている。



じゃあ、久しぶりにK先生にメールして聞いてみよう。


「お久しぶりです。のび太は何とか頑張っています。
 今年のサマースクールの日程は決まっていますか?
 のび太が心待ちにしています。」


K先生から返信メール・・・

「今年はいろいろあってサマースクールについては
 まだ決まっていません。
 のび太小学校にはよく行っていますよ。
 のび太くんに関してではないのですが・・・。
 運動会の総練習も見ましたが、
 のび太くんはどこにいるのかわからないほど、
 きちんと参加できているようですね。
 校内でものび太くんとよく会います。
 以前は私を見つけると『先生〜!!』と駆け寄ってくれたけど
 最近は無視されます。
 いいんです。これも成長です。
 心が成長している証拠です。」



のび太は今となっては、
学校側がのび太のことで教育委員会に相談するようなことは
何もないらしい。

学校側が出す、特別支援の対象リストみたいなものからも
はずされているらしい。

のび太の成長を見てくださっていた校長先生も変わったし、
今までのび太を担任してくださった先生は誰一人いないし
仕方がないのかも知れない。



現在ののび太の授業風景を見ただけでは、
特別支援の必要な子とは
誰も思わないらしい。

いくら、本人が気持ちの中で辛いことがあったとしても、
学校でほかの子となんら変わりなく、
授業を受けていれば、
その辛さは、他の子の辛さと同じものなのだ。

発達障害特有の問題が学校が原因で家で現れたとしても、
学校側からはスルーされるのだ。




そんなむなしさの中、
のび太以外の生徒のことでのび太小学校に行っても、
のび太の様子を見に、
教室をのぞいてくれるK先生。

そして、ちょっとしたのび太の行動に、
成長を見てくださる、そしてそれを喜んでくださるK先生。



ひと手間かかる子育てが必要な子供の親は
いつまでたっても、迷い続ける。

ひとつ乗り越えたと安心しても、
また、あたらな問題が押し寄せる。

その迷い立ち止まっている地点で、
ずっと幼い頃からの成長を見ていてくれる
親とは違った、一歩引いた目線で
客観的に子供と親に手を差し伸べてくれる支援者の
存在が必要である。



のび太が診断された頃、
読んだ本にこのような文章があった。



のび太はもう2年も通院していない。

情緒の通級も定員オーバーで通えない。

通える場所にはのび太のような子の
療育は何一つない。



正直言って、不安で不安で仕方がない。

真っ暗で見えない未来に
訳のわからない不安だけが大きくなっていく。



だからこそ・・・

今、心からこの文章の意味が理解できる。

そして、K先生の存在がいつも、
私に安心感を与えてくださる。


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今まさにその思いです。

こんばんは。
"第三者の立場にある支援者"の大切さ、今まさに私は感じています。
診断を受けてから10年近く、ずっとつながっていられた"第三者"の先生の存在は迷い続ける私にはとても心強い存在です。

親でさえ、我が子がどれほどにいろんなことを考え悩み迷っているのかわからなくなるときがあります。
「もうだいじょうぶ」なんて言葉はかえって私の心を不安にします。
SOSさえ出せないかもしれない子どもたちの、その親たちの気持ちを静かに語ってくれる、見守ってくれる"第三者"があることはとても大切なことですね。

06月25日 11時42分の秘密コメントの方へ

いつもコメントありがとうございます。
メールでお返事させていただきました。
読んでくださいね〜

06月25日 17時01分の秘密コメントの方へ

秘密さん、こんにちは。
いつもありがとうございます。

娘さんのこと、勝手に私にそっくりにしちゃって
ごめんなさい。
でも、本当に自分のことを書かれているような
気持ちになりました。

でも、違う点は秘密さんの母親としての対応だと思います。
私も秘密さんのような母親に育てて欲しかった。
そうしたらきっと、こんな風に自分の気持ちを
押し殺して生きるようなことはなかった。

私もおそらく、娘さんのように、
多数派とはものの見方や感じ方や
それらに対する表現方法が違っていたのだと思います。
しかし私の母親は、
私の感じ方を「違う。間違っている」としか
受け止めてくれませんでした。
自分と同じように感じなければ間違いだ、と。
だから、私は自分の中で感じるすべてのものを
自分でも否定してきたし、
「他の人はどう思うのか」ばかりに気を取られ、
それを察知して自分の意見として
生きてきました。

秘密さんのおっしゃる「その子らしさ」は皆無です。
そうしなければ私はあの家では
生きていけないと思ったからそうするしかありませんでした。

娘さんはきっと、素敵な女性に成長するでしょう。
だって秘密さんが、娘さんのすべてを
ありのまま受け止めて向き合ってらっしゃるもの。
私ものび太にこうして向き合って生きたいと思います。

machiさんへ

machiさん、こんにちは。
コメントありがとうございます。

>SOSさえ出せないかもしれない子どもたちの、その親たちの気持ちを静かに語ってくれる、見守ってくれる"第三者"があることはとても大切なことですね。

そうなんです。
この子たちは自分がSOSを出すべき状況かも
理解できないことがあります。
そして、「つらい」と思っているからこそ
SOSが出せないこともあります。
そんなときに、やっぱり親以外で成長過程を知っていてくれる
第三者の意見は大切です。

ずっと、machiさんの記事も読ませていただいているのですが
なんとコメントしたらいいか、
悩み続けて書けないままでいました。
本当に胸が痛いです。
だけどきっと、笑顔が戻る日を信じています。
影ながらお祈りしています。

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06月27日 09時59分の秘密コメントの方へ

秘密さん、こんにちは。
コメントありがとうございます。

・・・と・・・とんでもない・・・
私ごときにもったいない誉め言葉・・・
私なんて、ダメダメ人間ですから。
それなのに娘さんと同じにしちゃって
こちらこそ申し訳ないと思っています。

私は記事やコメントに書ける内容は、
ある程度は自分の中で消化しているので
大丈夫ですよ。
気にしないで気軽にコメント残してくださると嬉しいです。
これからもよろしくお願いしますね♪
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プロフィール

Author:まっぷ〜

のび太の母。元音楽教室講師。思いつきで行動する人。
嫌いなものは電話と人の集団。好きなものは色のグラデーションの羅列とカントリーリース。
聴覚過敏、絶対音感あり。
08年5月アスペ診断済み。パニック障害の傾向あり。
のび太に酷似する特徴を持つ。



のび太・・・小4(普通クラス在籍)。4歳で高機能自閉症と診断。
只今日本史に没頭、「将来は歴史学者になる」らしい。難しい算数問題、漢字(漢検4級取得)なども現在の趣味。
カメラアイの技あり。聴覚過敏、絶対?音感あり。
超敏感な部分と超鈍感な部分が混在する中「マイワールド」に生きる。



旦那(のびパパ)・・・のび太の父。お気楽がモットー。嫌なことも寝れば忘れる。こだわりがなく、どんな形でもどんな環境でも適応できる「スライム」のような人。
自称「俺ADHDかも?」。
のび太と寝相や仕草がシンクロしている・・・。線対称で寝ている。



ロック・・・のび太家の愛犬。オカマのビーグル犬。2歳。
アレルギーによるハゲが体のあちこちにあるものの、のび太が2歳くらいのにぎやかさと落ち着きのなさを彷彿させるやんちゃ犬。
横柄な寂しがりや。
のび太の大切な弟であり、親友。

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