2011-07-28 (Thu)
のび太は今、毎日5~8キロ走っている。

なんと、本来の部活と駅伝部を掛け持ちしているのだ。



来月、駅伝の大会があり、どこの中学でも
この時期だけ足の速い子を集めて
「季節活動の駅伝部」を活動させる。




もちろん、1年生は3年生にとてもじゃないが敵わない。

大会に出るのもほとんどが3年生なのだが、
1,2年生は1,2年後のための練習と心構えとを訓練する、
と言った感じらしい。


のび太の本来の部活、陸上部は、
中学の顧問の先生がおらず、練習もゆるくて、
グダグダしていて、のび太はウズウズしていたので、
駅伝部はかなりハードでついていくのがやっとだけど

「グダグダしているよりずっといい」

らしく、何とか頑張っているようだ。







先日、のび太小学校に卒業アルバムを受け取りに
のび太が出向いた。

担任だったC先生と、陸上を教えてくれたK先生とお会いしてきたようだ。



「ボクが駅伝部もやってる、って言ったら、
 先生達、ビックリしてた」


そりゃ、そうだろうよ。

小学校の時ののび太は運動苦手、球技はNG、
走るのは遅くはないけど決して速くもない、
どちらかと言うとぎこちない余計な動きが多く、
それは周りの誰もが感じていたし、
のび太本人も「運動、キライ」と言っていた。

それが、ごくごくわずかな才能のジャンプ力を見出して下さり、
走り高跳びをさせたところ、あれよあれよと言う間に
バーを飛び越えていった。


それが、全ての始まりだった。


中学校では陸上部に入る!

地元の中学にはのび太が出来るような部活動は全くなく、
P中学を目指した理由のひとつは、陸上部がある、
ということだったのは大きい。




しかし、走り高跳びをするために
P中学の陸上部を目指したのに
いろいろ学校の事情もあって、陸上部は残念なクラブだった。

活動場所も顧問の先生もなく、
子供たちだけで何とか形だけやっていた。

ランニングも筋トレもする場所も限られているのに
走り高跳び、なんて、到底出来る状況にないことは
KY気味ののび太だってさすがに悟る。


しかし、走ることも結構、いける?!

中距離にシフトチェンジした。

新人戦は800で出られるように・・・を目標にした。





しかし、先日の大会で走り高跳びの競技を見たら・・・




「やっぱり、ボクは走り高跳びをやりたい!」

と、気持ちが復活してしまった。




そして、なんといっても決定的だったのは
受け取った小学校の卒業アルバムに、
市内小学校の陸上大会で走り高跳びのバーを跳んだ瞬間の
のび太の写真が使われていた事だ。


その写真は、チョーカッコよく、
バーをクリアする瞬間ののび太がキラキラとしている。





これ見たら、絶対、やりたくなるよね・・・










学校の部活動ではムリなので、
来月から陸上を教えてくれるところに通う予定です。




片道、車で1時間・・・(汗)


うぐぐぐ・・・






でも、のび太の願いが叶うように
協力は惜しまないよっ!







のび太の部屋には目標が掲げられていた。




「目標!

 新人戦は走り高跳びで160センチ跳ぶ!
 
 800㍍で決勝進出!



 『自分の力を信じてる・・・』(AC~♪)」




最後の「AC~♪」・・・覚えてますか?


震災後、一時期、盛んにCMで芸能人が言ってたセリフです・・・







笑える・・・














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| のび太のあれこれ | コメント(4) |
2011-07-26 (Tue)
最近のワタシ、

とにかく怒っている。





何に?












反抗期の息子に・・・(笑)











のび太は反抗期っぽい。

どういうのが、どういう時期が反抗期と言うのか、
具体的に解らないけど、
とにかくワタシに対して反抗期(笑)




のび太はとにかく
ワタシがイラッとするようなことをしでかす、

・・・というか、何度言っても一日にひとつは
何か必ず間抜けなことをするのだ。




大事な学校からの手紙を失くしやがる、

洗ったままのシューズを
お風呂の足拭きマットに置きっぱなしにして
洗面所の床をびしょびしょにしyがる、

学校に押印して返却する成績表を
ベッドの上に放置してぐしゃぐしゃにしやがる、

買ったばかりの指定体操着を
絵の具まみれにしやがる、

制服のズボンを帰ってきたらすぐに
折り目を合わせてハンガーにかけて
しわ取りスプレーをするように言っているのに
ぐしゃぐしゃのまま脱ぎ捨てやがる・・・・・・・・


etc・・・etc・・・etc・・・etc・・・etc・・・




1回2回なら、ワタシだって鬼じゃないから
優しく「~~~しておいてね」
って言うんだけど、

これが回を重ねるうちに

「~~~してって言ってたジャン

      ↓


「どーしてちゃんとやってくれないの?!


      ↓

「~~~しろっつってんだろーがっ!!!


      ↓

「こら~~~!!!何回言えばわかるんだよっ!
 いい加減にしろ!!!


      ↓

「ざけんじゃねぇ!!!






と言う風に、どんどん恐ろしい口調に変化します。





さて、標的ののび太は反抗的な言葉は発しません。

発しませんが、明らかに小声で


「(うるせーんだよっ!)」

みたいなことをゴニョゴニョ言っています(笑)



ワタシの罵声が怒号に変わる頃には
顔面蒼白&恐怖におののく表情に変化します(笑)




でも、こういう叱り方はいけません。


「発達障害の子供を頭ごなしに叱ってはいけません。

 ただ恐怖感しか感じません。

 それよりも『~~しましょう』『~~して下さい』と

 具体的に対処法を伝えて下さい」





ええ、ええ、わかっていますとも!

ワタシだって発達障害児の母を13年もやっていますから!

事実、のび太は顔面蒼白&恐怖におののいておりますから(笑)

学校への申し送りの時に、
上記のようにお願いしたことだってありますから(笑)




だけどだけど、
毎日毎日何度も何度も同じことを言い続けて
何ヶ月も過ぎてもなかなか身につかないって
これって我が子であるからこそ
ムカついて腹が立って当然ですよね?!

発達障害児の母はマリア様ではありません。

これほど言い続けても腹が立つことを繰り返す我が子を
それも4,5歳の子供ならまだしも、
13歳中1の息子に

「そうね、そうね、仕方がないわ、
 だって、あなたは発達障害児だもん。
 あなたが出来るようになるまでお母さんは
 ずっと笑顔で言い続けて教え続けてあげるわ♪」





・・・・・なんてこと、できねーよっ!!!!!










ある日、旦那に

「はぁぁぁ・・・・・んもう、毎日毎日、
 『今日は叱らない』『今日は笑って過ごす』
 って心に誓っても、
 のび太、必ず何か、ポカするんだよね。
 それも毎日毎日何度も何度も言ってるような事ばっか!
 もう、イヤになる!!!」

と愚痴をこぼすと


「初心に帰って書いたら?」




ああ!そうか!そうだったね!




「視覚優位の発達障害児には
 100回言い聞かせるより1回書いて示しましょう」






早速、書いた。

学校から帰ったらやらねばならない事柄など。

で、のび太に


「これ、そこに貼っておいてちゃんとやりなさい!」

と、言うと、


「んもう!ちゃんとやるってば!
 解ってるからこんなの貼らない!」








・・・・・発達障害児だって成長する。

大人になろうとするとき、子ども扱いされれば嫌なのだ。

大人になりかけの微妙なプライドが許さないのだ。








でもね、やっぱ、キミは書いた方がいいんじゃね?!


それを一番知っているのはのび太自身のはずだけど、
だけど、自分から書いてメモしておくのはいいけど
親に書かれるとムカつくのだね(笑)








毎日、猛暑とともに怒りの声のボリュームも
上がってしまうワタシ・・・




今年の夏は、余計にアツイ・・・


















| 母のグチ | コメント(8) |
2011-07-21 (Thu)
先日、のび太の三者面談がありました。

小学校の時は、いつも最後に時間をとってくださり、
結構長時間、じっくりとお話させていただいていた。

そんな濃密な面談を経験してきたワタシ。





中学初の面談、それも初の三者面談・・・!!!




ちょいと緊張の面持ちで伺いました。






部活を早めに切り上げて制服に着替えたのび太が
すでに教室の前で待機中・・・







「あ、のび太くん、どうぞ」

と、担任の先生に呼ばれたのは
予定時間より10分も早い時間・・・!!!

いいのか?!





まず、定期テストの結果ともうひとつのテスト結果を
渡されて・・・




担任「う~ん、のび太さんは成績に関しては大丈夫ですね。
 特に数学は異常なほど好成績です。
 校内ではトップ、全国レベルから見ても
 かなり上位ですね~」

「はぁ~そうなんですか~」


「で、比較すると国語の『文章読み取り』の項目が
 ガクンと下がって平均以下なんですね~」

「ああ、やっぱり。
 ずっと、そういうところが苦手でしたね」


「夏休みの課題はこの不得意項目の克服ですね」


「はぁ・・・こういう『文章の読み取り』って
 どうやって勉強すればいいんでしょうね?」

「う~~~ん・・・そうですよね~・・・」
(担任は音楽の先生・・・・・(笑)








「のび太は数学とか興味のある事は
 勝手に自分でドンドン勉強しています。
 興味のないものについてはうちでは
 余り強制はしてなくて・・・アハハ・・・(汗)」

「あ~そうですね~
 でも、のび太くん、この項目さえ克服できれば
 全体としての成績がトップになれる位置ですからね、
 何とか苦手を克服していければいいんでしょうね」






「・・・・・はあ・・・・・そうですね~・・・・・
 でも、数学の道を究めたい、って本人が言っているので
 国語を頑張るつもりで数学に力を入れた方が
 苦手な事をイヤイヤやるよりも
 精神衛生上いいかな~と思ってまして・・・」






「なるほど~!それもアリですね~!

 のび太くんはクラスでもいい雰囲気で過ごせていますよ。
 係りの仕事もきちんとこなしていますし、
 クラスメートともうまくやっているようです。

 ね?のび太くん」



「あ、はい、まあ」

















「えっと、じゃあ他に何か質問とかありますか?」

「いえ、ないです」

「のび太さんは何か質問や心配事とかありませんか?」

「いえ、ないです」















・・・・・・・・・・5分で終わりかいっ?!(ひとり15分の予定)













家に帰る道中、のび太に話した。



この超進学校のP中学~P高校にいる限り、
おそらく苦手科目を克服せよ、と言われ続けると思う。

でも、すべて完璧になんてお父さんもお母さんも望んでいない。

もちろん、この学校ではかなり勉強しないと
ついていけないだろうし、
かなりの勉強量を要求されると思う。
(実際3連休の時など1年生は3日で10時間、
 3年生になると1日5時間の学習を課せられている)

だけど、嫌いな勉強を強いるつもりはない。

その代わり好きなこと、興味のあることを究めたほうがいい。

苦手な科目がかすんでしまうほど、
「数学の事はのび太だったら何でも知っている」
ってみんなに思われるくらいに
ずば抜ける事を目指せば良い、って
お父さんもお母さんも思っているよ。

受験は1回勝負だから苦手でキライな作文を毎日やらせたけど
お母さんはのび太にあんなことさせるのはもうイヤ!

国語の勉強はしなくていい、ってことではないけど(笑)
「数学者になる」ってこの前言ったじゃん。

だから、それを目指せばいいよ。

それでいいと思うよ。








こう話すと、のび太の顔がパッと明るくなった。




「うん、ボク、数学は絶対に誰にも負けたくないから。
 そういう風にだったら頑張れる」










他の親は「質のよい勉強法は?」とか
「家庭学習で親がしてやれる事は?」とか
「家庭学習時間が足りないと思うがどのくらいやればいいか?」
(これ以上勉強させるのか?!)


なんてことを質問していたらしいが・・・(汗)

そーゆーことなんて全く考えもしないダメ親で(笑)

というか、こーゆー意識の高い保護者の方々のお子様方と
我が家のように「好きなことだけやれ~」って言って
「3日で10時間なんて勉強したら頭おかしくなる!」
って思う親は絶対に同じ意識で話が出来るはずもないよね(汗)







なんとゆーか、場違いな学校に入学しちゃったかも?!

って思った。







世の中では何でもそこそこになることを求められる。

こういう高偏差値学校では余計にそうなのだろう。




だって、療育に通っていた時ですら、

「この子達の発達の凸凹を平らにならしていけるように」

なんて言っちゃう先生もいたくらいだ。





凹部分は本人が辛くないようにフォローしてあげたいけど
せっかくの突出した凸部分を奪わないで、
より伸ばしてあげて欲しい!

と、私は療育でも普段の生活でも学校生活でも
願い続けていた。

だけど、やっぱり、世の中はそうではないらしい。





だから、親として出来る事は、

のび太の凹部分を手助け(口出し)しつつ、
凸部分をグイグイ引き出してやる事だと思う。

もう、のび太の数学力に関しては手出しも口出しも出来ないほど
凸っちゃったけど(笑)

それをさせてあげられる環境というか応援というか
バックアップは惜しまないつもりだ。




のび太はのび太の道を行け!

と、改めて背中を押した、初・三者面談だった。











| 発達障害児公立中高一貫校での生活 | コメント(8) |
2011-07-20 (Wed)
数年前、のび太の地区の中学校で
大問題になったことがあった。

まあ、金髪でヤンキー風丸出しの子が
何人か見かけたこともあるし、

明らかに「今、授業中じゃない?」
っていう時に自転車でフラフラしてる子を
見かけたこともある。


でも、まあ、私が中学校の時も
(金八先生世代ですから大体想像つく状態)
そういう子ってクラスには何人かずついたし、


まあまあ・・・って思ってた。




しかし、これはビックリした。

理科室で男女がなにやらエッチなことをしていた、

という。






その女子とは、うちの近所の子。


確かに、毎日、カレシが女の子と帰って来て、
吹雪の中でも何時間も外で喋ってる。

で、この女の子って、私がいくら挨拶しても
今まで一度も挨拶してくれたことがない。

「人と顔をあわせるのが苦手~」とかで
例えば挨拶されそうになるとパッと顔を背けて
見ないことにする・・・

って感じの子ってたまにいるけど(私も昔、そうだった)
そうではなくて、

逃げるどころか真正面から目が合っても
堂々と「無視」だし、
大人相手に明らかに「シカトしてんだよ~」って感じの子。

この子、小学生の時からこんな感じだったから
きっと親にもそういうこと教えられていないんだろうな、
と、かわいそうに思ったりしたけど。




ま、そんな子だから、家の外で
近所の人たちが何度も出入りする夕方に、
カレシとチューしてもヘッチャラみたいでして。

イチャイチャしてるの見られても恥ずかしくないんでしょう。


そういう子だったから学校でカレシと
アンナ事やコンナ事してる噂も「やっぱり」って(笑)



でも、あくまでも「ウワサ」だし・・・

って思ってたけど

その事がPTAで問題になったらしくて、

え~~~!それにしてもこんな田舎の中学校でも
そういうことが問題になるんだ~


と、ビックリしたのだった。







時は流れ・・・



のび太は、家からメッチャ近いそののび太地区の中学校を背に
P中学に入学した。










学校行事で平日に代休だったある日、
のび太とマクドナル○のドライブスルーで待っていると、
店内からいかにも中学男子って感じのグループが出てきた。

ジーパン腰ばきでちょっとチャライ感じ。


あれ?

あれってP中学の子達かな?

と聞くと、



「P中学にあんな感じの人はいない」

と一言(笑)




確かにあーゆー「よく見かける中学生」っポイ子は
P中学にはいない。

みんな「フツーな真面目な中学生」がP中学の子だ。


つまり、のび太みたいに

「きまりは守らなきゃダメだろ!」
「ダメって言われてるからやらない!」

と、かたくなな子の集まりでもある(笑)




そういう学校なのだが、先日、


「お母さん!今日さ、大問題が発生して、
 放課後、みんな残されて集会があったんだよ!」

と帰ってきた。



えええ?!

一体、P中学で何が?!




と聞くと・・・・






「トイレに飴の包み紙が落ちてたんだって!
 誰か、学校で飴、食べてたんだよっ!!!」











「・・・・・へぇ~・・・・・
 『大問題』ってそれ?」




「大問題でしょう?!
 だって、学校で飴食べるなんて有り得ないし(怒)」







それが、「大問題」で「放課後残って集会」なのか・・・(爆)








「大問題」のレベルの差に笑うしかない。








のび太にはやっぱりP中学校が合ってたんだな。

よかった、よかった・・・(苦笑)














| 発達障害児公立中高一貫校での生活 | コメント(2) |
2011-07-19 (Tue)
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| 発達障害児公立中高一貫校での生活 |
2011-07-13 (Wed)
脳内メーカーって、一時期 流行ましたが、

今ののび太の脳内はおそらく、
「部活でのタイムを上げる」ことがだけでいっぱいだろう。

他には何一つ、考える隙もない状態なんだな・・・







と、思っていたが、


そうでもなかったようだ。










「ボク、将来、数学者になることにした」







へぇ~・・・




というか、のび太は「数学者になりたい」と
いつか言い出すんじゃないか、とは思っていた。



入試の時は「地図製作者になりたいです」なんて言ったけど
イマイチ「地図製作者」って?

地図、見るのは好きだけど、なんかしっくりしていなかった。




のび太は中学でのはじめてのテストで
それほど頑張って勉強したようには見えなかったが
そこそこの成績を取った。(たまたま)


国語が他の教科に比べて明らかに苦手な成績。

漢字に関してだけは得意だが
文章の読み取りや作文関係はやっぱり苦手なのだ。




それで、いいじゃん、別に、

と、思うのだが、変にプライドがあるらしく、
苦手だが悔しいのだとか(笑)

でも、作文や文章読解って、のび太のようなASタイプには
やっぱり難しいと思う。

勉強の仕方もよくわかんないし、
勉強したからと言って文章読解力が上がるわけでもないし、
「読書すれば出来るようになる」っていうけど、
読書する時間ってどこにもないのが現状。



で、なんか悟ったのか、国語は捨てたようだ(笑)




理科も物理系の単元は好きだけど
生物とかは全然興味ないから覚えられない。

で、数学。





数学は「数字がたくさん並んでいるだけでワクワクする」
と、以前から言っていたのび太。

震災後、石油ストーブがあった実家に避難したのだがその時
「家から必要なもの持ってきてあげるけど
 何を持ってきて欲しい?」

と聞いたときも、真っ先に、

「数学の参考書とノートと筆記用具」

と言ったのび太。


停電が何日も続いて懐中電灯&ろうそく生活だった時、
ろうそくの灯りの下で
黙々と数学の分厚い参考書の問題を解いていたのび太。


数学の問題を解く、という、いつもどおりの生活が
いつもなら停電でパニクっていたのび太の気持ちを
落ち着かせてくれたのかもしれないな、と思う。




だから、のび太はオールマイティーな優等生でいるより、
自分の好きな勉強、興味のある単元を
深く追求する研究者のような仕事が向いてるだろう、
と思っていた。

そして、大好きな数学を延々とやり続けられる
「数学者」という肩書きが
のび太には一番ピッタリのような気はしていた。





「ボク、国語は興味ないから頑張る気がしないし、
 ちょっと諦めちゃってるんだけど、
 数学だけは絶対に絶対に誰にも負けたくないんだ」




のび太のP中学は県立高校の附属中学校で
時々、数学と英語は高校の先生による
「特別授業」があるのだが、

その授業が「たまらなく楽しい♪」という。

そういえば、去年、P中学の学校説明会での
数学の特別授業を見学して、
その時、中学生が受けている数学を
「ボクも解けた」と言って
「数学の授業が楽しい!ボクこの学校に入る!」
と、決意したんだったな。









「のび太、頭の中は部活のことでいっぱいで
 勉強のことなんか全然考えてないのかな~
 って思ってたけど、
 いろいろ考えてたんだね~」


と言うと、



「そりゃそうだよ。
 お母さん、『勉強、してないでしょ?』って言うけど
 ちゃんと勉強だってしてるんだよ!
 
 数学だけ、だけどさ~」








やっぱりね(笑)





でも、それでいいんだよ。

すべてを完璧に何でも出来る子、なんて、可愛くない(笑)





のび太はのび太らしく、
大好きな数学を究める人になればいいさ。







のび太、部活のことでイッパイイッパイの頭の片隅で
目指す道を見極めた、
暑い夏の日であります。










| 発達障害児公立中高一貫校での生活 | コメント(10) |
2011-07-11 (Mon)
「アツイ教師」の続編です(笑)



暑い夏にさらにアツイ教師、
その名も「シューゾー先生」(仮名)は、

のび太たちの部活の大会にも引率する事にありました。

またまた、「アツイ伝説」が展開するかと思うと
ワクワクします(笑)







ところで、のび太のP中学では掃除の時、
3学年混合で5,6人の班を作り、
いろんな教室の掃除をローテーションで行います。

先日、のび太が3年生の教室の掃除当番だった時、

「黒板のチョークがきれいに消して」と言われたらしい。


見ると、確かに消してはあるけど
うっすらチョークの跡が残っていた。

真面目なのび太は力を入れて消そうと頑張ったが、
これがなかなか消えない。





・・・・・よーく見ると、

「農地転用」とか「稲作」とか「荘園制度」とか
明らかに「社会科」の授業と思われるチョークの跡・・・



「社会か~・・・って思いながら消してたんだけど
 全然、消えなくてさ~
 でさ、考えてみたら3年生の社会って
 シューゾー先生なんだよね~
 やっぱ、授業もアツイから、筆圧も力強いんだ~って、
 ボク、ひとりで可笑しくて笑っちゃったよ~」





アツイ教師はチョーク持つ手もアツク力強い(笑)


こちらも梅雨明けして毎日35度超です。


そんな中、毎日、走りこむのび太。



ドロドロ状態で帰って来ます。



のび太も結構、アツイ男になりつつあります(笑)


おおお・・・(汗)








アツサはうつるんですね・・・







| 発達障害児公立中高一貫校での生活 | コメント(6) |
2011-07-07 (Thu)
「ボクさ、『カミカミ王子』って
 言われてるんだよ」

「あら、カワイイネーミング♪
 どーして?」



ラブリーな名前じゃん、って思って聞くと、




「可愛くないよ。
 なんかさ、噛んじゃうんだよね、喋るとき」

「ああ~その『カミカミ』ね~
 そうかな?のび太、そんなに噛んでる、って
 感じないけどなぁ」

「ボクも今までと変わってないと思うんだけど
 そう言われると余計に気になっちゃってさ」





のび太は確かに饒舌に喋る事は出来ない。

えっと・・・とか、あの、あの・・・とか、
んっと・・・とか、あぁ~なんていったら良いかな~とか、

言葉と言葉の間で次の言葉を考えて迷う時間がある。



でも、全然、気にならない!

・・・と思うのは親だからなのかもしれないな。


幼い頃、のび太の言葉の遅れから発達障害を疑った私。

でも、この言葉の遅れがあったからこそ、
アスペルガーではなく高機能自閉症と正しい診断もつき、
適切な療育も受けられたのだ。

言葉の教室に通い、療育に通い、
着実に成長していったのび太。



でも、もちろん、定型発達の子と同じようには育たない。

だって、発達障害だもの。

これが、のび太の個性だし。



ちょっとたどたどしくちょっと幼い雰囲気の喋り方も
のび太特有の優しい感じがにじみ出てるようで、いい。



未だに自分の事を「ボク」と公言するところも
なかなかよろしい(笑)と思っている。



小学生の時はず~っと一緒に育ってきて
「のび太くんはこういう喋り方」ってことで
誰にもそのことを指摘する子はいなかった。

でも、中学校で初めてのび太に出会った子には
その個性やらが、より独特に映るのかもしれない。




「お母さんも結構、噛むんだよね」


そう。

何故か、最近、噛む、というか
喋っていて、突然、次の言葉が出ず(思いつかず)
言葉を失ってしまうことがある。

そういうのって、喋っている相手が
ちょっと苦手な人、ってことが多い。



「のび太もお母さんも、結構、早口じゃん。
 だからさ、文節ごとに一息つくくらい
 ゆっくり喋ればいいんじゃない?」

「そう?ボク、早口かな?」



自覚がないらしいが、うまく喋れないくせに(失礼)
かなりの早口である(笑)

私も(笑)




「早いよ~!お母さんも気づかなかったけど、
 ヤマハで先生してる時に研修会で注意されたんだ。
 『ゆっくり話さないと子供たちには伝わりませんよ』って。
 気をつけていても、つい、早くなっちゃうんだけど、
 ゆっくり話そうとすると噛まなくなるよ」


「そうかぁ~・・・」






大丈夫だよ、のび太。

「カミカミ王子」って、いいじゃん。

「王子」って付けてもらえるなんて(笑)



それを気にして喋らなくなったりしないでね。

今のまま、おしゃべりなのび太でいておくれよ。









| 我が家の自閉症との関わり方 | コメント(4) |
2011-07-05 (Tue)
~「被災地の現実①」「被災地の現実②」から
 見てくださいね~



あの日、こちらはラジオからの情報しかなかったけど、
津波の様子を生中継していた映像には
それは悲惨で恐ろしい映像もあったとか。


テレビ局で編集している方などは
本来放送できない部分をカットしているらしいが
そういう仕事をされている方々に
精神疾患を来たしている方が多いとも聴く。


東京で働いている友人は生中継の津波映像を見て、
腰を抜かして立てなくなり、
ショックで気を失ったと言うし。







津波があった時、知人のAさん(私の同級生、男性)は
自分が経営している店にいました。

沿岸は地震自体の被害はそれほどなく、
それでも地震で落ちてきたものを片付けていたら
「大津波警報」が防災無線やら消防やらで叫んでいて
ヤバイ!と思い、車で高台に逃げたそうです。


ちょうど3時過ぎ。

子供たちの下校時間でした。


波がそこまで来ている!!!

車を置いて、
通学路だったAさんちの近くを歩いていた子供たちを
すぐそばの崖を這い上がらせて誘導し、
そこですべてが波に飲まれていく姿を見ました。

家も車も人間も、流されて飲まれて消えていく姿を
Aさんは見知らぬ子供たちと見ていました。

人が流されて消えていく、

その恐ろしい状況に泣き叫ぶ子も。



道のない崖を登り難を逃れたために、
そこで身動きが取れないまま
日が暮れてきてしまったため、
Aさんともうひとり通りがかりの男性と小学生6人で
さらに崖を登り、少しのスペースを見つけ
そこで一晩明かすしかなかったそうです。

Aさんが持っていたライターで火をたき、暖を取り、
男性が持っていたガムを小学生に食べさせました。

Aさんと男性の携帯で小学生の自宅に連絡をいれても
もちろん繋がりません。




小学生のひとりが、

「僕の家、すぐそこ」と指差した場所は1階部分が
浸かってしまっていました。



朝になり昼になり、徐々に水が引いていき、
とにかく小学生達を親元に帰さなければ、と、
とりあえず、子供たちの家に向かいました。

瓦礫や泥で道路があった場所がわからない。

夕べまで津波が押し寄せていたところを
かき分けていくしかありません。


Aさんが先頭になり、瓦礫をかき分けて進みます。

脇にマネキンが流れ着いているのか、



・・・と思ったら、遺体でした。



よく見ると、手足だけが見えて埋もれていたり、
大きな木に遺体が引っかかっていたり、
とにかく足元には「人?」らしき「もの」が
散乱していたのです。



「いいか!俺の背中だけ見て歩けよ!
 下を見たり周りをきょろきょろしなくていいから
 ちゃんと前だけ見て歩けよ!」

と小学生に叫びました。


そうは言っても、「見るな」と言われると
見てしまうのが小学生。


歩きながら、子供たちは、

「誰かいる、倒れてる、助けなきゃ」

などと言ったり、

泣き叫ぶ子もいたり、


だからと言って、倒れている人を全部助けていたら
きりがないほどの状況に最後には絶句したまま、
小学生達はAさんのあとを歩いたそうです。







きっと、こんな状況はAさんだけじゃなく
たくさんの人たちがこういうことを経験し、

壮絶な状態を小さい子たちも見てしまっただろう。




お母さんに抱かれたまま助かった子は
途中までお母さんが生きていて会話もしていて
だんだん、お母さんの意識がなくなっていくのを
腕の中で実感しつつ、自分だけ助かったことに
幼いながらも自責の念を抱いている。




こんな子たちがたくさんいる。




あの日以来、言葉をなくした子もいる。




どうかどうか、

もう、津波の映像はテレビで流さないで欲しい。

何度も繰り返し津波の映像を流すテレビ局の品位を
私は疑ってしまう。

あの波の中に、どれだけの尊いものたちがあるのか、
それを想像したら
簡単に津波映像を流せるだろうか?




興味本位で「津波の映像を見たい」という人は
ネットを探せばいくらでも見られるんだから。






私は世界中の神様に願う。

子供たちの心に残る辛い映像を
消去して欲しい、と。


そして、その辛い映像の上に
この先、色とりどりの楽しくて素晴らしい記憶を
映し続けてやって欲しい、と。






例えようのない悲しみを
経験した子供たちの心に
その辛過ぎる痛みを忘れられるくらいの

よろこびと笑顔が

未来にたくさん待っていますように・・・








| 母のつぶやき | コメント(0) |
2011-07-05 (Tue)
~「被災地の現実①」から見てくださいね~



近い親戚で津波被害にあった方は
幸いにもいませんが、

遠い親戚やら知り合いやらは
何人か亡くなった方もいますし、
避難所生活をしてる人もいます。


知人の親戚が・・・とか、知り合いが・・・とか、
○○さんの実家が・・・とか、

そういう話は山ほど見聞きします。





芸能人がこぞって、次から次へと避難所を訪れ、
歌っていきますが、
あれ、どーして必ずテレビ取材があるんでしょうね。

で、芸能人が行く避難所は行きやすく、
避難者が多い場所ばかりです。

小さくてちょっと遠かったり行きづらいところは
全く来てくれず、
支援物資さえ来ないんですよね。

でね、あの芸能人の避難所訪問って
結構、迷惑なんですよ。

芸能人が来るからってある程度、
いつもより警備をしなければいけないし、
役所の人たちは、他の仕事だけでもいっぱいなのに
余計な仕事が増えるだけなんですよ。

で、「○○さんたちが来ます」ってことで
取材陣も何故かついてくる、

車は増える、避難所以外の野次馬も増える。



最初の頃はそれでも楽しんでいたようですが、
さすがに毎日、同じ避難所にばかり、
次々、芸能人が来て、歌ったりすれば、さすがに疲れます。

だんだん子供たちも学校が始まり、
仕事も再開する人も増え、
避難所に昼間、いる人が少なくなってくる。

でも、「大御所の○○さんが来るのに
聞いてくれる人がいないと申し訳ない」と
「○日○時に○○さんが来るので避難所にいて下さい」
と、おふれが出る。


毎日毎日、誰かが来る、芸能人以外にも、
政治家だ、なんか知らんがエライ人だ、
一般人のボランティアで歌ってあげる、食わせてあげる、
見せてあげる、聞かせてあげる、~~してあげる・・・


っていう「押し付け」があとを絶たない。




避難所の人たちも疲れ果てて、スゴイ人気の歌手が来ても
聞きたくないと出て行き、聞いてくれる人が少なくて、
役所の人やらボランティアの人やらが
「サクラ」となってテレビ取材向けに被災者の振りして
聞いていたことも何度もあるらしいです。






「自分に出来る事をやろう」って、よく言うけど、

「自分に出来る事は歌う事」だから
歌って元気付けたい、って、
それは、時として、自己満足だけで
相手にとってどう受け入れてもらえるか、
という、本来の「ボランティア」精神を
全く考えていないままこちらに来る人が多いらしいです。


芸能人だけじゃないですよ。

一般人でも、趣味のサークル関係の人たちは
もっと困ったものらしいです。

芸能人やプロと呼ばれる方たちはまだ、
一般人とはレベルが違いますからね、いいんですが、
一般人の趣味レベルのものを
ボランティアにかこつけて押し付けられる事くらい
苦痛なものはないでしょうね。




避難所にいるある人の気持ちとしては、


「何かを披露しに来るつもりの人は邪魔でしかない。
 どうせこっちに来るなら少しでも
 瓦礫撤去するつもりの人だけ来て欲しい」








ボランティア、っていうことの意味を
本当に心から考えさせられてしまいます。













・・・あ、まだ、続きます。



| 母のグチ | コメント(0) |
2011-07-05 (Tue)
我が家周辺は全国的には被災地とは見られていないようですが
れっきとした被災地です。

陥没した道路も、最近やっと補修工事が始まり、
少しずつ治っていくのですが・・・

凹んだ道路を直しても、少しするとまた、
凹むんです。

直しても、また、凹む。


怖いですよ。

道路の下、どーなってるんだろう?恐ろしいです。


未だにブルーシートの家も多々あります。

まず、沿岸の津波被災地の復旧が優先されているので
内陸のこの辺はすべてにおいて後回し。

この辺の大工さんたちもみんな沿岸に借り出されて、
壊れた家の修理も出来ないまま、
という家ばかりです。

もちろん、我が家もスゴイ状態のまま4ヶ月過ごしてます。

直したいけど、元々ある家のローンに
修繕費用が一体いくらかかるのか、
考えると恐ろしくて・・・。

調べてもらったけど「一部損壊」にしかなりません。

「半壊」判定になるのって
素人が見て「全壊じゃん」って思うくらいじゃないと
「半壊」にならないそうでして(汗)


おまけに旦那の会社(〒←こーゆーマークの会社)ですが
冬のボーナスよりも20万減りました(号泣)

ローンやら必需品やら税金関係やら収めたら
余りませんでした。

っていうか、足りません(笑)





高速道路は大渋滞。

停電だった、って言うだけで罹災証明取って
高速道路がタダになってる人がいっぱいいるからです。

タダ、って、怖いですね。

今まで高速なんて運転した事もなさそうな
60キロでチンタラと異常なほどのキープレフトで
ガッチガチに緊張して運転している車が
いっぱい走り出すわけです。

危険です。

こんな車が増え、料金所は大渋滞です。

うちの最寄のインターは出るのに2時間かかったらしいです。





可笑しいでしょ?


なんか、この夏、ブルーです。





単なるグチです。




続きます。

次はもっとシビアな話を・・・













| 母のグチ | コメント(0) |
2011-07-04 (Mon)
のび太は、アツク情熱的な人が苦手。


熱血漢、とか、ヤル気満々とかを
人に向けてくる人が苦手。





だから、P中学のような「文武両道」を目標にして


熱くなれ!燃えろ!


とか言うタイプの先生は

「引いてしまう」らしい(笑)







ある日、テレビで元テニスプレーヤーの松○さんが
子供たちにテニスを熱血指導しているのを見て、


「ああ、もう、ボク、耐えられない・・・」


と、部屋に避難したほど(笑)











で、P中学にもアツイ教師はいた(笑)


その名も「シューゾー先生」(もちろん仮名だよ)!





この先生、のび太の部活の直接の担当ではないが
遠征する時など引率担当らしく、

時々、廊下で会ったりすると、


(シューゾー先生のイメージ絵文字)「おお!のび太~!
 どうだ~記録、伸ばしてるか~!」


と、大声でメチャクチャアツク強く激しく(笑)
語りかけてくるらしいのだが
のび太はどう対処したらいいか解らないらしく、

「あ、えっと、あ・・・」

などと口ごもっていると


「お~い!腹から声出さないとだめだ~!
 朝飯、ちゃんと食ってきたのか~?」

などと、ド迫力の勢いで(のび太談)返してくる。



それがまた、

「苦手」だとか(笑)



そんな調子で、

「しっかりしろ~」

とか

「ガンガン行け~!」

とか

「死ぬ気でやれ~」

とか


いつも言っているので、
シューゾー先生をいつも避けていたのび太(笑)

(シューゾー先生は3年生の担当なのでのび太の授業はない)






で、またまた、ある日、
シューゾー先生と出くわしたのび太。


ああ、目があっちゃった、


ああ・・・どーしよー!


今日は何を言われるんだろう~




ひょえ~!!!







「お~い!のび太~!!!」



あああ・・・やっぱり来た~!!!




「・・・はい・・・」












「お前さ、テスト、結構いい成績なんだってな~
 やるじゃん!

 この調子で行けよ~!

 部活もガツンガツン行け~!」







何を叱られるか、何をけしかけられるかと
ドキドキしていたら



「誉められたから、ビックリした・・・」







アツイ人はアツク気合をかけるけど、

アツイ人は誉める時もアツサを忘れない(笑)






のび太、「アツイ人」が、

ちょっと、イヤ ではなくなった、

ひとコマ。







| 発達障害児公立中高一貫校での生活 | コメント(6) |