2010-03-31 (Wed)
のび太と会話ができるようになっていったのは
おそらく幼稚園年長の頃だと思う。

ほぼオウム返しのみから次第に
単語で意思を表そうとしてはいたものの、
こちらの推理どおりではないことも多々あり、
さらにこちらの意図も正しくは伝わらず。



それが次第に会話らしくなっていることに
この上ない喜びを感じたりして。





もちろん、今現在だって、
のび太の言葉はスムーズではない。
言い回しや「て・に・お・は」がおかしくなったりするので
うまく伝わらない事もあるけれどね。



でも、会話にならなかった頃の
不思議に思ってたのび太のあれこれを、
今ののび太が真相を語ってくれる事があり、
それは怪奇現象の謎解きでもしてくれるかのようで
実に面白いのである・・・











のび太が幼稚園に入る以前だったと思う。

お昼におにぎりを作り、
海苔でアンパンマンとしまじろうの顔を描いた。






のび太に「アンパンマンとしまじろうのおにぎりだよ~」

と、得意げに出して食べさせようとしたら、







「ダメダメ~ダメ~~~!」


と、号泣。



「アンパンマン、しまじろう、ダメ~~~!」


と激しく抵抗。




じゃあ仕方ない。

「お母さんがアンパンマンとしまじろうを食べるから
 のび太は普通のおにぎりね」

と、私が食べようとしても


「ダメ~アンパンマン、しまじろう、ダメダメ~」


と、大騒ぎ。






結局、のび太が昼寝したあとでこっそり食べたけど(笑)







実は昨日、のび太とテレビを見ていたら
のび太が幼稚園の頃、よくお弁当に入れていた、
冷凍食品のポテトが出てきた。

丸くてにっこり笑ったこんな→形のポテト。

偏食が激しくてお弁当箱に入れられるもので
食べられるものが限られていたのび太にとって
(いや、私にとって、か?)
実に重宝した食材だった。


「ああ!のび太、覚えてる?このポテト!」

思わず、懐かしさの余り、叫んだ私。





「うん、すごく覚えてるよ~
 ボク、こういう顔とかの形になってるヤツ、
 苦手なんだよな~」


「え?食べなかったの?」


「食べてたけど、なんかツラくなってきちゃう、
 っていうか・・・」




そこで、冒頭のアンパンマンとしまじろうのおにぎりを思い出したのだ。


その話をのび太に聞かせたら、



「やっぱり。
 なんか理由は良くわかんないけど
 なんかさ~苦手なんだよ。
 つらくなって来る」


「へえ、今でも?」

「今でもだよ。
 絵とかで描かれているのは平気なんだけど
 顔とかの形、そのものの食べ物は、ちょっとね。」




わかる気もするけど、わからん(笑)





でも、こういう「過去ののび太の不思議」を
「たねあかし」してくれるのが
チョー面白かったりして。








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| 発達障害の不思議 | コメント(6) |
2010-03-29 (Mon)
子供の良くないところは
全て母親のせいになる世の中。


私もそんな風に言われてきたよ。


言葉が遅い、といえば
「お母さんがあまり話しかけていないから」
と言われ、

発達障害だ、といえば、
「お母さんの愛情不足じゃない?」
と言われ、



さらに、パニクって泣き叫べば
「あら?虐待じゃないの?」
とか言われ、

落ち着きがなくて走り回って怪我をすれば
「お母さんがちゃんと見てないからよ」
なんて非難され、


そこには「お父さんのせい」にはならない
不思議な感覚もあって、

また、「人はいろんな人がいる」
「子供もそれぞれ個性がある」とかいう、
漠然としたものの言い方は存在しなくて

「普通」とか「当たり前」とか「一般に」とかいう、
「個性を認めません」と言う代わりの
否定語が突きつけられるのだ。






そんな風に、いつも母親は追い詰められていく。


さらに、個性の強すぎる子供を育てるとなると
輪を掛けるように母親は世間から否定され続ける。


はみ出す個性も母親のせい、

障害なんてあろうものなら
母親が犯罪でも犯しているかのような
強い非難を受ける事すらあるのだ。







なんでもかんでも、母親のせいなのだ。






母親は完璧でマリア様のような100%の慈愛を
抱いているものだという世間の幻想。




そしてそれは、
子供が大きくなっても成人しても永遠に
「母親」に要求されるのだ。








だから、私は個性の強い子供達を育てる母親達に
「頑張って」とは言えない。


だって、今、精一杯頑張っているんだもの。



「ご苦労様」

「ありがとう」

って言って、抱きしめてあげたい。






それは、自分がそうして欲しいからなのかも知れない。




















| 母のグチ | コメント(10) |
2010-03-26 (Fri)
「陸上練習に参加する事で
 新たな自分の可能性を見つけることができましたね。
 一歩踏み出すっていいことだなと思いました。
 
 誠実な仕事をすることで人との関わりが生まれました。
 学級のためになる発言もうれしかったです。
 ありがとう。」




これは先日の離任式の日に、
のび太がC先生からいただいてきたお手紙です。


クラス全員36人に、一人ずつ、したためてくれました。



通知表にも所見はあるのですが
それとは別にひとりひとりを思ってくださり、
こうして文字として残してくださるC先生。

お忙しい中で、ちゃんと子供達ひとりひとりの
良いところを見つけて
言葉にして誉めてくださることは
どの子にとっても嬉しく認めてもらえている喜びを
感じる事ができるのだと思います。



のび太は本当にこの1年、
C先生との出会いで新しい自分を知ることができ、
認めてもらえることで更に努力し、
また、今まで苦手だと思っていた陸上の分野での
良いところを伸ばしてくださる一言で
自信を持ち、まさしく一歩踏み出しました。


C先生との出会いは宝物です。




また、(おそらく)6年生もよろしくお願いします。






そしてそして・・・




5年連続の皆勤賞の賞状もいただいてきました~~~♪



小学生の時は1ヶ月に何度も体調を崩して
しょっちゅう欠席していた私にとっては
信じられない快挙だと思います!


のび太は「6年間皆勤賞」を目指すそうです!




のび太地方は昨日、吹雪いて寒かったです。

今日は良いお天気ですが痛いほどの北風で
メチャクチャ寒いです~


こちらは春はまだ先のようですが
心は春です。





みなさんにもステキな春が訪れますように・・・








| 小学校 | コメント(0) |
2010-03-25 (Thu)
残念でした・・・


実は、過去記事で
就職のための履歴書を出して
それだけでいろいろ妄想して吐き気がする・・・

と、言っていましたが




吐き気もおさまりました(笑)






残念ながら不採用でした。



先ほど連絡いただきました。









実はどんな職種かと言いますと、
「療育指導員」でした(照)

のび太が通っていた療育の指導員です。


ここは市で運営しているので一応、
市の特別臨時職員扱いになるのです。






面接も受けてきたんだけど
面接で突然、

「A町で新しく開設するので
 そちらに通ってくれる人を探しているのですが
 A町に通勤できますか?」

と・・・。



えええ~~~!!!


A町、とは、のび太市と数年前に合併した町。

確かに「市内」ではあるが
地理的に無理な合併なため、
ここから車で1時間程かかるのだ。

電車は2時間に1本(笑)



「え~と、A町への通勤は無理です。」




はい、もうこの時点でアウトでしょうね。




で、

「どうしてこの療育指導員に応募されたのですか?」

お、来た!この質問。


「実は今度小6になる息子がこちらの療育に
 お世話になりまして、
 親子共々、その時の経験のおかげで
 成長する事が出来ました。
 その時に特別な配慮を必要とする子供を育てることは
 親の精神状態が健全じゃなければ
 子供と冷静に向かい合えないと言う事も
 体験しています。
 ですから、そういう親の立場でもある私が
 もしかしたら力になれることがあるのではないか、
 と思いました。
 また、10年間、ヤマ○音楽教室のグループレッスンで
 子供達と接してまいりましたので
 そういう経験も生かせるかと思って希望いたしました」


ちょっとニュアンスや言い回しは違うけど
ほぼ、丸暗記して行きました(笑)




「そうなんですか~療育経験者なんですね~
 なるほど~
 音楽教室、ということはピアノとかも弾けるんですね」


おお・・・

ちょっといい手ごたえか?!


「お子さんはどういう状態ですか?」


「高機能自閉症と診断されていまして、
 普通クラスでなんとか頑張っております」


「・・・・・A町への通勤はやっぱりダメですか?」


「そうですね~
 一応、息子にも私が働く事になってもいいか、
 確認して、大丈夫、と言ってもらえたのですが
 この先、何があるかわかりませんし、
 万が一に備えて、なるべく近くにいたいと
 思っています」


「そうですか・・・」





要するにA町での指導員を募集していたのだ。

だったらそういう風に募集要項に書いておけば良いのに!





まあ、勤務地のことを除いても
よ~く冷静に考えたら、この就職氷河期と言われる今日、
10年以上も家庭に篭っていたおばちゃんが
新卒の人を差し置いて採用されるはずもなく・・・(笑)








過去記事にも書いたけど
社会的弱者と言われる方の力になれる仕事に就きたくて
実は福祉系の大学の推薦書も書いてもらったのに
親の反対で進学を断念した経緯のある私。

のび太が療育に通うようになったとき、

「ああ、これが私が憧れていた世界だったよな~」

って、ある意味、ワクワクしたワタシ。


で、暇つぶしに生まれて初めて
ハ○ーワークのHPを見ていたら目に止まったこの募集。


これが私の夢の職業だったので・・・



これはもう、運命的なものを勝手に感じちゃって(笑)
一人で妄想してはドキドキしていました(笑)





確かに私が働く事になったらいろいろと
大変なところもあったから今となっては

「まだ、働きに出るのは早い」

っていうことだったのね~、と思うことにしています(笑)






・・・・甘いよね、ワタシ。


チラッと見て勢いで応募して
簡単に採用されるわけないって(汗)





と言うわけで、まだしばらく、
毎日パソコン生活&愛犬のお散歩生活となります♪




















| 母のつぶやき | コメント(2) |
2010-03-23 (Tue)
以前、こんな記事を書いたのですが・・・


まあ、とにかく、ワタシは「サザ○さん」並みに
あわてんぼでそそっかしいのだが・・・

それにしても自分でも信じられない事が起きるのだ。



先日も大好きな真っ赤な箱のガーナチョコレートを
買い物籠に入れた。


レジを済ませ、自分で袋詰めしていたら、
真っ赤な箱のガーナチョコレートが・・・












真っ黒な箱のガーナチョコレートブラック
変化していた!!!









ありえない。


だって、真っ赤な箱なのよ。


それを確認してかごに入れた(つもり)なのに!




ここで、考える。




①レジのオバちゃんがブラックにすりかえた。

②ワタシが手に触れると何かしらの力が働き
 酷似したものに変化する。





だって、以前書いた記事でも疑問なのだが
自分ではきちんと確認してかごに入れているのだ。

過去記事のコンディショナーの時なんか
「シャンプー」と指差し確認&読み確認までしてたのに
コンディショナーに変化してしまうって
一体どーゆーことよ?!




旦那とのび太にも話したのだが
旦那なんて


「ああ、そうだね~変化しちゃうんだね~」




なんて、まるで取り合ってくれないし(笑)




のび太に至っては、
ニヤニヤしながら最後まで聞いたあと、

「お母さんが間違ってるんだってば!
 ものが変化するなんてありえないんだってば!」

と、ごもっともな正論を力説するし(笑)








じゃあね、こんな事もあったじゃない!

みんな、あの時、ちゃんと確認して、
さらにビックリしたのを忘れていないよね・・・




実は・・・


我が家の共通の筆記用具は
私が仕事をしていた時に使用していた
ミッフィーの筆入れに全て収納してある。

そこにはのび太がまだ2歳の頃に
意を決してディズニーランドに旅行した時に購入した、
くまのプーさんのハサミも入っている。

みんなこの筆入れから必要なものを自由に使って戻す事、
ということで使っていたのだ。




ある日、そのプーさんのハサミが見当たらなくなった。

その筆入れにもないし、あちこち、
あると思われる場所をくまなく探した。

みんなが使うので家族3人揃ってあちこち探した。

当時、のび太は折り紙ブームで
しょっちゅうそのハサミを使っていたので
もしかしたら折り紙の切りくずなどと一緒に
過ってゴミ箱にでも捨ててしまったのかもしれない、
ということで、仕方なく新しいハサミを購入した。





そして、新しいハサミがやっと馴染んできた頃、


ふと、筆入れを開けると・・・










無くなっていたプーさんのハサミが
そこにあったのだ・・・!!!







あんなにみんなであちこち探したのに。

何日もかけてあちこち探したのに。







一体、どこからどうやって、

再びこの筆入れに戻ってきたのだ?!




この時は、みんなお互いが、

「自分が変なところにおいてたから
 あとでこっそり戻しておいたんでしょ?」

と、お互いがお互いをちょっと疑ってた(笑)



しかし、ありえない。




あれほど探したのに見つけられなかったのに
なんで何ヶ月も経ってから
筆入れに戻っているのか・・・!!!






我が家では、

時々、

こんな不思議な事が









起こります。








でも、旦那ものび太も









ワタシにおかしな力が宿っているのでは?






・・・とか思っている(笑)








いや、単にそそっかしいだけだと思いたいが、

見えざる力なのか・・・?





う~ん・・・








| 母のグチ | コメント(16) |
2010-03-19 (Fri)
のび太の5年生が終わりました。

去年のそれとは、全く違う、
とても達成感、充実感のある1年間でした。




C先生との出会いがのび太を救ってくれたし
自信を持たせてくださり、
本当に生き生きと過ごせた1年間だったと思います。


おそらくC先生は6年生も引き続き担任であると思います。

C先生、本当にありがとうございます。

そして、6年生もどうぞよろしくお願いいたします。





・・・なんと!

字が汚くて自分の名前さえ解読不能だったのび太が
書写コンクールの毛筆の部で
「準特選」の賞状をいただいてきました~~~~~

(「特選」が一番良くてその次が「準特選」。
 以下、金賞、銀賞、銅賞、入選、と続く)



今年の目標「字を丁寧に書く」の成果と
C先生からの
「字を丁寧に書くことを意識しているのが
 ひしひしと感じられました。
 そういう気持ちが素晴らしいと思います」
という評価のたまものでしょう。



本当にのび太は毎日毎日、
精一杯頑張っているのがわかります。

何でも真剣にクソマジメに(失礼・・・汗)
取り組もうとするのび太。




春休みはちょっと心を休めようね。






今日は卒業式で在校生として出席しています。

来年のことを妄想しただけで
鼻の奥がツーンとします(笑)






・・・・・さてさて、

そういう私も午後から面接・・・



ううううう・・・・・

キンチョーのあまり、食欲が全くない・・・

吐きそう・・・








| 母のつぶやき | コメント(4) |
2010-03-17 (Wed)
「のび太くん、良いキャラだよね。
 うちの息子ものび太くんみたいに
 育って欲しいなぁ~」









へ?




なんですって?!






「うちの息子ものび太くんみたいに
 育ってほしいなぁ~」





うちの息子ものび太くんみたいに・・・?!





先日、1年生の男の子のお母さんに言われた。


被害妄想の私は

「はぁ?!お世辞にも程がある!!!」

と、内心、思うのだ(笑)





「うちの子なんか、周りに影響されやすくてさ~
 のび太くんってすでに
 自分の世界観があるでしょ?
 なんか、いいよね~」





ああ、なるほど。


要するに、他の同世代の子とは違って
独特な雰囲気がある、ってことね。

それは否定しませんよ。

確かに多数派のお子さんとは明らかに一線を画しているもん。





のび太はオトナ受けするお子様だ。

小さい時からそうだった。

自分から寄って行き、話しかけるのび太は
どこに行っても可愛がられていた。

他の子たちがゲームに興じる中、
のび太は折り紙やあや取りなど
オトナ心をくすぐるようなアイテムと特技で
オトナやじーさんばーさん達のハートを
わしづかみにして生き抜いていた。



しかし、幼稚園で園長に

「のび太くんみたいな子、今まで見たことありません」

と、言われた。

挙句の果てに、

「昔はこういう子は『たたられた』って
 後ろ指を差されたものだ」

とまで言われた。



それでも幼稚園では明らかに異彩を放ちながらも
先生方のおかげでちゃんと生きる場所があった。



小学校に入学した。

小学校とは「選別」「区別」「仲間分け」が
無意識に行われる場所だ。

明らかに独特な雰囲気を放つのび太は
すぐに同級生から「区別」され、
「仲間分け」の末、いじめの標的になった。

それでもやはり先生方のおかげで
のび太は何とか生き抜いてきた。



しかし、先生もいろいろで
先生が「選別」し「区別」をし、
「仲間わけ」をしてしまう場合がある。

それが前回の記事の4年生の担任だ。

こうなると、のび太タイプの子は終わりだ。

救いがどこにもなくなる。



オトナ受けするはずののび太は
学校という場所のオトナには
受け入れてもらえない場合があるのだ。







これが、一歩、学校という枠から出ると

「のび太くん、個性的でいいよね~」

ってことになっちゃうから不思議だ。





学校、って、なんだ?



好きな勉強だったら、学校に行かなくても
のび太は独学でどんどん覚える。

人との関わりを学ぶ場所、とか言うけれど、
人を傷つける事を誰もとがめない、
そればかりか教師側が子供を平気で傷つけておいて、
「それも経験だ」と言うのはおかしな話だ。





自分の今までを振り返っても、
「学校」と言うものがただの「枠組み」だったとしか
思えないのが、悲しいのだ。






のび太も「学校」という枠から解放されたら
きっと、もっと、生き易くなるよ。





それまでは我慢かもしれないけど、
今のままののび太でいいんだ。



のび太の個性を理解できない学校からは
お父さんとお母さんがのび太を守るから。
















| 小学校 | コメント(6) |
2010-03-15 (Mon)
1年前を思い返すと、
のび太も私もドロドロだった。

毎日のいじめ、
それに対する担任の納得いかない対応、

・・・というかそれ以前に担任は
学級を崩壊させたのだ。

3年生の時はきっちりとしたクラスだったのに
4年で担任が変わって、
子供達は同じメンバーなのに一変させたのだ。






めんどくさい事はしない、
自分がぶち壊したクラスも
「今の子供達を取り巻く環境のせい」にした。


嫌がらせをされているようです、
と報告すれば、自分は何一つ指導も注意もすることなく
すぐに相手の親に連絡するのみ。

いつも相手から仕掛けられて
いざこざが起きるのび太に対しても、
「ケンカ両成敗」といって、
のび太にまで罰を与えるものだから、
いじめがなくなるどころかますます酷くさせた。

体育でキックベースをやると
「ルールが解らない人は知っている人に各自聞くこと」
と言って、自分が説明する事を手抜き。

「のび太は聞き言葉だけでは理解できないし、
 ルールがわからなくて体育が出来ないと言っているので
 先生の方から説明して欲しい」
とお願いしたら、次回の体育から
キックベースはやらなくなってしまったり(笑)


他のクラスから「4年○組は学級崩壊」と
噂を立てられると、
「私の手には負えないのでいざこざがあったときには
 校長先生、教頭先生にお願いしてもらっています」
と、自分の指導力のなさを恥じる事もなく
平気で豪語する。




のび太は「先生が言う事は正しい」と
思っている子なので
自分は決して間違っていないはずなのに
先生に罰を受けることで
どんどん混乱していき、自己否定感を強めた。









5年生になってC先生に変わり、一番初めに
「5年生の目標」を書かせられたときに

「4年生の時はいじめられて悲しかったので
 いじめのないクラスにしてください」

と、のび太は書いた。



それはそれは切実な願いだった。



次の日、C先生は一喝した。

これまでのいじめについて話し合い、
いじめを過去にしてきた人に反省を促し、
いじめを受けてきた人に辛さを吐露させ、
お互いの気持ちを理解させて、

「絶対に小さないじめも許さない」と、
学級目標に掲げた。


嘘のように、いじめも嫌がらせもなくなった。






「4年生のクラスは
 みんな気持ちがバラバラだった。

 でも今のクラスは
 みんな心が繋がっているんだよ」




先日、4年生の時、のび太は辛かったけど
本当に頑張ったよね

なんて話をした時に、のび太が言ったこの一言が
1年前と現在の全てを表していると思う。





そしてある日、学校から帰って一言言ったのび太。





「今、ボクの学校生活は充実してるんだ。
 クラスが目標達成までもう少しだし、
 それに向かってみんな頑張ってるんだ。
 だから今までで一番、充実しているんだ。」




言葉での気持ちの表現が苦手なのび太に
ここまで言わせるC先生は、スゴイ!と思う。




今、学校で先生の対応に苦しむ子はたくさんいる。

もちろん、教師と言えども人間だし、
正直なところ、生徒との相性もあるのだろう。


だけど、そういう事を差し引いても
教師以前に人間として首を傾げたくなるような教師も
残念ながらいるのが現状だ。

配慮をお願いしても、嫌がらせのように
逆の事をしては子供をパニくらせたり、
子供や親の気持ちを逆なでるような言葉や対応を
平気でしてくれたり・・・・・


教師個人に不信感を感じて、
さらに学校不信にもなったり・・・


だけど、そんな先生ばかりではない。



ちなみにC先生はのび太の配慮をお願いした時、

「恥ずかしながら発達障害のことは
 全く解らないんです。
 ただ、のび太くんをきっかけに
 勉強していきたいと思う」

と、おっしゃっていました。



つまり、発達障害とか特別支援とかって
知識じゃないんだな、と。

一人一人のこどもの気持ちにいかに寄り添って
理解しよう、という気持ちで向かってくれるか、
要するに単に「思いやり」の気持ちなんだと思う。




のび太も散々な対応に泣かされてきましたが
人間として尊敬できる先生と出会い、
本当に4年生の頃には考えられないほど、
生き生きと学校生活を送れるようになったのです。



明けない夜はない、
止まない雨やない



辛い時は、ゆっくり休んで自分の心を労わりながら、
ゆっくり時が流れるのを待ってもいいんじゃないかな、
なんて思うんです。




辛い事のあとには、必ず、嬉しい事があるはず。


それがいつになるかはわからないけれど、
夜明けを信じて、
晴れ間を信じて、
前を向いて欲しいです。





春になったら、何かが変わるかもしれないし・・・






| 小学校 | コメント(4) |
2010-03-11 (Thu)
特別支援学校は全国的に定員オーバー状態。

おまけにどこの地域にもあるわけじゃなく
家から通学できる場所にあったとしても
入学できる保障もない。

ましてやこれが高等部ともなると
のび太の県にも数えるほどしかなく、
我が家の近くの聴覚障害児の支援校も
寄宿舎がある。

体に障害がある、と言うだけでも
親も子も不安でいっぱいなのに
幼いうちから親元を離れることを
余儀なくされる障害児はたくさんいるのだ。



療育関係で知り合った重度の自閉症のBくん。

この春、地域の中学校の特別支援クラスを卒業し、
ここから200キロ近くも離れた、
私立の特別支援の学園の高等部に入学します。

ここは、県内では有名な授産施設の付属。

「○○の園」と言えば、県内の人は
耳にした事はあるはず。

県内のスーパーに「○○の園」の製品はたくさん卸され、
その質の高さから授産施設としては
かなりの売り上げを得ているのだ。

我が家でも肌の弱い私とのび太は
「○○の園」の手作り石鹸をもう10年ほど愛用している。

他にも、消臭にも良いとされる竹炭や
ハーブから栽培して作るポプリ、
「どうしてこんなにふんわりしてるの?!」
と、ビックリしてしまう手作りパンなど、
本当に丁寧に作られているのが解るものばかりで
使う時、頂く時、思わず、両手で抱いて、
祈りの動作をさせられるようなものばかりを作っている。



通学できる距離に県立の特別支援校はあるのだが
特別支援校とはいえ、倍率は3倍近くあるらしい。


だったら・・・

遠く離れてしまうけれど、
将来の見通しが立つ学校に思い切って・・・

と、考えたご両親。




その話から、ふと、思ってしまった。





子供の数は激減しているのに
特別支援校の倍率は高いし簡単に入れない。

市立の小中学校の特別支援小・中学校だって
特別支援級のクラスをいくら増やしても
定員オーバー状態が慢性化している。



おかしくないですか?


それだけ「発達障害」というものが認知されて
正しい診断基準も確立されてきて、
「発達障害」と診断される子が増えてきているから、
なのかもしれないけれど、
なんか、腑に落ちない。



学校や世間というものが、
がんじがらめの鉄格子の枠を作って
そこからちょっとでもはみ出しているものを
選別している結果が、
特別支援に該当する子の急増に繋がっている気さえする。

学校が、自分達の手に負えないものを
「特別支援」なんて善良ぶったお払い箱的な扱いで
さじを投げているだけじゃないのか?





一人一人の子の気持ちに寄り添えば
本来は誰もが普通クラスの中で生きられるはずなのだ。

もちろん、特別な配慮を絶対的に要する子は
それなりの環境が与えられて当然だ。


しかし、
知的な遅れのない発達障害の子、
本来なら普通クラスでやっていけるはずの子らで
あふれかえる支援級。




発達障害児が増えているのではなく、

普通に当たり前に存在するはずの
ちょっと敏感で独特な感性の子たちが
学校に居場所をなくして追い詰められて
支援級に追いやられている気がしてならない。







Bくんの門出の春に、
いろんなことを考えさせられたのでした。







| 特別支援・資料関係 | コメント(14) |
2010-03-10 (Wed)
今、私はすご~~~く緊張している。

何故なら、「履歴書」を書いて送ってしまったからだ。





そう。

なんと、約12年ぶりに仕事をしようか、と
思ってしまった。


・・・というのも、
「パソコンでハローワークの求人、見れるんだよ」

と、友人に聞いて、へぇ~と思い、
単なる暇つぶしに見てみたのだ。




そうしたら・・・

「この仕事だったらやりたいっ!!!」

と、思える仕事が目に止まってしまった。



そう。
何でもいいから仕事をしたいわけじゃない。

この仕事だったら、やりたい!

と思う仕事だったのだ。



のび太も今、一番、気持ちが安定しているし、
今だったら多少の生活の変化も
受け入れられると思えるくらい、
とても落ち着いているのび太。


ま、唯一の心配事は愛犬ロック(笑)

ず~っと一緒だったし、
留守番させても4,5時間程度だったが、
もし私がこの仕事をする事になったら
7,8時間の留守番を強いられる。

動物は気持ちがデリケートだから
調子を崩すかもしれない・・・
などとあれこれ考えてしまうと不憫だけど。





まだ履歴書を送っただけだし
もちろん、採用される確立は、低い(笑)

それなのに、働く事を想像しただけで・・・











吐き気がする(笑)











ううう・・・



こんなことで本当に働けるのだろうか・・・?!


でも、これは是非やりたい仕事。

これを逃したくない気持ちも大きい。






だけど、










働く事で変化するだろう、いろいろなあれこれを
考えただけでツライし、眠れないし、吐き気はするし、
何もかもが手につかないし・・・(汗)




あぅぅ・・・








はぅぅぅぅ・・・・・・
















| 母のグチ | コメント(4) |
2010-03-08 (Mon)
「お姉ちゃんって、人の相談に乗ってあげるって
 出来ない人だよね」


だいぶ前だが妹に言われた事がある。




私としては真剣に聞いて、真剣に考えて、
真剣に答えようと必死だったのだが、
そんな風に言われてしまった。

言われてしまったが、その通りだ。




・・・・・というか、こういう相談事って、
相手に良い方法をたずねている訳じゃない。

ただ、単に、自分のあれこれを聞いて欲しくて
その手段として
「どうしたらいいかな~?」と切り出すが、
こちらが「○○した方がいいんじゃないの?」
と言った所で、その回答を素直に受け入れて
行動した人も見たことがない。


まあ、私の回答が的外れなのかもしれないけど(笑)
それにしても相談しておいて
こちらの回答を耳では聞いているが
受け入れる人がいないのだよ。




で、私は相談されると、

「自分ではどうしたいと思ってるの?」

と、聞いてしまう。



で、

「~~しようか、それとも~~しようか、
 迷っているんだよね~
 どうしたらいいのかな?」

と返されたら、

「私だったら~~するけど、
 人それぞれだからね。
 あくまでも『私だったら』だから
 それぞれの立場とかあるからね、
 絶対に~~した方がいい、とは
 私は言わないけど」

と言う。


あくまでも「私だったら」の答えは言うが
「あなたは絶対に~~した方がいいよ」
とは言わない。




だって、私は「あなた」の本当の気持ちは
絶対に理解できないだろう。

話してくれている事が
相手の気持ちの全てではないだろうし。



「普通はこういうとき、
 相手の気持ちになって答えるものでしょ?
 相手の身になればいろいろ出てくるじゃない?」

と言われるけど、
人は人、自分は自分、考えは人それぞれで
やっぱり私には相手の気持ちは理解しかねるのだ。


それに、あまり真剣に相手の気持ちを考えようとすると
自分まで同じような精神状態に陥ってしまって
苦しくなる事もしばしばなので
重い内容ほど、ほどほどのスタンスで聞かないと
自分が大変な事になってしまうのだ。









「ボク、相談に乗るのって、
 どうしたらいいかわかんないんだ」

ある日、のび太が言った。


隣の席のAちゃん(女の子)に
「『私、Nくんのこと好きなんだけど
 告白した方がいいかな~?
 どうしたらいいかな?』って
 相談されたんだけど、わかんないんだ」

あらら。

のび太に相談事、それもレンアイの相談なんて
笑えるし~~~




「で、のび太、なんて答えたの?」


「『わかんないよ~
 そういうことは自分で考えた方が良いよ』
 って言った。
 だって、ボク、女の子の気持ちとか
 全然わかんないもん」




またある時、旦那がメールを打ち終えて、
「はぁぁぁぅぅぅ~」
と、悲壮感たっぷりのため息をついたので
「どうしたの?」と尋ねてみた。


「後輩が仕事上の人間関係で悩んでて、
 しょっちゅうメールで相談してくるんだけどさ、
 疲れちゃって・・・
 俺、相談事に乗るのって苦手なんだよね。
 『自分だったらこうするけど』っていう風にしか
 答えられないんだよね~」


まるで、私と同じ(笑)






家族揃って、相談される事が苦手である。










 
| 母のつぶやき | コメント(2) |
2010-03-05 (Fri)
早くも3月。

学校も先生方の年度末の様々な作業のために
子供達は午前授業で早く帰ってくる・・・


・・・のに、のび太小学校では
午前授業の時は必ずお弁当を持参。

早く帰ってくるんだったら
家で食べれば良いじゃん!!!


お弁当作りに四苦八苦の母親達は思うのだが
これにも理由があるのだ。




以前、私達が住んでいた家(賃貸の一軒家)の向かいに
のび太と一日違いで同じ病院で生まれた子がいた。
(たまたまです)

その子の2つ上に女の子、
さらに上に小学生のお兄ちゃん、
このお兄ちゃんだけ前のお父さんの子供。

そのお兄ちゃんは当時2年生。
独特な雰囲気の子だった。

夜中、近所中に響き渡る怒鳴り声で叱られて、
家を出されるお兄ちゃんKくん。

そんなときは歩いて15分くらいの
おじいちゃんの家に歩いて行ってたらしい。

15分程度歩いておじいちゃん家に行けるならいいよね、
とはいえ、小学生が夜中に
それもこの辺は人も車も夜中にはほとんど通らない。

街灯も少なく真っ暗な夜道を一人で歩く・・・

ある日、夜中に外が騒がしかったので見ると、
消防車やパトカーが来ていた。

叱られて外に出されたKくんが
ライターで火遊びをしていたらしい。

ゾッとする。




そのKくんと同級生の子Rくんがいるお母さんの話。

幼稚園の時にRくんがお母さんに

「Kくんのお弁当のおにぎりが食べたい」
と言い出した。

Kくんがどんなに美味しそうなおにぎりを
持って来てるのかと思ったら、
コンビニのおにぎりだったらしい。

幼稚園児にとって逆にコンビニのおにぎりが
羨ましく思えたのかもしれないが
Kくんのお弁当は毎日のように
コンビニおにぎり2個のみ、だったらしい。


のび太と同級生の子が
のび太と違う幼稚園に通いだした頃、
Kくんのお母さんはどうやら水商売を始めたらしかった。

しばらくするとそのお店に来ている
お客さんらしきサラリーマンが
日中、Kくんの家の前に車を止めて待っている。

そして、会えないと花束やプレゼントのようなものを
ドアノブに掛けて帰っていく・・・

何度かKくんと鉢合わせになっていた。

なんともキモチワルイ思いで向かいの家の私は見てた。



そうこうしているうちに、ある日の早朝、
大きなトラックが入ってきた。

トラックから彼女がやっていたお店の物と思われる、
看板やテーブルや椅子、業務用の冷蔵庫のようなものが
たくさん運び込まれた。

我が家と同じ間取りの6畳3部屋に大量の荷物が入った。

入りきれないものは外に放置された。

お店を閉めたためにこんな事になったようだ。

あの家のどこにアレだけの荷物が入り、
そこに子供3人と暮らせるのか?


時々、大家さんがいらして
日にさらされてほとんど剥がれ落ちている障子を見て、
心配そうになさっていた。



当時、小学校の給食費は地区ごとに
子供会で集金していたのだが、
このKくんの家庭はいつも居留守。
たまたま顔をあわせてもまともに支払ってくれた事がなく
いつも集金係の人は苦労されていたらしい。

当時は小学校も午前授業の日は
給食もお弁当もなく家に帰って食べる事になっていたが
このKくんの家ではお昼を準備しないまま
お母さんもどこかに行ってしまうのか留守らしく、
おなかを空かせたKくんが友達の家に行っては
「何か食べさせて」とせがんでいたらしい。

また、コンビニの前の地べたに座り
買ったお弁当を食べているKくんを
たくさんの人が何度も見ていたらしい。

この辺の小学生でお弁当を買い食いする小学生なんて
ありえない話なのだ。



それ以来らしい。

学校が午前授業でもお弁当を持たせて、
食べさせてから家に帰すようになったのは。




Kくんの弟Yくんと同級生ののび太。

Yくんは朝ごはんを食べてこないらしい。
(健康調査とかいうのを毎朝していて
 その時、いつも『朝食を食べない』に
 手を挙げているらしい)

「だからYくん、いつもイライラしてるんだと思う」

と、のび太。


でも、参観日に教室に掲示されてた作文でYくんは

「ボクのお母さんのお料理はとても美味しいです。
 いつもご飯を作ってくれてありがとう」

と書いてたのが何とも言えず切なかった。





最近、また、子供虐待の悲しいニュースを聞く。


しかしKくんYくんはニュースの子たちとは違う。

虐待か?と言われたらそうとも言えないだろう。

彼らはちゃんと成長しているし、
最低限の食事はしているんだと思う。

近所におじいちゃんの家もあって
今では学校からおじいちゃん家に帰っているらしいから
食事については大丈夫なんだと思う。



だけど、心のどこかに満たされない何かを
抱えている事には間違いないと思うのだ。

せめて、幼稚園の時ぐらいご飯を炊いておにぎりだけでも
お母さんの手でにぎってあげたら・・・


以前、記事にした虐待の話にしてもそうだが、
(詳しくはこちら→「子供を守れ」)
悲しい出来事はニュースの中だけの話ではない。




実質的には虐待とはいえないだろうが
子供の心の中ではどう感じているだろう。




食事は命の基本だ。

精神的にどん底になっても
ご飯を美味しく食べられる事で
私の心は不健康じゃない、と判断する事もある。



療育で言われた事がある。

「フルタイムでお仕事をしているお母さんもいて
そうでなくても何倍も手のかかる子供を育てて
本当に大変だと思う。

お掃除しなくても、2日くらい洗濯しなくても
命にかかわる事はないから
疲れたら堂々とサボりましょう。

ご飯も今はスーパーでもコンビにでも
手作りよりも安くて美味しいものがたくさんある。
だから疲れたら大いに活用しましょう。

だけどご飯だけは何かひとつでも
お母さんの手をかけてあげてください。
例えばおかずは買ってきてもご飯は炊く、とか
お弁当を買っても味噌汁だけは作る、とか
レタスをちぎってトマト乗せただけのサラダでもいいから
最低ひとつで良いから手をかけてあげてください。

そして、どんなに疲れていても
小さい子は寝る前に「大好きだよ」と
抱きしめてあげて下さい。

それだけで昼間、叱りすぎたな~って後悔してることも
帳消しになります(笑)」




私は今でもこの先生の言葉を肝に銘じている。







「あ~腹減った~」

と言いながら起きて、
ご飯にがっつくのび太を見ながら、
餓死で亡くなった子供達のニュースに
怒りと悲しみの気持ちを抑えながらも
Kくんは今朝、朝ごはん食べたかな?
などと、思ったりする朝だった。







| 母のつぶやき | コメント(6) |
2010-03-03 (Wed)
この記事は、前の記事からの続きです。

まずは、「表と裏①」からお読みください。












ますます担任と学校への不信感を募らせていたところに
今度は校長じきじきに電話があって
学校へ行ったMちゃんママ。

「来年度からどうしますか?」

と、問われたらしい。


どうしますか?って?

それはこっちが聞きたいくらいだ、
と、Mちゃんママは思いつつ、

「どうしますか、ってどういうことですか?」

と、返すと、

Mちゃんの家はこの小学校とA小学校の境目にある、
つまり、正しくはこの小学校の学区だけど
A小学校に転校したいならしたらどうか?

と、校長は言ったらしい。



Mちゃんママは驚きのあまり泣いてしまったらしい。

担任を変えて欲しいし、
まず、何よりMちゃんの特性を理解して欲しい、
この小学校には特別支援級も3クラスあるほど
特別支援には理解があるはずの学校なのではないか?
そこに籍を移すことを提案してくれてもいいのでは?

・・・こういうことを改めてお願いしようと
(今までも散々、相談していた)
でも、さすがに学校側からこういう話が出るだろう、
と思っていたのに。


学校としてMちゃんをどうするか、と考える事を、
やめたい、と言っているのと同じだ。

学校に来れなくなって手を焼いて、
めんどくさくなったから、転校を提案するとは!




Mちゃんママは校長室で思い出していた。

Mちゃんを追い詰めた担任の初めての参観日、
金子みすずの「私と小鳥とすずと」の授業、

「みんなそれぞれ得意な事、苦手な事があるけど
 それでもみんな素晴らしい子どもたちです。
 誰かが苦手な事をみんなで助け合える、
 そんなクラスになりましょう」

とか言ってたっけ。

不覚にもあの時、泣きそうになるほど
胸に響いた参観日の担任の言葉だったけど、
表はあんなに美しげに見せておいて、
心の裏側は冷血で思い通りにならない子は
排除しようとするんだ




A小学校と今の小学校は同じ中学校に進級する。

新しい環境が苦手なMちゃんが転校して不安定になるか、
それとも今のまま、この小学校で頑張るか、
Mちゃんも考え中だそうだ。








Mちゃんママは、私には面白おかしく話してたけど
時々、声を詰まらせていた。


私は聞きながら怒り狂いそうになっていた。



極めつけに・・・・

「クラス懇談会の時、Mが登校拒否になっている事について
 担任が話したらしいんだけど、
 『毎日のように電話をしたり家庭訪問したり
 いろいろ手を尽くしています。
 どうしてMちゃんが学校に来れなくなったのか、
 考えても考えても解らなくて私自身も辛いです』
 って、泣いて見せたらしいよ~」

(現実には電話は数回、訪問は一度たりとも、ないのに(笑)





ここにもスゲー演技力のエライオトナがいた。



今年の最優秀主演女優賞は、コイツだ。









| 世間の目 | コメント(10) |
2010-03-03 (Wed)
世の中、表と裏がある。

ニュースを見ても表ざたになる裏の世界は
本当は氷山の一角でしかないということも
本当はみんな知っていながら知らないふりをして
今、見えているところだけを取り上げて責めまくる。

裏にもっとどす黒いものがあるんだろう、
と、見ている私達ですら思うのだから
その世界にいる人たちは
どす黒い裏を知りつつ、見ないふりして、
自分だけは清廉潔白のような顔を平気で出来るのだ。

アカデミー賞俳優も真っ青なくらいの演技力だ。




のび太と療育で一緒だったMちゃん。

のび太と同じタイプの知的な遅れのない自閉症の女の子。

決してのび太みたいに
大騒ぎして表面的にパニくる子ではなかったが
嫌な事があると脱走するタイプ。



以前、スーパーで偶然会ったとき、
「ほとんど学校に行っていない」と言ってた。

担任の先生が全く発達障害と言うものを
理解してくれず、
いつも叱られ罵倒され、教室に入れなくなってしまった。

ちなみに担任はベテランの中年女教師。

視覚優位のMちゃんに指示が通らないと
「この耳は聞こえない耳なのか?」と耳を引っ張ったり
先生の罵倒のせいで他の子たちも
Mちゃんに同じような態度をとるようになり、
お母さんが相談に行っても、
「Mちゃんの態度ではいじめられても仕方がない」
と言うような意味合いの言葉を言われていたらしい。

それでも3年生から5年生までの3年間、
担任が変わることすらなかった。

逆に嫌がらせのようにすら感じる、と
Mちゃんママは言う。






それでも、図書室なら学校に行ける、
ということで、毎日お母さんと登校していたらしいが
1学年5クラスあるMちゃんの小学校では
全員の先生方に一人一人の子の様子や特性を
共通認識しよう、という意識もなかったらしく
ある日、図書室に一人でいたMちゃんを見つけたある先生が
ムリヤリMちゃんを教室に連れて行ったらしい。

授業中の担任はビックリして、
まあ、ある意味、良かれと思っての言葉かもしれないが
Mちゃんとクラスの子が全員いる前で
「この子は教室に来なくてもいいんです」
と、言ってしまったらしい。

Mちゃんは、ムリヤリ知らない先生に
引っ張られて教室に連れて行かれたこともショックだったが
さらに担任に「教室に来なくてもいい」と
クラス全員の前で言われた事にショックを受けた。

当たり前だ。

もっと、言い方、というものがある。


ついにMちゃんは学校に行けなくなってしまったのだ。




Mちゃんのお母さんも私と同じ考えの人で
「そんなに辛くて誰も守ってくれない学校なら
 行かなくていい。
 お母さんと毎日、勉強しよう」
と、1週間分のテストやプリントを
担任に郵送してもらって勉強していたらしい。

しかし、ある時、担任から電話があり、

「テストの郵送代を負担して欲しい」

と言われビックリしたらしい。


理由は学校の経費から特定の子だけのために
郵送代を出せない、と。

Mちゃんのお母さんは、今まで学校経費から
郵送代を出していたことにも驚いたらしい。

Mちゃんが登校拒否している原因は担任なのだから
担任が自腹で出すのが当たり前だろう。

というか、郵送代って大金でもないのだから
それくらい出せよ!って思うのだが。






長くなりそうなので、続きます。









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2010-03-01 (Mon)
のび太小学校には「縦割り班」というものがある。

1年生から6年生まで各学年数人ずつが
ひとつの班に入り混じって
毎週1回、班対抗で縄跳びやらゲームやらをしたり、
秋には縦割り班単位で炊事遠足というものもある。

のび太のように一人っ子で放課後誰と遊ぶと言う事もない、
そんなヤツにとっては
異年齢交流が出来る唯一の場だ。

低学年のうちは高学年に甘えて
すべてお膳立てしてもらって遊んでもらっていて
ただただ楽しいだけだったが、

5年生になって、さらに来年度は
自分達が仕切らねばならないのだ。




で、早速、「縦割り班解散式」というのがあったらしい。

今までお世話してくれた6年生ありがとう・・・

という意味も込めるらしいので
つまりは、初の5年生仕切りの場。



5年生、といってもひとつの班に3,4人しかいないので
一人一人の責任は重いらしい。



「あああ・・・ついに解散式だ・・・
 ボク、解散式の司会とか準備とか
 やらなくちゃいけなくて、緊張するぅ~」


だとか、何日も前からグズグズ言っていた。

「4年生が全然、協力してくれないし、
 低学年は話しを聞かないし、
 うるさいヤツとかいて大変なんだよ~」

ふんふん・・・

でもね、のび太たちも今までそうやって、
高学年に迷惑をかけてお世話になってきたんだ。

協力してくれない4年生や話を聞かない低学年が
高学年にならないと
この大変さはわかんないんだよ。



その日の朝もグズグズ言いつつ登校。


で、晴れやかに下校♪


「無事に終わった~」


だそうで・・・




「フルーツバスケットをやったんだ。
 でね、低学年と高学年が残った時に、
 わざと負けてあげるんだよ。」

「なんで?」

「そうすると1年生とか喜ぶし、
 丸く収まるから、だって」

「へえ~!オトナじゃん」

「あのね、6年生が『わざと負けてあげて』って。
 小さい声で5年生に教えてくれたんだ」


くぅ~・・・!!!

なんという伝統だ(爆笑)

しかし、こうやって、小さい子を思いやるとか
みんなが楽しく過ごすにはどうすればいいか、とか
そういう「気を使う」的なことを
ちゃんと言葉で教えてもらえるって
なんてありがたいのだろう。


「丸く収まるから」っていうのも
のび太の口から出ると、チョー笑えるけど。

それにしても私は同じ縦割り班の6年生の子に
「教えてくれてありがとう」って伝えたい!
と思ってしまった。


すごいね、縦割り班・・・




「でさ~ボク、思い出したんだけど」

「ん?」

「ボクも1年生の縦割り班の時に
 フルーツバスケットで優勝した事があったんだけど
 その時も、本当は高学年の人が
 わざと負けてくれたのかな?」

「ああ~そうなのかもね~」

「あの時はみんなに
 『1年生なのにすごいね』って言われたけど
 そうなるようにしてくれたのかもしれない」


ムフフ。

絶対にそうだろうとも。

だって、1年生の頃ののび太なんて
1番へのこだわりの塊で
おまけに極度のパニック野郎だったもん。

パニクらないように高学年の子たちが
きっと負けてくれたんだよ、うん、絶対。



でも、のび太が「わざと負けてあげる」ことを
美徳と感じる事が出来るようになった、
と言う事に、ヒジョーに驚いている。



成長して、自分が小さい子を世話する立場になり、
自分の「あの頃」を客観視できるようになったのも
のび太、成長じゃないか?!




しかし、すごいな、小学生って。

そういうものなのか?!


学校、って、やっぱ、すごいね。

勉強だけの場じゃない、って
改めて感動しました。








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