2009-06-30 (Tue)
前の記事にもしたNくん。

時々、Nくんのことがのび太の口から出てくる。


「ボクは水泳、Bクラスだったよ!
 NくんはCクラスだった」


とか


「ボクは図書委員、Nくんは○○委員」


など・・・




私が去年の担任にNくんのことを話し、
担任がNくんに注意して、いじめ自体は無くなった(のび太談)


この、元担任もどういう風にNくんに注意したのか
まあ、その対応もよくわからないだけに
アヤシイものではある。

なにせ、現担任のC先生がクラス替え3日で
いじめを皆無にしたというのに
1年間、いじめを解決しようという意識が無かった人なので。



ちなみにNくんとは5年生になってクラスが変わったのですが・・・






ふう~ん・・・


Nくんと仲良くなってるのかな~?


と思って聞いてみた。




「Nくん、もうのび太にイジワルしなくなったんでしょ?」

「うん、全然しないよ、平和」

「よかったね~じゃあ、仲良くなったんだね?」

「遊んだりとかはしないけど」

「ふぅ~ん・・・でも、普通に喋ったりはしてるの?」

「喋らないよ」

「喋らないの?」

「ボクが話しかけても何も言わないもん」









・・・・・。








それは、つまり、「無視」というのだよ。


だけど、いじめられてはいないから「平和」ではあるんだろうけど

それは決して「和解」とか「元の仲に戻った」訳ではないのさ。





前担任の指導の怪しさもさることながら

のび太の意識もやっぱりアスペさながら、
相手の意図などを読み取れていないんだろうな。


いじめが無くなった、という事実だけは確かだけど、

話しかけても相手の反応が無いことも「平和」と感じてしまうのは

まあ、いじめが酷かったからそれが無くなっただけでも
バンザイ!なのか・・・




つくづく、「人との関係」を「感じる」ことの難しさを
感じてしまうこの頃である・・・







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| 自閉症について思う | コメント(8) |
2009-06-26 (Fri)
何度も書いているが私はダメダメ母だ。

アスペということもあるが、過去の出来事の多くを覚えている。

特に嫌な出来事の方が鮮明にはっきりと覚えていて
絶対に絶対に忘れない。


ふとしたことで思い出しては、
勝手にグルグル思い巡らせてフラッシュバックを起こす。





去年、のび太をいじめていることが発覚したNくん。

幼稚園からずーっと一緒でとても繊細で優しい子だった。

だから心のどこかでNくんを頼りにしていた。

お母さんもいい人だと思っていた。




だけど、かなり前からのび太に嫌がらせをしていたことがわかった。


ショックだった。




幼稚園から一緒の子たちは、
のび太をいじめたりしなかった。

どんなにのび太がいじめられても
さりげなく助けてくれてた子ばかりだった。


その中で、特に頼りにしていたNくんが
のび太に嫌がらせをしていた・・・



そして、Nくんは自分がしてきたのび太への嫌がらせを正当化するために
お母さんにはのび太がNくんに嫌がらせをしていた、
と伝えているらしい。

Nくんのお母さんはそれ以来、
私に対しては無視に近いものがある。


まあ、それはいいのだ。

真実はひとつだし、Nくんがいくら自分の非を親に取り繕ったとしても
周りで見ている目をごまかすことも出来ないのだ。






それなのに、私はNくんもNくんのお母さんも
未だに許せないでいるのだ。

情けないね。



どうしても心の中でNくんにもN君のお母さんにも
バリアが出来てしまっている。


だからNくんやNくんのお母さんに対して
とても以前のようにフランクに付き合うことが出来なくなっている。


大人げないと思って、何とか普通に接しようと思っても
言葉も何もかもぎこちなくなってしまう。




のび太は・・・と言えば、
N君とはクラスも変わったので特に交流もなくなったが
普通に会話にNくんの名前も出てくる。

なんのわだかまりも無く、普通に接しているようだ。


のび太は私よりずっとずっと人間が出来ているのだ。





時々、犯罪被害者の方が出所してきた加害者と
交流されている話しを耳にしたりする。


なんて人間として素晴らしいんだろう、と尊敬の念を持って思う。


それに引き換え、ちっぽけな出来事をいつまでも根に持って
うまく会話することすら出来なくなっている自分が
情けなくも惨めで悲しい人間に思える。




ああ・・・

もっと広い心で生きていきたいんだけどなあ・・・


全て・・・とは行かなくても
「許す心」「相手の非を受容できる心」と言うものは
どうすれば持てるのだろう。








人間、死ぬまで修行だ・・・・・














| 母のつぶやき | コメント(10) |
2009-06-25 (Thu)
先日、検索で出てきたサイトに何気なくクリックした。



「出生前診断を義務化して欲しい。
 胎児の病気を知ることは親の義務。
 出生率が低いのにみすみすハズレを引くなんて。
 産まれる子供がひとりでも多く健常であることが
 望ましいのだ。」


「知的障害者は公共交通機関を利用するな」


「支援=全てを受容することを強制させられる
 と言うのが我慢ならん。」


「赤ちゃんポストじゃなくて
 障害児ゴミ捨て場を作ればいいのに」



このほとんどがいわゆる「○ちゃんねる」の書き込みでした。


とてもじゃないけど酷すぎてここには書けないような
内容のものもたくさんありました。




何と言うか、無知なのに知ったかぶりで
自分勝手で血も涙も無い非道な言葉の羅列。





万が一、検索しても決して「○ちゃんねる」のサイトは
見ないほうがいいですよ。




呆れて空しくなるだけです。
| 世間の目 | コメント(16) |
2009-06-22 (Mon)
私はマナーやルールに厳しいらしい。

大分、前だが、こんな記事→「障害があったって叱ります」を書いて
いろんなコメントも頂いた。



障害があって可哀想だから・・・



と、何でも子供のわがままを聞いてあげてしまう・・・

そういうお母さんが療育仲間にいた。



スーパーでパニクらないように、好きなお菓子を持たせて
レジも済んでいないお菓子を開けて食べさせる。

「レジで『これも買います』って言えばいいじゃん」


・・・そういう問題じゃないと思うのだが・・・(呆)




療育の工作でビーズを貼り付けて絵を描く、と言うのがあった。

先生が準備したビーズの中から好きなビーズを取ってきて
ボンドでくっつけていく・・・

のび太の向かいに座っていたA君がぐずってパニクリ出した。


Aくんのお母さんが私に向かって

「ねえ、のび太くんのその星型のビーズ、一個ちょうだい」



・・・ん?



どうやらのび太が使っていた星型のビーズを見て
Aくんも欲しがったのだが
先生のテーブルにはもう星型のビーズはなくなっていたらしい。



・・・ん?

で、のび太が今、まさしくボンドを付けて貼ろうとしている
この星型のビーズ一個を、
自分の子供が欲しがっているから、ちょうだい、
という親の言動に耳を疑った。




普通、いくら我が子が欲しかってるからといって、
小さい子供に「それちょうだい」って言うか?!


私だったら、絶対に我慢させるよ。




星型のビーズはもうないんだよ。

これはのび太くんのビーズ。

他のビーズで作ろうね。





いくら自閉症でもいくらパニクっても、
それが常識だし、それを理由に何でもわがままが通る、
と思ってしまうことの方が
子供にとってはマイナスだと思うのだが。




私が、

「ごめんね。これは、のび太のビーズだからあげられないよ。
 Aくんのビーズ、きれいなのいっぱいあるから
 それで作ろうね。」


と言うと、

Aくんのお母さんは、


「のび太くん、イジワルだね」

と、Aくんに話しかけるようにつぶやいて、
パニくるAくんを連れて他の子に
星型のビーズをもらいに交渉に回り始めました。

どの子もAくんと同じ、ちょっとしたことでパニクリ爆弾を抱えた子たち。

Aくんの母親の行動に気づいた先生が
Aくんに話しかけるように、でもAくんのお母さんに向かって
言いました。


「星型のビーズはもうありません。
 ないから我慢します。
 ほかのビーズで作ります。」







中学になって不登校になり、
アスペルガーの診断も出たBくん。

Bくんの親は
息子が不登校になった、アスペだったことに自分を責め、
Bくんを不憫に思うあまりか、
Bくんの言いなりになってしまったらしい。

Bくんが欲しいと言う、テレビ、パソコン、携帯、各種ゲーム・・・

何でもかんでも部屋に買い与えておきながら、
「どうして部屋から出てこないんだろう」と嘆く。

自分の部屋が居心地いいからに決まっているだろう。

メンドクサイ親と顔もあわせず
テレビもパソコンもゲームも出来る自分の部屋から出たくない、
と言ったって、ごもっともな話なのだ。


「○○買ってきて」と言えば、

「ハイハイ・・・」と、言われたとおりのものを買ってくれる親。

私だったら自分で行かせるけどね・・・







社会には社会の、学校には学校の、家庭には家庭の
ルールやマナーがあるはずです。

多数派であったって、少数派で障害があったって
その社会の中で暮らして生きたいのなら
ルールやマナーを守る義務があるはずです。

ルールも守らない、マナーも守ろうともしないで
障害を理解して欲しい、と声高に叫んでも
絶対に誰も心を寄せてくれはしないだろう。

たとえ、障害があったとして障害ゆえの辛い状況だったとしても
少なくても私たち親はルールやマナーを守ろうと努力し、
子供たちに理解させる義務があるのだ。




こちら側のわがままばかり押し付けても
きっと誰も耳も気持ちも傾けてはくれないだろう。


私たちが障害の理解を訴える前に、
私たちこそ「障害」という事を盾に甘えていないか、
一考してみるのも必要かと思う。






| 世間の目 | コメント(17) |
2009-06-17 (Wed)
ちょっと前に産婦人科に・・・。

できちゃった!・・・わけではなく、
私は婦人科疾患を抱えておりますので
定期的に診察してもらっているのです。


子宮内膜症だった私は
のび太を産む4年前とのび太が年長の時の二度、
卵巣を手術している。

妊娠したときに子宮筋腫もデカイのを二個、見つけた。

とにかく、婦人科系が弱いらしい。

だから何はともあれ、婦人科には行っておかねば。



県立病院は人ごみ嫌いの私には鬼門なのだ。

おまけに予約を入れていても、診察室に入れるのは
予約時間の1時間後ってこともある。

・・ので、本を2冊持っていった。

ひとつは犬関係の本。

もうひとつは図書館で借りたこの本。
28900002.jpg

「さん さん さん」 佐々木志穂美   新風舎

三人の息子さん(長男、重度身障児  次男・三男、自閉症)を
育てていらっしゃる方の本だ。

明るくて、淡々としていて、私と近い気持ちのフツーのお母さん。

落ち込むときは落ち込むし、でも、頑張る。
子供のことを悪く言われれば、
悪く言った子に仕返ししてやりたい、と思うところなど、
ホントに私と一緒だ。

のび太ひとりの自閉症児にヒ~ヒ~言ってる私は
まだまだだな~と、思った。



ふと、我に返った。

ここは産婦人科の待合室。

隣にお腹が大きいのに、ヒールのある靴を履いて、
きれいにピンクのグラデーションのネイルをしている妊婦さん。

その隣で自閉症育児の本を読む私。



「今度、産まれる子も障害があればいいな」と
旦那さんが言うくだりを読んでいる。




きっと、隣のヒール&ネイル妊婦さんは、
自分に障害児が産まれるかも?
なんてことは、これっぽっちも思っちゃいないんだろう。

私だってそうだった。




最初に卵巣の手術をしたときに
「妊娠はできるけど、確立は低くなります」
と言われた。

手術後は子宮内膜症の治療と不妊外来に半年だけ通った。

でも、仕事を優先し、通うのを止めた。

不妊外来は仕事を犠牲にしなければ通い続けられない。



ほとんど妊娠などあきらめかけたころ、妊娠できた。

HAPPYだった。


のび太、出産。

HAPPYだった。


のび太2ヶ月で仕事に復帰した。

仕事も子供もHAPPYだった。


でも、泣く泣く仕事をやめた。

HAPPYではなかった。


パニック続きののび太の子育てに私もパニックだった。

HAPPYではないと思った。


のび太が自閉症だった。

結果、HAPPYだ。




だって、万が一、私にもうひとり子供が授かるとしたら
やっぱり、自閉症の子がいいな!

・・・って、思うもん。






産婦人科の待合室でそんなこと、考えてるのは、
おそらく世の中でも私だけかもしれないなぁ・・・








| 母のつぶやき | コメント(13) |
2009-06-16 (Tue)
同じ、自閉症、アスペルガー、と言えども
症状は様々で・・・


人の顔を識別するのが苦手な人が多い、
と されていますが
のび太は大得意なんです。



幼稚園に入園したばかりの頃は、

しまじろ○のビデオでしまじろ○が幼稚園で


「ボク、しまじろ○、キミのお名前は?」と尋ねるのを真似て、




クラス中の友達に


「ボク、のび太、キミのお名前は?」


と、ず~~~~っとエンドレスで聞いて回っていたせいか、
1週間も経たないうちに
クラス全員の名前と顔を一致させたのび太。





いや、それだけじゃない。


療育に初めて行った日に、

クラス10人全員のフルネームを覚えたのび太。


その後、全クラス合同で夏休みの行事をしたあとにも
ほとんど全員の名前を覚えたのび太。




これって、のび太にとっては
ポケモンのモンスターのカードを見て、
名前やら種類やら属性とかヒットポイントとかが
スラスラ出てくるのと同じようなものだと思うのだ。

要するに興味があるものは誰でも覚えるのと同じで
のび太はそれだけ「人間」に興味があったのだ。





のび太にしても私にしても、
カタログやデータ一覧みたいものを見るのが好き。










データ関係、好きなんだけど・・・

脳内にインプットされているデータに
見るもの聞くもの、全て結び付けてしまうのび太・・・






今、のび太は「お笑い番組」に夢中だ。

夜、9時以降の番組は録画して土日に見る。


それはいいのだ。

私だって楽しい番組は大好きだ。


でも、でも、今ののび太はお笑い大好き過ぎて、
見るもの聞くもの全ての出来事が
お笑い芸人さんのネタやその他データに結びついてしまうのだ。

のび太は数多いお笑い芸人さんで有名な方はもちろん、
たった一度、見たことがある芸人さんの
名前もネタも忘れない。

おまけに、芸歴何年か、とか、事務所はどこの所属だとか
一般人にはどーでもいいことまでデータをインプットしている。

で、気になる芸人さんがいると、データを入力しないと気が済まない。



「ねえ、この人たちって芸歴何年かな?
 どこの事務所か、知ってる???」


んなもん、知るかっ?!





おまけに・・・

「今日、歯科検診なんだけど、
 虫歯がある、って言われそうになったら
 『言わせねーよっ!』って言おうかな・・・(笑)」



・・・・・あ・・・ご存じない方、スミマセン・・・汗



一事が万事、こんな感じでして・・・








「お父さんとお母さんって、結婚16年目なんだよね。
 ○○(お笑芸人)と同じだ!
 ○○も芸歴16年なんだよ!知ってる?」


だから!

そんなの知らんし!

芸歴なんか興味ないし!






最近、のび太はお風呂に入るとき、




「コッペパン・・・・・コッペパン・・・・・」



と、呪文のように言い続けています・・・・・汗



(あまりにもレアで解りづらいネタですが・・・)




知らない方、ごめんなさいね・・・













| おもしろのび太 | コメント(0) |
2009-06-15 (Mon)
何と言うか・・・独り言ですけど・・・

最近、話題になっている、
世界的な某ピアノコンクールで優勝したT氏のこと。

本当に素晴らしい演奏で久しぶりに「心が震える」音楽を
聞かせていただいたな~と思うのですが。


彼のニュースを報じる時、必ず、

「全盲のピアニスト」

と、


必ず「全盲の」という枕詞的に始めに付けてるんですけど、
失礼じゃないですか?



彼は全盲だから優勝したわけじゃありませんよ。

おまけに障害者のコンクールだったわけでもない。



「日本人青年、コンクールで優勝!
 素晴らしい演奏で観客を魅了し、
 このコンクールでは日本人初の優勝です。
 ちなみに彼は生まれながら全盲ということです。」

という紹介でいいんじゃないですか?



素晴らしい演奏でコンクールで優勝した方が
たまたま全盲であった、と言うだけなはずなのに。






おまけに、彼を育てたご両親に話が及び、
もちろん、とても愛情込めて、才能を見出し、
一流に育てる、というのは大変なことではあり、
彼のご両親はとても尊敬するに値する方々だと思うのですが・・・



「障害のあるお子さんを育てる親御さんは見習って・・・」

とか、


「目の見えない方は耳が発達しているものだから・・」

などと決め付けたり、

(必ずしもそのような方が彼のような音感を持っているわけではない)



おまけに・・・


「もし、一度だけ見えることが出来たら
 何を見たいですか?」


などと言う質問を彼に投げかけたり・・・






何だか、上から目線で報道されているような気がして
ちょっと腹が立つのは、
まあ、おそらく、私がひねくれた人間だからでしょう。


彼はどんな質問にも真摯に丁寧にしっかりと答えていて
人間としてもとても素晴らしい方でしたから、

きっと、私みたいにひねくれて感じることなどないのでしょう。

そして、おそらく、ご両親も。




だけど、どうしても彼の栄光に必ず「全盲」と付けるのは
どうにも納得できないのです。


彼は、今までもコンサートをし、CDを出し、
プロの演奏家として活動していたのですから。






「お涙ちょうだい」的なストーリー好きな日本人の
浅ましさを感じてしまうのは




私だけでしょうか?






どうしてストレートに


「素晴らしい演奏そのものだけ」に注目出来ないのでしょうかね。






| 母のグチ | コメント(6) |
2009-06-11 (Thu)
本日、ふたつ目の記事・・・・・

まずは前回の記事からお読み下さい。



前回の記事の通り、私は聴覚優位&聴覚過敏ですが、

息子ののび太は圧倒的な視覚優位です。


カメラアイの特技?を持ち、
本屋さんで立ち読みしながら「脳内盗撮」?しています。

漢字にはまり、漢字検定の参考書を読みまくっていた小1の頃、
1級とかの参考書を立ち読みし、

家に帰ってきてさっき本屋で覚えてきた
訳のわからない漢字を一気に書き出していた時には
さすがにビックリしました。

そのときの、のび太のノートがこちら↓

07071210.IMG_4406.jpg

知らん言葉ばっかだし・・・汗


まあ、書いてるのび太ももちろん意味なんて知らないし、
知りたくも無いらしくて(笑)
本当に単純に難しい漢字を書きたい、だけなんだそうでして(笑)



こんなのび太ですから、のび太が自閉症とわかり、
おまけに視覚優位であるとわかってからと言うもの、
とにかく全て、

書いて書いて書いて・・・書きまくっていた私。


カレンダーに幼稚園の予定を書きまくり、
今日、特別に何か予定がある時は
スケジュール表を書きまくり、

やってはいけないこと、○○の仕方・・・などなど、
のび太の周りのあらゆることを書いて示しました。


視覚で理解することでのび太は今までパニクってたことが
少しずつ解消していき、

かなり落ち着いて生活できるようになっていったことは
本当に驚きでした。

幼稚園でも先生が毎日、予定を書いてくださり、
のび太は幼稚園でもかなり落ち着いて
生活できるようになっていったのでした。




我が家の車にはナビがありません。

何故なら「人間ナビ」がいるから。



のび太は標識も脳内盗撮していて
一度通ったことのある道路の標識を覚えています。

そんなこんなで、例えば・・・


私「今度、○○に行くんだけど、
 △から右折したほうがいいかな?
 それとも、☆から行った方がいいかな?」

と、旦那と話していると、



のび太「△のところの標識が○○まで~キロだし、
 ☆の標識は○○まで~キロって書いてるから
 ☆の方が近いよ」


なんて具合に教えてくれます。


おまけに「地図オタク」で、全国の県別道路地図を
読み漁って熟知しているので
初めて行くような場所でも大丈夫。

初めて◎◎に行く、なんて時は、
あらかじめその地方の地図を脳内に取り込んでおいて(笑)

「次の次のコンビニで左折して!」

とか、うるさいくらいにナビってくれます(笑)




そんなカメラアイの機能を持ち合わせた
視覚優位なのび太ですが・・・



絶対音感も持っています。


のび太が音楽教室に通いだしたのは小1。

それまでは遊びで弾くことはあっても
ドレミすら教えたことも無かったのに

私が家で子供たちにレッスンしているのを聞いていたからなのか、

何故か、テレビの音楽をドレミで歌っていました(爆)


これは正直言って何故なのか、全くわかりません。




絶対音感を持っているのび太ですが、
耳で聞いたものはまったくと言っていいほど




覚えていません(笑)




今年のC先生は毎日、事細かに連絡帳に
持ち物やら時間割やら書かせてくれるのでいいのですが、

4年の担任はろくに連絡帳にも書かせず、
口頭で、それも、前日ではなく、
1週間後の持ち物やら予定を思いつきで言う人で・・・



100%忘れていました(笑)



・・・っていうか、前日に言われても覚えていられないのに

高度すぎる連絡方法にのび太は自己評価下げっぱなしでした。





だってね、のび太が2階に行こうとしていたから

「あ、のび太、2階の窓、閉めてくれる?」

「は~い」



という会話を交わしても・・・




2階に行った時点で忘れているらしい(笑)


だから、のび太が2階に行ってから、「窓閉めて」の
指令を出すことにしている。



例えば、よく学校でありがちな指示で

「ハサミとマジックを道具箱に閉まったら 
 ロッカーから定規とコンパスを出しましょう」

なんてのは、もう、無理。

「ハサミとマジックを道具箱・・・」の時点で、

「もう、無理」(のび太談)だそうです(笑)




だから近くにいる人にいちいち聞きながらやるか、

最近は自分で手に書いたり(笑)するらしいです。




苦手なところを自分でなんとか補おう、と
努力するようになってきたのび太。



だけど、「カメラアイ」だけは便利だから(私が・・・笑)
この能力だけは失くさないでほしいなぁ~


とはいえ、私の聴覚優位が次第にその能力を失っていったように
のび太の視覚優位、カメラアイも
いつか容量オーバーみたいにバグってしまうのかも・・・



だからこそ、ひとつの能力にだけ頼らないで、
苦手な部分も自分なりにうまく対処していくことが
「生きていく術」のひとつなのかも知れませんね。
| 発達障害の不思議 | コメント(11) |
2009-06-11 (Thu)
いろんな方達のブログで

過敏なものへの対処に困っている、と言った記事を
最近、目にします。


そこで、私の「聴覚過敏」と、のび太の「視覚優位」について
考えてみました。





確かに多数派の人でも、○○の音は苦手、とか
ニオイに敏感で・・・ということは誰にでもあることだと思いますが


それが「発達障害」である私たちだと
さらに苦痛なほど耐えられなかったり、
ツライ余り、生活に支障をきたしたり・・・

と、様々な弊害があります。



以前、記事にもしましたが私は聴覚過敏です。

以前の記事はこちら↓

聴覚過敏について①

聴覚過敏について②



私が一番つらいのは、おそらく他の人には聞こえないであろう
すべて?の音を聞き取ってしまい、
本来、聞き取りたい音と同じくらいの音量で
響いてしまうために
聞きたい音がきちんと聞き取れないと言うこと。


例えば、街中で友達とばったり会って話していても
町の雑踏や車の音や他の人の話し声も
友達の声と同じくらいの音量で聞こえてしまい、
友達の会話が聞き取れないのです。

車の中で小さいボリュームでラジオを付けていて
隣でのび太に話しかけられても
ラジオの音とのび太の声、外の雑踏、車のエンジン音、
全部、同じくらいの音量で聞こえてしまって
のび太の言葉が聞き取れなかったり。



上記の記事を書いたときには私自身、
まだ診断されていませんでしたので、辛かったのですが、
発達障害と診断されて自分を知っていくことで
過敏な部分とうまく折り合いを付けて生きていくしかない、

と、開き直っています。





私自身が診断をされた時に、主治医に聞いた話によると・・・


多数派の人間は耳に入ってきた音を
「ふるい」にかけて必要な音だけを聞き取れるように
脳内で処理するのだが、

その「ふるい」の処理がうまく出来ないと
私のようにたくさんの音を脳内に取り込んでしまう。
必要な音に集中しても「ふるい」の機能がうまく出来ていない、


と言うことなのだそうです。



これは耳鼻科的な疾患ではなくて
あくまでも脳内の処理能力?の問題らしくて
まあ、仕方ないことなのだそうでして・・・


ちなみに私は絶対音感を持っていますが
楽器の音、歌声、チャイムや時報などは
全て「ドレミ・・・」で聞こえます。

某著名なバイオリニストや音楽家の方などで
鳥の鳴き声や風の音まで「ドレミ」で聞こえる・・・

と言う方もいらっしゃいますが、私はそこまでではありません。



耳で聞いたことは大抵、覚えていました。

小中学校の時は授業中に聞いた先生の言葉は
一字一句、ちゃんと覚えていましたので、
テスト勉強もしたことも無かったのですが
そこそこの点数が取れていたのは
やはり「聴覚過敏」というか「聴覚優位」の賜物だったのでしょう。


その代わり、教室のざわめきや音楽室での雑音が
吐き気がするほど嫌で、
でも、自分だけ嫌だ、というのはきっとおかしいんだ、
と思っていたので言い出せず、辛かった記憶があります。

絶対音感もありピアノも習っていて音楽が好きだったのですが
授業の音楽が嫌いで成績も特別よくなかったのは
それが原因だったのかもしれません。


しかし、中学生になった私は自己改革をしようとしていました。



自分の意見を言える様に、

嫌なことは嫌だと、間違っていることは間違っていると

主張していこう、

強い自分になりたい!





そう意識していくうちに小学生の時は何かあるたびに
自家中毒や自律神経失調症状態だったのが
いつの間にか改善されていきました。

気が付くと、「聴覚過敏」で教室の騒ぎに
吐き気をもよおしすようなことが無くなっていました。

そして、気が付くと「聴覚優位」だったはずの私は
授業を聞いただけではいい点数は取れなくなっていきました(爆笑)




もちろん、今でも過去記事に書いたように
他の人には聞こえない音が聞こえたり
地震の数分前に「地震の響き?」を聞き取ったりしていますが
「不快さ」は幼い時よりは確実に少なくなっています。




人間ってすごいですね。



今、コンクールで優勝して話題の全盲のピアニストの方も
全盲で使われない分の脳や神経が
きっと聴力や音楽的才能の方に発達しているのかもしれません。

ハンデのある方で別の分野で才能のある方が多いのは
きっとそういう理由もあるんじゃないでしょうか。



つまり私も(おそらく)発達障害の症状からの
自律神経失調症だったものを克服しようとしたことから

「聴覚優位」だった能力は薄れてきたのではないでしょうか?





ちなみに・・・

絶対音感はいまも健在です。


そして、お店や外で会話するのも苦手です(笑)





注)・・・私は脳の事に関しても調べたわけではなく、
     あくまで私も推測です。

     医学的、科学的に間違っていたらあしからず・・・(笑)







次回、のび太の視覚優位について考えます。













| 発達障害の不思議 | コメント(2) |
2009-06-09 (Tue)
~~~「いじわる」ということ~~~

◎きまりややくそくで、きんしされていることを
  むりにさせられるとき。

◎いやだ、と おもうことを、のび太だけがさせられるとき。

◎ともだちがなんにんかで、のび太をみて、
 ないしょばなしをしたり、わらっているとき。

◎「○○(せんせい、ともだち、おかあさん、など)には言わないで
 と、いやなことやわるいことをさせられるとき。


こういうことをするともだちは、いいともだちではない。

こういうことになったら、すぐ、そのばをはなれて、
せんせい、おとうさん、おかあさんにそうだんすること。

いいともだちは、のび太がこまることや、いやがることはしない。









かなり前の過去記事でも書きましたが、
「のび太のルールブック」と題した、
のび太専用のソーシャルストーリーを書いたものがあります。


幼稚園から小学校低学年の頃、
うまく友達と関われなくて、
自分勝手な気持ちを友達に押し付けたり、

逆に相手の意図が理解できず、悲しい思いをしたり・・・

そんな繰り返しだったので、

トラブルやパニックがあるたびに、
この「のび太のルールブック」で言い聞かせたものでした。

視覚優位ののび太にとっては
言葉で「~~なんだよ」「~~してはだめだよ」と言われるより
文字で見せられる事のほうが理解しやすいため、
とても重宝しました。

常にのび太がリビングで座る場所からすぐ手に取れるように
国語辞典、漢和辞典などと一緒に置いて、
時々、暇な時にも、パラパラ見ていたのび太。




しかし、高学年になるに連れて
のび太もルールブックを見ることもなくなり、
私も何かあってもルールブックを活用することもなくなっていたのですが、





先日、ふと、久しぶりに「のび太のルールブック」を
眺めていたのび太・・・





「やっぱり、ボクっていろんなイジワルされていたんだな。
  だって、これ読んだら忘れていた嫌なこと
  いろいろ思い出しちゃった」


と、つぶやいて、



上記のページを指しました。




「そのときは、みんな笑ってるから
 イジワルされているって感じなくて
 でも、嫌なんだけどどうしたらいいかわかんなかったことって
 いっぱいあったんだなあ」


ちょっと涙目でのび太は言った。


私はものすごく胸が痛かった。




のび太のために書いたルールブックで過ぎた出来事を思い起こして

「ああ、あの時、いじめられていたのか」

と、今、改めて傷ついているのび太。





「お母さんもそうなんだよね。
 嫌なこと言われているのに気づかなくて
 ずーっと後になってから『あ、あれって嫌がらせだった?』
 って気づいたりして、頭にきたりするんだよね。」



「何だか悔しい!すぐ気づかないなんて!」


「そうだよね、悔しいよね。
 でも、だからって今頃仕返ししたりしちゃダメだからね。
 みんな謝ってくれて今はそういうこと、無いんでしょ?
 4年生の時のことは、もう、『終わったこと』にしてしまって
 嫌なことは忘れるようにしようよ。」


「そんなこと、出来ないよ!!!」


「例えばさ、4年生の時の嫌なことを思い出す時
 必ず、みんなが謝ってくれたことも一緒に思い出してみて。
 先生に『よく我慢して休まず学校に来ましたね』って
 言われたことも思い出すんだよ。
 そうすれば、嫌だったことが半分くらいになるんじゃない?」


「~~~~~謝ってくれたことも一緒に思い出しても
 それ以上にいじめられたことの方が大きすぎるぅぅぅ~~~!」





のび太にはまだ、嫌だったことを思い出しても許せるほどの
経験値はないだろう。

仕方ないよね。



だけど、きっと、のび太の中で無駄にはならない経験だたっと思う。


私はいじめのことを思い出しても
大きなパニックを起こさず我慢できた事の方が
スゴイ!と感心してしまった。
(まあ、多少・・・軽く・・・いえ、結構フラッシュバックでしたが)





辛いけど、生きるということは、こんなことの繰り返し、

何度も繰り返すうちに、自分の気持ちの中で
折り合いを付けなければいけないポイントが
見つかるのかもしれない。

・・・という、私は、まったく折り合いのポイントが掴めず、
自分の中で真っ黒いモノが
グルグ~ル渦巻いてるけどね(汗)










注)・・ソーシャルストーリーについては何度か講座も受けましたが
この、「のび太のルールブック」は
正式なソーシャルストーリーとは言えないものかも知れません。

もし、作られる方は

「ソーシャルストーリーブック」キャロル・グレイ著

を、検索して参考にして作られることをお薦めします。

| 我が家の自閉症サポート | コメント(0) |
2009-06-05 (Fri)
ふと、思い出した。


のび太が3,4歳くらいの頃、
友人Yちゃんの家の近くにのび太より1歳上の男の子Aくんがいた。

のび太も発達相談にあちこち通っては
「しばらく様子を見て」と言われ続けていた頃。


Yちゃんいわく、

「のび太とやることなすこと、そっくりでね~
 かわいいんだよね~」

と言っていた。


字も書けてひとりで思いついたことを独り言のように喋り、
でも、他のお友達がしている遊びに興味があるわけでもなく、
フラフラとその辺をさ迷いつつ、
何かをブツブツ言いながら歩いている。

かと思うと、突然、大号泣して手が付けられなくなる。

手当たり次第に物を投げ、
近くにいた子の目にスコップが当たり流血騒ぎになり、
あと数ミリずれていたら失明したかもしれなかったこともあるらしい。

幼稚園でも行事に参加できなかったらしい。



Yちゃんは娘のMちゃんを毎日のように
不思議幼児ののび太と遊ばせてくれてたし、

元々、ヘンな色眼鏡で人を見たりしないフラットな人なので
Aくんのことも、かわいいよ、のび太と似てるよ、

と、愛情込めて見ていたのだが、

他の周りの人たちはそうは行かなかった。




Aくん、いつも独り言を言ってヘンな子、

急に何かに取りつかれた様に暴れて怖い、

他の子と遊ばないなんておかしい・・・



そんな陰口を言われていたらしかった。




次第にAくんもAくんのお母さんも外に出なくなっていった。

時々、Aくんの家からお母さんの罵声とA君の騒ぎ声がしたり、
物が壊れる音が頻繁に聞こえるようになっていった。




しばらくして、父方のおばあちゃんが車で2時間かかるところから
Aくんの家に来るようになった。

次第には、泊り込むようになった。


どうやらAくんのお母さんは入院してしまったらしい。

それも精神科に。




どうしてもAくんを受け入れることが出来なくなり、
次第にAくんに手を上げるようになったり
かと思えば、Aくんを抱きしめたまま離さず、
それに抵抗してAくんがお母さんの腕に噛み付いても離さず、
腕に食いちぎられたかのような痕をたくさん付けていたらしい。


連絡が付かなくなって心配して訪れたおばあちゃんも、
家の惨状に腰を抜かしたらしい。

お父さんは・・・?


お父さんは家に帰らなくなって、
他の女の人と子供まで作って生活していたらしい。



おばあちゃんが来て、幼稚園の先生と相談して、
のび太が通っていた療育に通うようになり、
アスペルガーの診断を受けた。

療育を受けだして、意思疎通が出来るようになって、
少しずつ、パニックも収まり、落ち着いてきた。




時々、Aくんは「お母さん」と思い出すらしいが、
「お母さん、怖い」と言うらしかった。





その後、小学校に入ったものの、お母さんはとてもじゃないけど
Aくんを育てられる状態にはなく、
お父さんももう帰ってこない。

自分の息子と縁を切り、
おばあちゃんはここから2時間かかる自分の家に
Aくんを引き取り、今はそちらで暮らしている。





とても、お母さんを責められない。


お母さんが精神に異常をきたしてしまったのは
Aくんのせいじゃない。




Aくんとお母さんを追い詰めてしまう私たちの目と、
Aくんを受け入れてあげられない世間の心の狭さが悲しい。




のび太と同じような症状だったAくん。

のび太とAくんの違いはなんだろう。


私にはのび太の不思議さを受け入れてくれて毎日遊んで、

「のび太、面白いじゃん!ナイスキャラ!」

と、言って認めてくれるママ友達が数人いたことが
何より大きい。



そうでなければ、私も
AくんとAくんのお母さんのようになっていたかもしれない。




実の母親に

「あなたの育て方が間違っているから」と言われ、

幼稚園の園長に

「昔はこういう子は『たたられた』と言われたんだから」
などと言われ、

スーパーに行けば見知らぬ人に

「あら、お母さん、ちゃんと躾なさい」と叱られ・・・




おそらくAくんのお母さんだって同じように言葉の刃や
刺すような視線で傷ついてきたのだろう。





そんな時、周りで認めてくれる人がいれば・・・




Aくんやのび太のような子たちが
幼稚園や学校や社会で認められてどんどん外に出て行くことが
これから先、発達障害の子のサンプル的な役割として
大切なことのひとつじゃないかと思ったりする。


少数派で個性豊かで感受性の強いこの子たちが

笑顔でいられるように


そしてその親達が

Aくんのお母さんのように自分を責めて心壊したりさせない

大らかな社会であって欲しい・・・






Aくん、元気かな?





笑っていてくれればいいな。








~~~~~お知らせ~~~~~



みなさま、とても考えさせられるコメントを
たくさん頂き、ありがとうございます。


重く深いコメントを読ませていただき、
とても携帯から簡単にお返事出来ません。


じっくり読んで考えて、
週明けにきちんとお返事致します。


まだまだコメントは受け付けております。


つらいことをここでよかったら
吐き出して行って下さいね。
| 自閉症について思う | コメント(20) |
2009-06-03 (Wed)
5年生になり、すっかり気持ちが落ち着いているのび太。

先生の一言ってスゴイ・・・

と、改めて感じているこの頃・・・





最近、のび太は学校のことをあまり話さなくなった。

まあ、そういうお年頃だろうし、
それだけいざこざがない、と言うことなんだろう。


自分が幼かった時、学校で何した?とか
ゴチャゴチャ詮索されるのが嫌だったので、
私はあまりしつこく聞かないようにしている。








・・・しているけど、たまには聞きたくなる(笑)



「のび太、休み時間とか誰と遊んでるの?」


「遊んでない。本、読んでる」


「へぇ~のび太、図書委員だもんね~
 図書室で読んでるの?」


「図書室で借りた本を教室で読んでる」


「誰かと遊んだりしないの?」


「う~ん、最近はあんまり遊ばない」


「そっかぁ~本、読んで過ごすのもいいよね~」


「うん。誰かと遊ぶのもメンドクサイし。
 ○○しよう~って言われたらやることもあるけど」


「いいね~なんかカッコいいね、のび太」







のび太は基本的に積極奇異型の典型だった。

しかし、成長と共にアスペ系なりに学習し少しずつ変化する。

本来、友達の中にいたいのび太だけど、
放課後も友達と遊ぶこともないし、
さらに、休み時間もひとりで過ごしている、と聞くと、
正直、母としては胸が痛い。



4年生の時、散々嫌がらせを受けていたときに、

「そういう時は『遊ばない』って言って
 ひとりで本読んだり好きなことしてた方がいいんだよ」

と、言い聞かせても、友達と遊んではいじめられていたのび太。



ちゃんと、私が言ったとおりに過ごしてるんじゃん・・・


それに「誰かと遊ぶのもメンドクサイ」というのび太。


確かにそういう時もあるしね。



そう思いつつ、複雑な心境の母である。








・・・ああ、そういえば、私も5,6年生の時は
休み時間、ひとりで絵を描いたりしてたな・・・

放課後もたま~に友達に誘われて断れなくて約束しては
ブルーな気持ちですごく辛かった・・・





なぁ~んだ。




カエルの子はカエル。







ヘンなところばっかり、似てる。






















| 母のつぶやき | コメント(6) |
2009-06-01 (Mon)
我が家には愛犬ロック(ビーグル3歳オカマ)がいる。

家族中で溺愛している我が家のアイドルだ。

ロックを育てていると、のび太が小さい時の子育てとダブる。



ロックは私たちが話しかける言葉を
かなり理解しているようだ。

話しかけると、真剣に私の目を覗き込んで、
言わんとしている事を真剣に考えている(ようだ)。

右に左に首をカクカクかしげながら、
じ~~~っと聞いてくれるロック。




あああ・・・のび太が3歳の頃なんて
いくら話しかけても私の目を見ることも、
話す言葉を理解しようとすることも、

いえ、自分に話しかけられていることすらも
わからなかったであろう、のび太・・・汗




ロックは1歳になった頃から、
春になると皮膚の一部がハゲて、痒がった。

痒くて赤くただれたりすることもあった。

通っていた動物病院では

「う~ん・・・なんだろうな?
 とりあえず、この薬・・・」

と、原因も訳が分からないまま、
痒くなるといろんな薬を試した。


しかし、原因も分からないまま、
どういう薬かさえも説明も無く、言われるまま与える・・・

痺れを切らして、他の病院で診察してもらった。


どうやらアトピーらしかった。

アトピーは完治することはない。
酷く痒がり出したらステロイドを与える。

しかし、ステロイドは人間でも動物でも
副作用がある薬なので
長期間、多量に摂取させたくは無い。

幸い、ロックはごくごく少量のステロイドでも
効き目があるので、
痒くなる時期にだけ、ステロイドを一日おきに与える。

良くなって来たら、二日おき、三日おき・・・と、
飼い主が調節して与える・・・

まあ、ちょっと痒がっても、
掻き壊したりしなければ、ヨシとして見守る。

皮膚のハゲについても、検査方法はいくつもあるけれど
このハゲでロックにとって何も不都合は無い。

犬は人間みたいに

「コイツ、ハゲてるぞ~!」

なんて他の犬と違うところをからかったりいじめたりしない。

飼い主が「ハゲてても元気だったらいい!」

と思えばな~んにも気にすることは無い。


と言う事で、ロックはアトピーと
うまく付き合っていく治療法にしている。



これって・・・

のび太の高機能自閉症との付き合い方とも
共通しているように感じる。



意思疎通が出来ない、酷いパニック・・・

こういう原因がわからなかったから
不安でいろんなところに相談に行ったのだ。

原因さえわかれば対処法はあるのだ。

視覚優位ののび太には箇条書きに、
パニックには、次の指示を明確にして落ち着かせる、

それで本人が辛くない程度に
こちらが出来る限りの事を配慮すればいいのだ。



しかし、犬と人間の違うところは
人間は多数派とちょっとでも違う点に
やたらと敏感で、少数派を排除したがる点だ。


見た目や行動、言動が多数派と違うというだけで
いじめられたりからかわれたりする。

いくら、親が

「他の人と違っててもそこが面白い子なんだよ~」

と言った所で、他人はそれを許さない。


多数派と同じじゃないものは、
間違いだ、と
おかしい、と、
異常だ、と、

排除されてしまうのだ。




なんて、人間って愚か者なんでしょう。









ロックを連れていて、犬同士はロックのハゲなんて
全く関係なく楽しく遊べるのに、

その犬を連れてる飼い主ときたら、

「あら~可哀想に、ハゲちゃって・・・ストレスなんじゃない?!」

まるで、飼い主の私が悪いみたいなことを
平気で口にする。




ああ、これって、のび太が小さい頃も、
同じようなことをよく言われてたな・・・


パニくるのび太を見て

「どうして平気で泣かせてるの?!」だとか


会話の出来ないのび太を見て

「お母さんが愛情持って話しかけないからよ~」だとか





あああ・・・


人間を傷つけるのは、いつも人間。




ロックは誰のことも、絶対に傷つけたりしないのにね。












| 母のグチ | コメント(2) |