2008-11-26 (Wed)
「今日は学校で宿題やってきた!」

帰るなり、ちょっと憤慨の様子で言う、のび太。

「だってさ~Yくんがボクに悪口言うから言い返したんだ。
 そしたら先生が 
 『ケンカ両成敗で罰として二人とも昼休みナシ!』って!
 だって、嫌なこと言われたら言い返したくなるのに!!!」


えええ?

だって先生、

「やられたらやり返すくらいじゃないといけない」

って言ってたし、

「のび太くんに『先生が許すからやり返せ』って言ったんです。
 でものび太くんは『ボクは出来ない』って。
 やり返すくらいでいいんですけど」

なんてことまでさせようとしていた人。



それなのに、先生が言ったようにやり返したら、
「ケンカ両成敗」とは、何たる矛盾じゃあありませんか?!



「えええ~!だってのび太が先に悪口言ったんじゃないでしょ?
 嫌なこと言われたら言い返したくなって当たり前だよ。
 それなのに『ケンカ両成敗』なんて、なんだかお母さん、
 納得できないなぁ~!」

「ボクだって納得できないよ!
 だって嫌なこと言われっぱなしなんて我慢できないもん!」

「そりゃそうだ!のび太は悪くないよ!
 先に言い出したほうが絶対に悪い!」



のび太は休み時間の出来事だから、ほとぼりも冷めてか、
それほど頭にきている様子もない。

ちゃんと落ち着いて説明してくれている。




しかし!

しかしだ!!!


聞かされている私のほうが何だか腑に落ちない先生の言動に
怒りがふつふつ湧いてくる!




うぐぐぐ・・・・・


ここは落ち着いて冷静に話さねば・・・






「ちょっとひどいね、先生。
 だっていつもは『やられたらやり返すくらいでいい』って
 言ってたのに、本当にやり返したら『ケンカ両成敗』なんて!
 いくら先生でも間違っているような気がするな~」

「・・・我慢できなくなったら言い返しちゃうよ」











「・・・・・連絡帳に書いてあげようか?」

「え?!何を?」

「『ケンカ両成敗なんておかしくないですか?。
 先に言いだした方が悪いはずなのに、
 言い返した人まで罰があるなんて納得できません』って」







「・・・・・いいよ・・・・・先生の言ってることは
 学校ではどうしようもないんだよ。
 書かなくていいって。」


「・・・・・のび太がいいなら、書かないよ。
 ・・・偉いね、のび太。
 のび太の方がちゃんといろんなこと考えてて冷静だよね」

「ムフフ・・・」







のび太がいいなら、それでいいんだけど。



でも、でもさ~・・・

熱しやすい母は未だに先生の発言の矛盾に納得できず、
心の中でもやもやしています。







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| 母のグチ | コメント(9) |
2008-11-25 (Tue)
のび太は日本史にはまっている。

のびパパがそんなのび太のために、
こちらの分冊歴史雑誌を毎回買ってくれるのだ。
1125a.jpg


・・・で、これを集中して読んでいるのび太。

そんなもんだから、日本史については
大抵のことは知っている。

おそらく大学入試日本史レベルは超えているかと思われる。

年号なんかは当たり前のように
おそらく全てがのび太頭脳にインプットされており、
さらには 今、私がここで
「例」として何をあげればいいのか考えられないような知識を
のび太は覚えているのだ。








以前、記事にもしたが、(詳しくはこちらの記事
漢字に凝っていた時は、本屋で「漢字検定1級問題集」を
10分くらい立ち読みして帰ってきて、
本屋で見てきた1級の漢字の羅列を
いきなり、ノートにがーっと書き写したのび太。





地図を見るのも趣味であるのび太。

のび太県をはじめ、隣県の地図をお小遣いで買って
愛読している。


「県道45○号線って○○市から△△県の◎◎町まで
 続いてるんだよ。
 そこに道の駅の××ってところがあるんだよ」


・・・だいたい、国道は気をつけてチェックしてはいるものの
県道まで覚えている人はあまりいないでしょう。


・・・・・カーナビいらずの我が家なのだ・・・・・






一体、どうやって覚えているのだろう。

のび太は「カメラアイ」だと勝手に想像している。


3,4歳の頃は確かにカメラアイだったように思う。

カレンダーサバン風だった当時ののび太。


本屋に売っているカレンダーや手帳を見て、
カレンダーの仕組み、というか成り立ちを覚えたのび太。



で、聞いてみた。



「のび太、その歴史の知識は
 あの分冊歴史雑誌で覚えてるの?」

「うん。」

「地図とか歴史のこととかちょっと見ただけで
 すぐ覚えられるよね~すごいよね~」

「そうかな?すごいのかな?」

「すごいんだよ!他の人ではそんなことが出来る人って
 なかなかいないんだから~」

「へぇ~そうなんだ~」

「どうやって覚えてるの?
 頭の中に地図とか歴史の本のページとかが
 そのまま残ってるの?」

「う~ん・・・そうかな~
 地図は本のまま頭に出てくるよ。
 ◎市って考えると◎市が載っているページは○ページで~
 ってすぐに思い出して、
 で、そのページが頭に出てくる。」

「おおお~そうなんだ~歴史は?」

「歴史はね・・・わかんなぁ~い!」





のび太はうまく説明できないので、めんどくさくなると
すぐに「わかんなぁ~い」で片付ける。







私は完全に「聴覚優位」だった。

私は一度聞いたことはほとんど覚えている子だった。

だから授業中、先生が話していた言葉、一字一句、
きっちり覚えていた。

だから勉強などしなくても教科書など読まなくても
先生が話したことは全て覚えていた。

(しかしその能力は次第に衰えていったのは
 社会生活に適応しなければ、と、
 人としての生き方の方に脳細胞を費やしたせいだと
 考えているのですが・・・)




しかし、のび太は完全に「視覚優位」な自閉である。

聞いただけではまったく頭に残らない。

最近では学校で宿題や大事な持ち物など
連絡帳に書かずに口頭で言われることが多いらしく、
忘れ物が多いのび太。

教科書に載っていないこと、先生が話しただけのこと、
実験結果などはよほどじゃなければ記憶に残らない。


おまけに今のテストには

「あなたの家で行っているエコロジーについて書きなさい」

なんて・・・

さらに、

「あなたの地域の伝統行事についてどう思いますか」

なんて・・・汗


「あなたの家」のことは教科書にもどこにも書いてない・・・

ましてや

「あなたはどう思うか」なんてのび太のキモチは
教科書に書いてないしね・・・








世の中 生きてくには、偏っていると生き難いのだ。







のび太のスゴイ能力を目の当たりにするとき、
その裏の「生き難さ」を憂いでしまう私も
「生き難い道のり」をたどって来た悲しさでしょうかね・・・













| 自閉症について思う | コメント(2) |
2008-11-20 (Thu)
「明日の朝、一番に先生に言う!」


と、Nくん、Kくんのことで傷心だったのび太。




「先生に話したの?」とたずねると、

「うん」と。



偉かったね~ちゃんと先生に言えたんだ~


と、言ったものの、本当にのび太が先生に伝えたのかどうか・・・

もしかしたら先生には言っていないんじゃないか、と思います。



でも、それでのび太がいいのなら、
静観していた方がいいだろう、と思っています。




昨日、自由参観日で行って来ました。

体育の授業を見たのですが、大縄跳びをグループで跳ぶ時、
たまたまのび太とNくんは同じグループで
Nくんは縄を回していました。

のび太がちょっと引っかかってしまったとき、
Nくんが何やら、のび太に言った・・・

その言葉にのび太はサッと顔色を変えてNくんに
じゃあ縄を回すのをやるよ、といった仕草をした・・・

しかし、のび太の言葉には無視してNくんは
縄を回し続ける・・・

のび太は何度もNくんの縄を持とうとするけれど、無視。


で、みんながガンガン大縄跳びを跳んでいる間、
しばらくボーっと立ち尽くしていたのび太。

その後、我に返ったのか、また跳び始めたから良かったけど。




なんとなく、現在ののび太とNくんの状況を
垣間見たような気持ちでした。

そうか。

Nくんはのび太に結構、いろいろキツイことを言っているんだろうな。

たまたま下校時のことだから泣きながら帰ってくるけど、
それ以外にもいろいろあるんだろう。


でも・・・

これがのび太じゃなく他の子だったら、
別に気に留めるわけでもなく交わしてしまうような
些細なことなのかもしれない。

一言一言を気にしてしまうのび太だから、
感じてしまう言葉のトゲなのかもしれないし。






新しい傘を一日で壊してきたのび太・・・


「んもう~!どーして新品を一日目に壊すの?」

「チャンバラごっこ、やっちゃったんだ~」

「えええ~!傘でそんなことしたら、危ないでしょ?
 相手に折れた傘とか刺さっちゃうこともあるんだから~
 お友達の傘だって壊れたかも知れないでしょ?
 誰とチャンバラしたの?」



「Nくん・・・・・」

「Nくんと?
 ふぅ~ん・・・Nくんと普段は遊んでるんだ。」

「まあ、時々」

「遊んでるときはNくん、嫌なこと、言ったりしないの?」

「うん」



「この前、Nくんに嫌なこと言われたって、
 泣いて帰ってきたでしょ?
 あの時、Nくんになんて言われたの?」


「・・・だからKくんがやったこれ。
 それと同じこと、されたの」

といって、右手の中指を上向き、左手の親指を下向きにした。

「これ上向きが『死んで天国へ行け』って意味で 
 下向きが『そして地獄へ行け』っていう意味なんだ」

「え~・・・なんて嫌な仕草なの~!
 そういうのって絶対にやっちゃいけないよ。

「でも、ボク、KくんとNくんにやり返した・・・」

「・・・んまぁ、先にNくんとKくんがやったんだから
 のび太がその後同じことやっても
 お母さんは許されると思うよ。
 だけど、のび太がされたみたいに、何にもしていないのに
 そういうことするのは最低だと思うよ。」

「うん、しない。」





この嫌な仕草も、決して気分のいいものじゃないけど
子供同士の間では
おそらく普通にやり取りされているんだろう。


おそらく、ほかの子は、「何だ、またか~」とか
「じゃあ、お前にもこうしてやる~」なんて
軽くやり合っているだけなのかもしれない。

のび太は意味を知って、ものすごいショックを受けただろうけど
他の子にとっては
コミュニケーションのひとつ、くらいのやり取りかも知れない。




この辺の見極めが、実に難しい。


何せ、私ものび太と同じように受け止めてしまうから。

だけど、私はこれまで経てきた経験と、
子供達に携わる仕事をしてきた経験からも、
だんだんそういうことがわかってきているから、
今、冷静に考えればこういう分析が出来るけど、
瞬時に他の子のように笑って交せる技量はのび太には、ない。


これって、説明しても理解できるものじゃないことも
体験から知っている私としても
本当に難しいと思うのだ。



とにかく、母として、のび太を傷つけたくないのだ。



当事者としての自分、母親としての自分、
多数派の側から見ての自分・・・・・

その狭間で、揺れ動いたりパニクッタリしつつも、
とにかく冷静に考えて、
のび太の気持ちを尊重しつつも、
でも、のび太を守っていくことを第一に・・・


としか、考えられないでいる、私です。







| のび太のあれこれ | コメント(10) |
2008-11-18 (Tue)
「なんて説明したらいいかわかんないよ~~~!!!」


先週、泣きながら帰ってきたのび太に
「どうしたの?」と聞いたときの答えでした。


のび太は確かに物事を順序だてて説明することが苦手。


「うん、急がなくていいから落ち着いてからでいいよ。
 とにかく嫌なことがあったんだね。」


そういうと、嫌な言葉をいっぱい言われた、と教えてくれたのび太。



「誰に?」

何気なく聞くと、言葉に詰まるのび太。

「・・・・・えっと、○組のKくんって言う人」


・・・Kくん?


ああ、家が近所なのでたまたま帰る方向も一緒だったし
そこでか・・・


家が近いから子供会が一緒、っていう共通点はあるけれど
今まで同じクラスにもなったことがないし、
一緒に遊んだこともないし、特に親しかったわけでもないKくん・・・?


「Kくん?どうしてKくん、のび太に嫌なこと、
 言うんだろうね?
 のび太は何もしていないんだから何も悪くない。
 自信を持って堂々としていればいいんだよ。
 これからはKくんに会ったら走って逃げて帰っておいで」


と、話しました。



次の日・・・・・



「はぁはぁはぁはぁ・・・・・
 嫌な目に遭わないように学校からずっと走って帰ってきた~」




Kくんに会ったわけでもないのにダッシュで帰ってきたのび太・・・





最近、トラブルが起きるのは下校途中が多い。

学校、先生の目の届かないところでの嫌がらせ。

何だか、すごく陰湿だ。

だけどこれが現実だ。







そして昨日・・・


あれ?のび太、帰りが遅いな~

と思って、窓から通学路を見てみると、
通学路からこちらの路地に入る手前でウロウロしている。


そして登下校サポートのおじさんに促されるようにして
家に向かってきた。



・・・・・あ・・・・・泣いてる。

また、何かあったな・・・





のび太が玄関を開ける前に
「おかえり~」とドアを開けて声をかけた。


「すんごく嫌なことがあったんだけど、
 うまく説明できないから聞かないで!!!!!」

いきなり、これだ。



これはただ事じゃないな。

母の勘・・・





「うん、わかった。嫌なことを言われたんでしょ?」

「あ~~~~~~~!!!!!!
 だから~!とにかく%#&~!?*%+#!!!!!」


完全にパニック状態。

のび太のパニックに私までパニックになってくる。

「Kくんだよ!Kくんにこういう風にされた」

と言って右手の中指を上向き、左手の人差し指を下向きにする
仕草をした。

「これは『死ね、消えうせろ』っていう意味なんだよっ!」




なんだそれは?!

何故、小学生の間でそんな合図が?!

「それだけじゃなく、嫌なことをいっぱい言われた」


とにかくのび太は号泣、そして怒り狂っている。


でも何故、Kくんがのび太に?

Kくんとのび太の接点がどうしても納得いかないのだ。




「でもさ~Kくんと仲良かったわけじゃないし
 クラスも一緒になったことないよね。
 子供会で一緒だけど仲良く遊んでる感じもないし・・・
 Kくん、ひとり?Kくんと誰かいたの?」

この言葉に、ハッとした表情を見せたのび太。


やっぱり。



「誰?」

「・・・・・」

「・・・女の子?」

「・・・・・」

「お母さんには言えないような人?」

「・・・・・」

「お母さんもよく知っている子なんだね?」

「・・・・・・・・・・Nくん・・・・・」




!!!Nくん・・・・・?




N君とは何度も記事に登場しているのび太の同級生。
(詳しくはこちら

幼稚園から一緒で、とても優しい子。

昔から何かあっても、Nくんが一緒だったら大丈夫、
Nくんだったら心配ない、なんて思っていた子。

お父さんもお母さんもとても良い方で
家族で信頼をしていたのだった。



そのNくんが、のび太の心を傷つけるようなことを言っていたのか?!








そうか・・・それは、のび太、ショックだったね。


お母さんにも言えない、って思っちゃうよね。





私も、ショックだった。



のび太の口から「Nくん」の名前を聞いたとき、
涙が出そうだった。



「Nくんだったの。
 だからお母さんには言えなかったんだ。」

うなずくのび太。

「まさか、Nくんがのび太に嫌なこと言うなんて
 ってショックだったんだね」

うなずくのび太。






それ以上、何も言えなかった。

Nくんに言われた「嫌な言葉」がどういう言葉だったのか、
聞けなかった。




どうやら、下校途中、Nくんがのび太に
何やら嫌がらせ的なことを言っていたところに
通りかかったKくんが便乗して言い出した。

のび太とKくんは帰る方向が同じなので
家までの帰り道の間、嫌な言葉を浴びせられていたらしい。

先週も昨日も同じシチュエーションだったらしい。





「連絡帳に書いてあげようか?」と言うと


「明日の朝、一番に先生に自分で言うからいい」

とのこと。



①とにかく、嫌な言葉を言われそうになったら(言われたら)
無視して逃げて帰ってくる。

②学校の方が近いときは学校に戻って先生に言う。

③一人で帰るのが辛いときは家に電話をする(迎えに行くから)


自分を守る方法としてこの3つを伝えて、登校させました。






いつもよりもひどく泣きはらした顔で帰ってきたのび太。

のび太はおそらく、誰に言われるよりも
Nくんに言われた、という事実に傷ついている。


そして、弱い母の私も、かなりショックを受けている。



毎日毎日、のび太がどんな表情で帰ってくるか、

ヒリヒリした気持ちで待っていることしか出来ない。







| のび太のあれこれ | コメント(18) |
2008-11-13 (Thu)
本日、ふたつ目の記事。

暇、なんです。



今朝、トイレに入ったら・・・・・




便器にが残されていた・・・・・ガーン・・・





のび太・・・よくやるんです。






確かにトイレに入りながら口笛を吹いていた。

のび太の口笛はすごいんです。

きっちり音程も取れていていい音を出すんです。



・・・・・しかし、トイレで用を足しながら口笛・・・なんて
私は出来ないな・・・


なんて思って聞いていたのですが・・・・


やっぱり、案の定、一度に二つのことは出来なかった。




口笛に神経が集中していて、した後に「流す」ことを
すっかり忘れていたのでしょう・・・





先日もお風呂から上がってきたのび太、

何だかすご~く香りがするんですけど・・・・・






ああ!もしかして!!!!!





「ん?のび太、ちゃんとシャンプーかボディシャンプー、
 流してないんじゃないの?」

「え?そうかなぁ?ちゃんと流したよ!」

「だって、すごくシャンプーのニオイするよ~
 ちゃんと流さないと痒くなっちゃったりするよ~」

「う~ん、確かになんかいいにおいがする、
 って思ってたけど・・・・
 ま、いいじゃん、いいじゃん!」

「今度からちゃんと流しなよ~」



・・・なんて会話を帰ってきた旦那に話したら

「ええ?!今度から・・・?
 じゃあ、今日はちゃんと流さないまま寝ちゃったってこと~?!」

と、ビックリしておりました・・・ハハ・・・




でも、こういうことって実は私もよくあるんです。



私の場合はさすがに年の功か、経験の差か、

お風呂から上がってバスタオルで拭いているときに


「あれ?ちゃんとボディシャンプー流したっけ?」

と、記憶をたどっても、
ボディシャンプーで洗っているところまでは覚えていても
どうしても流したかどうかの記憶がない。

・・・・・まったく思い出せない・・・・・


・・・で、もう一度、入って洗い流す・・・



なんてことは週に1度はあります。はい、あります。





のび太なんか、吹雪の日にジャンバーも着ないで
トレーナー一枚で帰ってきたことも・・・

一度じゃありません・・・


ジャンバー、着るの、忘れるんだそうです。




今でも、宿題を書くノートを学校に置きっぱなしにしてきたりで
何度、学校に戻ったことか・・・


ま、私も人のこと、言えませんがね・・・

中学生のとき、上だけセーラー服、下はパジャマで
登校しようと自転車に乗るところで気づいたり、

図書館に本を返しに行ったのに、
肝心の返すべき本を持っていかなかったり、

キャッシュコーナーでお金を下ろして、
カードだけとって現金を置いて立ち去ろうとしたことは
何度も何度もございます。



考え事、ってほどのことじゃないんだけど、
ちゃんと、今やっていること、に集中しないと、
今やっていることがきちんとできないんですよね。

私、町を歩いているときって、猛スピードで歩いているらしいです。
歩くことに真剣なんでしょうかね。

「この前、あそこで見つけて手を振ったんだけど
 全然気づかないでスゴイ速さで歩いてた」

と、よく言われます。

前だけ見て、ガーッと歩いているようです。

だから新しいお店が出来た、とか、あのお店がなくなった、
ということにまったく気が付かないのですよ・・・




ああ・・・こういう失敗談なら数限りなく、
湯水のように湧いて出てきます・・・



この辺でやめておかないと・・・・





| ここ、笑うところ~ | コメント(12) |
2008-11-13 (Thu)
たまたま火曜9時にテレビを見ていたら、

釘付けになった・・・



それは、最近たまにテレビで見る女性のお笑い芸人さん。

パジャマ?のような服装で
ちょっと不思議な雰囲気をかもし出している芸風の方。



彼女の雰囲気、動向が他人とは思えなかった。

隠しカメラで普段の彼女を撮ったというものだが・・・



1対1で会話をしていても興味のない話題には乗らず、
自分勝手な会話をする。

メールに文章とは無関係に思われる絵文字をつける。

マネージャーさんと車で移動中、しりとりを始めるが、
しりとりのルールなど無視した言葉を羅列。



ああ・・・他人とは思えない・・・

私も興味のない話題のときは、耳に入っていないから。
聞かなければ失礼だ、ということと、相槌をうちつつ聞くものだ
ということを経験で身につけてはきたので、
心してそうしているが、耳に入ってはいるのだろうが
脳に届いていないのだ。

メールの絵文字も私も「。」の代わりにその時の気分の
絵文字をつけるのが好き。文章とは関係ない。
先日もの絵文字をつけて、
「なんでこんなに晴れてるのになの?」と返信メールが来た。

ルールを無視したゲームなどはのび太がお得意。
トランプで神経衰弱なんかしていて、途中で訳がわからなくなると
「今から同じマークだったらいいことにしよう!」
なんて言い出したりするのだ。



もちろん彼女が私たちと同じ少数派である、と断言は出来ない。

芸能人だし、そういう「不思議キャラ」を
演出しているのかもしれないし。



ただ、ここで感動したのは、彼女の周りのスタッフの方達が
彼女の不思議キャラをちゃんと理解して、
「不思議」と思われる行動にも穏やかに接してくれている。

意味不明の絵文字も、彼女なりの気分を表すもので、
「○の絵文字は気分がいいとき、△の絵文字は気分が悪いとき」
などと、ちゃんと理解しているのだ。

それに彼女としりとりしていたマネージャーさんも、
自分勝手なしりとりに、「へ~」とか「なるほど」と、
面倒がらずに相手をしてくれている。
そればかりか、メチャクチャともいえる彼女のしりとりの言葉を
「ああ、そういう括りで言ってたんだ~」と
ちゃんと分析して理解しようとしているのだ。




感動・・・・・





これこそが、ひとりひとりの個性に寄り添う、ってことだよね。




もし、あのテレビの姿が彼女の真の姿であるとしたら
きっと、今まで生きてきた道のりは大変だっただろうな、

なんて、まるで自分や我が子を見るような気持ちで思った。



それと同時に、今、彼女の周りにいる方達の接し方に
とても安心したのと、

あんな風に普通なら馬鹿にされたり呆れられたりしそうな
彼女の行動を

暖かくさりげなく見守ってくれて理解してくれているのを見て


世の中、捨てたもんじゃないな、

なんて、ちょっと思った。




| 世間の目 | コメント(6) |
2008-11-10 (Mon)
本日2つ目の記事です。



ず~っともやもやしたまま、スッキリしないまま、
解決もしたようで、実は全然解決になっていないことが・・・



のび太は入学当初から、いつも「嫌だ」と言っていることがあります。


それは、名前をからかわれること。


のび太の本名は、漢字で一文字。

流行の名前じゃないし、変わった読み方でもないし、
フツーの名前です。

ただ、「子」をつけると女の子の名前に変化します。

語尾にいろんな言葉をつけると違う言葉に変化しやすい名前なのでしょう。

そんな感じで、「○子~」とか「○~~~」と、
語尾にいろんな言葉をつけてからかわれています。



1年生の頃は、先生が注意することでおさまりました。

2年になって、再びからかわれるようになり、先生が

「名前は両親が思いを込めてつけているもの。
 とても大切なもの。
 それをからかうなんて、相手の親に対しても本人に対しても
 とても失礼なことなんだ」

と、のび太が訴えるたびに、何度も何度も注意してくださっていました。





しかし、また最近、のび太は涙目で訴えるようになりました。


「もう、Rくんはしつこいんだよ~
 何度も何度もボクの名前でからかうんだ!
 ○子ちゃん、とか、○~~~とか。
 もう、本当に嫌だよ~」

「あんまりひどいと辛いよね。
 先生に言って注意してもらおうか?」

「うん。連絡帳に書いて」


ということで、

「ずっと以前から訴えているのですが、
 あるお友達からしつこく名前をからかわれてとても嫌だそうです。
 泣きながら訴えてきます。
 大人に取っては、小さな出来事かもしれませんが
 子供にとっては重大なことだと思います。
 2年生からずっと続いていることです。
 のび太も本当に悲しんでおります。
 親としても、愛情を込めてつけた名前ですので
 そのことでのび太が悲しむのは本意ではありません。
 どうか先生の方から注意していただければ
 良い方向に進むのでは、と思っております。
 どうぞよろしくお願いいたします」
 

・・・と、いった内容で連絡帳に書きました・・・




放課後、先生より電話・・・・




(先生)「連絡帳、読ませていただきました。
 のび太くんにもお話を聞いて『Rくんに言われている』と
 教えてもらいましたので、Rくんには注意しました。」

「ありがとうございます。
 のび太もこれでいくらか安心できると思います」

「こういうことがあれば、そのたびごとに注意しています。
 でも、こういうことって本当に学校ではごまんとあるんですよ。
 のび太くんだけじゃないんです。
 みんな、どの子も、嫌なことを言われたり、言ったり、
 そういう繰り返しです。
 だから今回のことも『絶対になくなること』とは言えません。
 また何かありましたら連絡いただければ、
 その度ごとに対処しますが・・・」

「・・・・・・(絶句)
 そうでしょうね。いろいろあって成長しあっていくのだと思いますが
 子供って小さいことが原因で、
 大きい心の傷になっていくんだと思うので
 先生にとってはよくあることだとは思いますが
 のび太は特に受身のみの子供なので、よろしくお願いします」

「はい、そうですね。
 のび太くんはデリケートだから・・・余計ね~
 でもちょっとしたことでも私に報告してきますよ。
 ポン、ポン、ポン、ってやりあって言い合っちゃえば、
 おしまい、になるんですけどね~
 だいぶ、のび太くんもやり返せるようになってきましたが、
 もっと、気持ちの強い子になって欲しいですね」



絶句してしまいました。私。

デリケート、気持ちの強い子に・・・



のび太のこと、配慮、お願いしていたのはなんだったのか?




「ええ、そういうことがスルッとできないのは
 前にも先生にお話したのび太の特性なんです。
 そういうことが出来ないからこうしてお願いしているんです。
 他のお子さんと、感じ方も受け止め方も違います。
 言われた言葉を100%丸ごと受け止めて傷ついてしまいます。
 その辺を先生にご理解いただきたいんです」



「お母さん、いくら発達障害があったとしても
 この世の中で生きていく以上、
 避けられないことっていろいろあると思うんですよ。
 いつも誰かに保護されて守られてないと
 生きていけないようではダメだと思います。
 自分で対処して解決できる力も育ててあげないと。
 それは、嫌なことも辛いことも、ある程度、経験しないと。」




正論です。はい。

ものすごく正しいのだと思います。




だけど、だけど、だけど、

全ての子供にこの正論が当てはまるわけではない、
ということも、真実なのだ。






こういうやりとりは、今までも何度も経験してきました。

だけど、いつも、最後は親としてのこちらの気持ちを
受け止めてくださる言葉で締めくくっていた。


ところが、初めての年配の女性の担任。

やっぱり自分の教育に自信があるのだろう。

決してこちらの気持ちを汲み取ろうという気配はない。




そもそも、発達障害、というものを知らないのかもしれない、

とさえ思わせられる。





しかし、私たちは一体、どこまで学校に社会に、
発達障害の特性を訴えればいいのだろう。


「性格」なのか「障害」なのか?


「みんなよくあること」だったら、そのまま放置でいいのか?


配慮をお願いすることはわがままなのか?






少数派ばかりが周りに合わせて生きていかなければならないのか

多数派は少数派の気持ちに寄り添うことを怠って
少数派を傷つけても許されるのか







前の記事での

「少数派であることをおそれてはいけない」

という、ジャーナリストの言葉を心に強く焼き付けつつも、

少数派であることは当たり前の道すら茨の道なのだ、

と、思わざるを得ない。






 
| 我が家の自閉症との関わり方 | コメント(17) |
2008-11-10 (Mon)
金曜日、帰宅したのび太は荒れていました。


「学校で何かあったの?」

「別に何もない」


とは言うものの、おやつを食べるときもイライラがわかるほど。




「宿題のひとり勉強、6ページもあるんだよっ!」

「6ページ?!一日2ページってことだね。
 あれ?でも、ちょっとは学校でやってきたんじゃないの?」


最近、のび太のクラスでは、
休み時間などに宿題をしてしまってもいい、と先生に言われていて、
のび太は昼休みにひとり勉強の宿題を
済ませて帰って来るのだ。

家に帰ってからは自分の好きな趣味の折り紙をしたり、
漢字や歴史の本をゆっくり読めるのだ。




「今日は担任のK先生がお休みで
 S先生が替わりに来て、
 S先生は『宿題はおうちでやるものです』って」



ははぁ~ん・・・それで荒れてイライラしていたんだな。

帰ってからやろうと、予定していたことが、
宿題のせいで予定が崩れてしまうから・・・



「学校で宿題を終わらせて、家でゆっくり
 『あれやろう、これやろう』って思ってたことが
 出来なくなりそうだから、イライラしたんでしょ?」

「ああ。そうかも。とにかく宿題のこと考えると
 頭にくるぅ~!!!」




元々、「宿題を学校でやってもいい」という先生の指示は
疑問だった。

宿題って、家でゆっくりやるもの、だと思うから。



ま、それでも先生がいい、っていうんだったら、
のび太みたいな子や放課後ガンガン遊びたい子や
スポ少に通っている子なんかは楽なのかな?

なんて思っていたけれど。





でも、先生によってこれだけ見解が違うと
混乱します。子供達は。


というか、のび太のような子は特に。







「じゃあさ、予定立てようよ。

 ①イライラをスッキリさせるために今日は予定通り、好きなことをする。
  その代わり、土曜と日曜3ページずつやる。

 ②宿題が気になるなら、さっさと今日の分の2ページをやって
  終わったあと、ゆっくり好きなことをする。

 どっちがいい?」




「う~ん・・・じゃあ、今日は宿題はしないで
 好きなことをやります


「OK!じゃあ、思う存分、どうぞ~」

「了解




とにもかくにも、
学校というものは教師本意で動いているものなんだな・・・










~番外編~




著名なジャーナリストの方が亡くなられましたが、
その方が最後にテレビで話された言葉の一節に
ハッとしました。


「少数派であることをおそれてはいけない」




多種多様な意見を表現できる自由、
それを認め合える社会が望ましい、


・・・といった内容である、と私は解釈しました。




勝手ながら言葉を引用させていただきました。

ご冥福をお祈りいたします。





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2008-11-07 (Fri)
のび太が4歳で、始めはアスペルガーと診断されたとき、

幼稚園の園長から

「お母さん、アスペルガーなんて障害、私は聞いたことがありません。
 しつけの問題を障害のせいにしようとしていませんか。
 自己診断でそういう診断名を言ってるんじゃないですか?」


と、信じられない言葉を言われました。



「○○病院のベー先生(仮名)に診て頂いて診断されました」

と、この辺ではかなり著名なのび太の主治医の名前を出して、
やっと、納得した園長。



教育者として、保育のプロとして、
自分の発言を恥じるべきだし、

母親である私への侮辱の言葉とも思えるのですが、
一言の謝罪もありませんでした。



6,7年前のことでした。







あれから、だいぶ、発達障害についても
社会的認知をされてきたはずだと思っていました。

特別支援教育なんてものも一応あるくらいですから、
せめて教育関係者は、知識として、
発達障害に関しては勉強するべきだと思うのですが・・・




友人のお子さんが通っている幼稚園に
のび太と同じタイプのお子さんがいるそうです。

こだわりが強く、子供の泣き声にパニックになるため、
幼稚園生活は本当に辛いようです。

で、やはり、アスペルガーと診断されたそうです。

これで子供を理解してあげられる
辛さを緩和してあげられる
周りに理解してもらえれば、きっと、落ち着いてくる


そんな風な希望を持って、
診断されたこと、そして、視覚支援、パニック時の対処法など、
幼稚園にお願いに行ったところ・・・



「うちの幼稚園ではひとりのお子さんだけに
 特別なことをするわけにはいきません。
 みんな平等、みんな同じ、みんな一緒、
 これが出来なければやめてもらうしかない。」


と、言われたそうです。



さらに、


「入園前に診断されていたのなら、
 入園をお断りしたのですが・・・」


とまで言われたとか・・・





確かにこの幼稚園は、
のび太と一緒に療育していたお子さんも通っていましたが

行事などでパニくる可能性があるときは
お母さんが付いていてくれることが条件での参加、
延長保育もある園なのですが、延長はお断り、
もしパニクった時はすぐに連絡するのでいつでもすぐ、
園に来られる体勢でいて欲しい、と言われている、

と、聞いていました。




キリスト教系の礼儀作法やお勉強を重視する幼稚園。

園の決めた枠からはみ出すような子は
ご遠慮願いたい


ということなのでしょうか?






さらに、


「万が一、怪我をした、怪我をさせた、なんていうことになったら
 いろいろ大変ですしね、
 そういうことになっても園側としては正直、困ります。
 今までも本当に先生方は○君には大変振り回されていたんですよ。」


「こういう子にはこういう子に合った場所があるはずですから
 そちらをお探しになってみたほうが・・・」







世も末である。


キリスト教系の幼稚園なのに、
障害のあるものを排除するとは・・・


神様はきっと嘆かれていることだろう




いくら社会の体制が出来てきても、
結局は、受け入れる人の心なのだ。


「受け入れる心」というのは、
なかなか難しいものなんだな・・・







| 世間の目 | コメント(8) |
2008-11-04 (Tue)
私は、人にあれこれ立ち入ったことをされたり言われたりすることが苦手。

自分なりの物事の進め方のプロセスや
完成予想図があるため、
他人の手や言葉でプロセスや完成予想図が
妨害されたり変化するのが許せないのです。

途中で横槍が入った時点で、
今までやっていた作業は自分の中で爆発して、
粉々に破壊されたように感じてしまうのです。






だから、私も、他人に余計な手出しや口出しはしません。

だって、自分がされたら、予定は爆破してしまうから。




でも、手出し口出ししないことで、逆に
「思いやりがない」とか「気が利かない」と、思われて、
小さいころなどは叱られてばかりいました。


「自分以外の人は、他人から横槍を入れられても、
 気持ちの中で予定が爆発しないんだろうか?」


これは、私の長年の疑問でした。


むしろ、「ありがとう」「おかげで助かります」などと、
横槍を感謝するらしい、ということも、
だんだん学習していきました。




自分は、どうして他の人と感じ方が違うのだろう




自分は「人の気持ちがわからない冷たい人間なんだ」と
感じて生きてきました。



のび太という少数派の息子を授かり、
そして、自分ものび太と同じ少数派の人間だったという事を知り、
やっと、「サイテーな自分」から解放されました。






でも、いくら診断されたからといって、
どうしたらいいかもわからない。

どんな場面で他の人たちは手や口を出して欲しいのか、
考えても考えてもわかりません。

わからないまま、今、こうして生きています。


「自分がされて嫌なことは、他の人にもしない」

これが間違いなのでしょうか?




今、のび太にも

「自分がされて嫌なことは、他の人にもしない」

と、言い聞かせていますが、果たしていいのだろうか?





時々、

「あ、今、本来なら何かすべきタイミングだったのでは?」

と、周りの雰囲気から察することはあるのですが、
じゃあ、一体、何を、どうすればいいのかな?



う~ん・・・


難しいなぁ~・・・









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