2012-06-20 (Wed)
「今日、美術の時間に、
 絵を見て感想を書く、ってのがあったんだけど、
 ボク、その絵を見て気持ち悪くなっちゃったよ~」

「え?気持ち悪い絵だったの?」


「風景の絵だったんだけど、
 ほら、点描画っていうの?
 点々で描いてる絵・・・」

「ああ!あるね~」

「あれ、気持ち悪くて・・・
 点々点々・・・って
 みんなに、なんで?なんで?って不思議がられたけど、
 あれ、近くで見ると、
 鳥肌が立ってきて見てられなかったんだよ~」



古い記事にも書いたことがあるのですが
これは、ゲシュタルトというらしい。

(過去記事・・・興味のある方はこちらを→「怖い模様」
                    「なんかイヤなものたち」)


点描画のように細かいものの集合体(で全体像を作っているもの)
連続の同じ模様、
繰り返し続ける同じメロディー、


そういったものに恐怖感や不安感を覚えることが
特に発達障害の人に多く見られるのだそうで。



私も昔、家の木目が怖かった。

木目を近くで凝視するとなにやら永遠に終わらない「何か」が
こちらに迫ってくるような感覚になって。


あと、やはり同じフレーズを必要以上に繰り返す音楽が嫌だ。

主旋律じゃなくても、メロディーの後ろで
ずっと響き続ける同じフレーズのリピートが
苦しくて苦しくてたまらなくなってしまう。



おそらく、感じない人には、

何故、そこばかり凝視するのか、
何故、そこばかり気にして聞くのか、
気持ち悪いならそこに注目しなきゃいいだろう、

って思うでしょうが、

気にしないようにしてもどうしてもどうしても
意識はその不快部分に吸い込まれてしまう・・・






人それぞれ、好みが違うように
不快に感じる感覚も人それぞれで、
そういう部分を100%理解して欲しい!とは言わないけれど、

人それぞれなんだ、
同じものに対しても
いろんな感覚、いろんな感じ方がある、という事を
お互いに認め合っていけたら、
お互いにもっと楽に関わりあえるのかな~

などと、思うのであります。





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2011-12-01 (Thu)
のび太のP中学で生徒会役員選挙があった。

人数も少ないし、
あくまでも個人の意思を重んじる学校なので
ほとんどが無投票当選らしい。

みんなが納得できる人しか立候補しない。

ある意味、空気の読めるヤツらが
立候補したりしなかったり判断するのだろう(笑)



そんな中、唯一、選挙になったポストに、
のび太のクラスからふたりの女子が立候補した。






のび太いわく、

「Aさんはいつも笑顔を絶やさない『いい子』で
 すごく頑張りやの人」

「Bさんはリーダーシップがあって
 クラスをまとめる力のある人」



ここで驚いたのは、何より、のび太が他人を分析できている事。





AさんBさんがどういう人かということよりも、
のび太が人間観察をしっかりできていると言う事だ。





「で、どっちに投票したの?」と聞くと、

「すっごく迷ったんだけど、Bさん。
 生徒会の役員だから、やっぱりリーダーシップが
 大事だと思って」


ほお。

そうか。



で、やはりBさんが当選したそうで。






「でもさ、Aさんって本当に良い人なんだよ。
 どんなに大変な時でもいつも笑顔なんだよ。
 すごくいい人なんだよ」






ふぅ~ん。

こういう人間分析が出来るようになったということは
客観的に自分の事も省みる事もできるかもしれないよね。

どんな風に他人から見られているか、

自分の態度がまわりにどう受け取られるか。






のび太は語彙選びもストレートなので
こういう分析などは、わかりやすいし、伝わりやすい。



不器用だけに、ものの見方も真っ直ぐだろうね。





ASの特権を上手くフル活用して生きてくのも、いいな。




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2011-11-21 (Mon)
部活について、あれこれ思い悩むのび太。

「ついに動き出す!」ところまでは行ったのですが、

なかなかまとまらない意見や、
どういう風に学校側に気持ちを伝えるのがベストか、
いろいろ考えているうちに、

「自分でもどうしたら良いのか
 頭の中がゴチャゴチャで解んなくなっている」

と、叫んでいます(笑)




ヤル気がある人と、
それほどヤル気のない人と、
どうしても温度差がある。

そこをどうやって意見をまとめるか、
先輩との折り合い、などなど、
普通でも難しい問題を、
AS系人間のび太が理路整然と対処できるはずもなく、
迷いに迷っています。


「そういう時は、箇条書きにしたり、
 図に描いたりしてみればいいんだよ」

などとアドバイスしたり。






人はみんないろんな考えがある。

みんな、自分と同じ気持ちではない。


そういう事を実感しているようですね。






ある日、先輩が、

「このトレーニングいいんだよ。
 体幹を鍛えるんだ」

と、言ったら、

女子が口をそろえて

「タイカンってなんですか~?」

と、聞いてきたそうで。




のび太は

「体幹も知らないで陸上やってるなんて
 信じられない。ありえない」

と、呆れていたのですが・・・


「いや、でもね、みんながみんな、
 のび太や先輩達みたいに家でも自主筋トレしたり、
 ネットで鍛え方を研究したり
 してるわけじゃないんだよ」

というと、



「だって、Mちゃんとか『部活、真剣にやりたい』
 って言ってるくせに『体幹』が
 わかんないって言うんだよ~」


と言うので、

「あのね、ヤル気がある人全員が
 のび太みたいにアレコレ調べたり
 いつも部活のこと考えてるわけじゃないんだよ。
 同じ『ヤル気がある』人でも
 その度合いは人それぞれなの。
 のび太みたいに、ヤル気100%ばっかりじゃないの」



と言うと、



「ええ~!そうなの~?
 ヤル気がある人はみんなボクと同じように調べたり
 家でも筋トレしたりしてるかと思った」





まさか?!

そんな人ばっかりだったら
キミ達の部活、スゲー成績上げるでしょうよ(笑)



のび太みたいにやれる事は何でもやって
とにかく成果を出したい人もいれば

やれる事はやりたいけど筋トレは家ではしない、とか

ヤル気はあるけど部活の時だけ頑張る人、とか



同じ「ヤル気がある」でも
そのヤル気度合いは様々である、

つまり、

「世の中に自分と100%同じ考えの人はいない、
 と、思っていた方がいい」


と言う話をしたのですが・・・(汗)





なかなか納得できないようなのび太(笑)


でも、中学生で「人の気持ちは100人100様」を
実感できてよかったと思うよ。


私、大学の時に同じピアノの先生についてた子が
今思えば、「ドップリAS」な人だったんだけど、

「世の中、全ての人間が自分と同じ考えだと思ってた」
「こんなにいろんな考え方があるんだってビックリした」
「いろんな考え方が世の中にあって信じられない。
 訳がわからない。ありえない」


と、カルチャーショックを受けてた子がいたんだけど、

その子、本当に箱入り娘だったらしく、
さらにいかにもASな行動でみんなを振り回してたんだよね。


今だから、あ、ASだよね、仕方ないよね、
私もそうだから、って思うけど、

ASなりの世間の荒波にもまれ続けてた私には
かなりこの子がキライだった(笑)



だから、のび太は早いうちにそういうことを実感できて
よかったんだと思う、うん、うん。



凝り固まった自己って、なかなか変えられないからね。

若いうちに、早いうちに、
世間や他人との壁にぶち当たった方が
ASは特にいいんだと思います、はい。






世の中に自分と100%同じ考えの人はいない

これが、ASにとっての格言でしょうか(笑)












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2011-09-29 (Thu)
のび太はASの特長によくある
「言葉を字義通りに捉える」の
典型的なタイプ。



昨日、弁当なしの午前授業だったのび太と
一緒にテレビを見つつランチ。

「笑っていいとも」に
「きゃ○ーぱ○ゅぱみゅ」とかいう(言えない・・・笑)
女の子が出ていた。


その子のプロフィールが出てきて

「本名は『~~~~~~~~きゃ○ーぱ○ゅぱみゅ』
って言うんですぅ~」
(~~~~~~の部分もひらがなで英語風読み)

って言い出したら、のび太が








「そんな本名、あるわけないし!!!
 日本人のくせに訳わかんないよ!何言ってるの?!」


と、お怒りに(笑)



さらに、


「この人、何言ってるの?本名って?
 学校でも『きゃ○ーぱ○ゅぱみゅ』って言われてるの?」


と、怒りが収まらないようなので、


「芸能人って大変なんだよ。
 嘘でもちょっと面白いこととか言わなきゃ
 注目されないんだよ。

 注目されるために、こういうプロフィール作ったり、
 誰も言えない様な名前にしたりするんだよ」



「じゃあ、本名って嘘なんだ。
 ふう~ん・・・大変だ、芸能人って。
 でも、こーゆーのっておかしいよ。
 変だってば!」



そうなんだけどね。





そういえば、以前、同じ状況で
AK○48が出たときに、

「自己紹介と好きな四字熟語を言ってください」
って時に、

「好きな四字熟語は焼肉定食です

とか言うのを聞いた時にも
お怒りになってたのび太さん。


それ以来、AK○48がテレビに出るたび、

「好きな四字熟語は焼肉定食とか言う人、
 僕はキライだ!」

と言い続けていたのび太。





 
う~ん、

そういう細かいところに突っかかるなんて

のび太の方がめんどくせ~!

って思っちゃったりする(笑)



大目に見てやってよ。

彼女達だって必死なんだよ(笑)








あ、そういえば久しぶりに知人に会った時なんか

「のび太くん、ずいぶん大きくなったね~
 お母さんより大きくなって頼もしくなったね~」

なんて、まあ、よく言われるじゃない?

で、私は一応、謙遜して

「外側だけ大きくなったけど
 中身はスカスカなんだよ~
 頭を振るとカランカランって音がするの~」

なんて、どうしても笑いとオチのある方向に
持って行きたくなって
こんな風に返したりすると、


「お母さん、ボク、中身もしっかりしてるよ。
 頭、カランカランなんて鳴らないよ」

って、マジで返された事もありました(笑)




「わかってるよ。
 こういうときは謙遜してちょっと自分達を
 落として言うものなんだよ。
 大人同士の会話ってこういう風なんだよ。
 お母さんもなかなかやるでしょ?(笑)
 で、ちょっと笑いに持っていきたいじゃん、
 お母さんってさ」

というと、

「ああ、そうなんだ。なるほど。
 大人って難しいなあ」

だって。





納得してくれて、ちょっと安心しました。













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2011-09-14 (Wed)
月末に期末テストを控えているのび太。

前回のテストが成績大暴落だったため、
これ以上、成績が下がったら
陸上のトレーニングに通うのを止める、
という約束をした。

往復2時間かけてトレーニングに行くより、
P中学へ入学したからには
しっかりと勉強しなければいけない、

それがP中学校の生徒の使命だから、

勉強を頑張って、それからの陸上だろう、

という事での約束。






とはいえ、のび太の脳内は「100%陸上」状態。

朝も5時40分に起きて2~3㌔走っている。

なかなか、勉強にも身が入らないようだった。




余り、何度も「勉強勉強」って言うのはいやだから、
なるべく放置しておこうと思っていたけど、

一応、あえて念を押した。



「次のテストの成績がこれ以上下がったら
 陸上トレーニングに通うのは止める約束だからね」






そうしたら、次の日。


「しばらくの間、朝のランニング、休む。
 勉強に気持ちを集中させたいから」


とな。





「へ?朝走るの、辛くなった?」

と聞くと、

「いや、そうじゃないけど、
 やっぱり陸上と勉強と同時に頑張るのは
 難しいから」




なるほどね。



フツーだったら、朝のランニングも
勉強の気分転換になっていいじゃん!
って思うんだけど、

やっぱ、頭の中で勉強と陸上と二つのことを
同時に頑張るっていうのは、難しいんだろうね。





でも、そうやって、自分の脳内キャパを知って、
自分でコントロールできるようになってきただけでも
かなりの成長じゃないかな、
と思うのだ。



でもね、
朝のランニングくらい、やってもいいんじゃない?

と思うんだけど。


やっぱ、ムリなのね・・・・・(爆)














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